オーム電機AudioComm スピーカーのレビュー
オーム電機のAudioComm スピーカー、モデルASP-593Zは、テレビやパソコン、スマホなど、さまざまなデバイスに対応した有線の2.1chスピーカーシステムです。このスピーカーは、最大総合出力11Wを誇り、重低音の迫力あるサウンドを実現しています。
まず、デザインについてですが、幅132mm、高さ200mm、奥行159mmのコンパクトなサイズで、どんな環境にもすんなりと馴染む外観です。左右スピーカーとサブウーファーの3スピーカーを搭載しており、縦の空間を有効に使えるため、狭いデスク上でも邪魔になりません。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
音質に関しては、周波数特性が25Hzから20kHzまで対応しているため、低音から高音までバランス良く再生できます。特に、サブウーファーの重低音は迫力があり、映画や音楽を楽しむ際に臨場感を与えてくれます。また、音声入力はφ3.5mmステレオミニジャックとRCA接続に対応しており、接続も非常に簡単です。
ただ、気になる点もいくつかあります。まず、最大出力が11Wと十分なパワーを持っているものの、大音量で使用した際に若干の歪みを感じることがあります。特に重低音が強調される曲では、その傾向が顕著です。また、実用最大出力が左右スピーカー3W×2、サブウーファー5Wという構成なので、広い部屋での使用には少し物足りないかもしれません。
さらに、付属のACアダプターが約150cmとやや短めなので、設置場所によっては延長コードが必要になることもあります。しかし、これらの点を考慮しても、コストパフォーマンスは非常に良く、特に価格を重視する方にはおすすめできる製品です。
実際にこのスピーカーを使用してみると、映画を観るときや音楽を聴くときに、音の迫力が全く違うことに驚かされます。特に、サブウーファーの存在は大きく、低音の響きがしっかりと感じられるため、アクション映画やライブ映像を楽しむ際には最高のパートナーとなります。
総じて、オーム電機のAudioComm スピーカーASP-593Zは、コストを抑えつつも迫力あるサウンドを求める方に非常に適した製品です。デザインもスタイリッシュで、使い勝手も良いので、ぜひ一度試してみる価値はあります。音質にこだわりがある方には物足りない部分もあるかもしれませんが、家でのエンターテインメントを向上させるための良い選択肢になるでしょう。