いちごジャムは、多くの人々に愛されている美味しい食品の一つです。その甘さは、トーストに塗ったり、ワッフルやヨーグルトと組み合わせることで、より一層引き立ちます。数あるジャムの中でも、いちご味は特に人気が高く、広く親しまれています。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアに行くと、いちごジャムが手に入るのは嬉しい限りです。ジャムパンの中身としても、いちごジャムは非常に一般的であり、スーパーマーケットの棚には必ずといっていいほどその姿を見ることができます。
しかしながら、そんな美味しいいちごジャムに対して「果たして実際には購入しない方が良いのでは?」と疑問に思ったことはありませんか?
いちごジャムは甘くて美味しいものの、いちごの原材料費を抑えるために、添加物を使用している製品もあるのです。これから、いちごジャムの成分や選び方、保存方法について詳しく解説していきます。また、自宅で手作りのいちごジャムを作ることも可能ですので、ぜひ挑戦してみてください。
それでは、詳しく見ていきましょう。
いちごジャムの成分について
一般的にいちごジャムの成分は、いちごの果肉だけで構成されていると考えられがちですが、実は製品によっては添加物が含まれていることも多いのです。
製品の裏面をよく確認すると、「ペクチン(ゲル化剤)」と記載されていることがあります。これは、いちごの量が少ない場合に、本来のとろみが得られにくいため、そのとろみを補う目的でペクチンを使用しているのです。
さらに、酸味を加えたり、ペクチンの固化を助けるために、クエン酸が含まれている商品もあります。クエン酸自体は自然界に存在する成分ですが、大量に摂取すると胃腸に悪影響を及ぼし、痛みを引き起こすこともあるため注意が必要です。
自宅でいちごジャムを手作りする際には、ペクチンやクエン酸を加えずにシンプルに作ることも可能です。できるだけ少ない材料でいちごジャムを作成するためには、添加物が使われている商品には十分な注意が求められます。安心していちごジャムを楽しみたい方には、成分をしっかり確認することをおすすめします。
いちごジャムに使われている砂糖の量について
いちごジャムの甘さの秘密は、もちろん砂糖の存在によるものです。この砂糖を加える理由は、保存食としての保存期間を延ばす目的も兼ねています。
では、実際にどれくらいの砂糖が使われているのでしょうか? 伝統的ないちごジャムでは、全体の50%以上の砂糖を使用して作られていることが一般的です。
美味しいからといって食べ過ぎてしまうと、砂糖の摂取量が過剰になる可能性があるため、注意が必要です。いちごジャムの大さじ一杯分のカロリーは約53キロカロリーですので、参考にしてください。
いちごジャムの保存について
長期保存が可能ないちごジャムですが、一旦開封してしまうとカビが生えるリスクがあることを忘れてはいけません。いちごジャムを開封した際には、速やかに蓋を閉めることを心がけてください。そして、清潔なスプーンやヘラを使用することで、より安心して楽しむことができるでしょう。
空気中にはカビの胞子が漂っていることがあり、使用したスプーンから雑菌が混入する可能性があるため、注意が必要です。
さらに、開封後は常温保存は避けるべきです。冷蔵庫の中、つまり10度以下の涼しい場所で、しっかりと蓋をして保存することが重要です。
それでも、低糖度のジャムはカビが生える可能性があるため、できるだけ早めに食べきることをおすすめします。食品ロスを防ぐためにも、自分が食べきれるサイズのいちごジャムを選ぶことが賢明です。
旬のいちごを使ったいちごジャムの作り方
手作りのいちごジャムを作るために必要な材料を以下にご紹介します。
必要な材料は、いちご、いちごの量に対して50%以上の砂糖、そしてレモンの3つです。
まず、鍋に入れる前にいちごをしっかりと洗い、水を切った後に計量した砂糖を加えます。使用する砂糖は、上白糖でもグラニュー糖でもどちらでも問題ありません。
いちごと砂糖を丁寧に混ぜ合わせたら、数時間おいておきます。いちごと砂糖がしっかりと馴染んだら、加熱を始めます。いちごからはかなりの水分が出てきますので驚くかもしれませんが、特に心配する必要はありません。あくを丁寧に取り除きながら、焦げないように時折かき混ぜながら煮ていきます。
水分がある程度飛んだら、最後にレモンを加えて完成です。お部屋中にはいちごの甘い香りが広がり、心も癒されることでしょう。
手作りのいちごジャムは、煮沸消毒した清潔な瓶に入れて保存します。添加物が一切含まれていないいちごジャムは、できるだけ早く消費することをお勧めします。
まとめ
以上で、いちごジャムに関するさまざまな情報をお届けしました。
美味しく楽しめるいちごジャムは、選ぶ際にできるだけ自然に近い材料を使用した商品を選ぶことで、安心して食べることができます。そして、食べきれるサイズを選び、開封後は冷蔵庫に入れるよう心がけることが大切です。
正しい取り扱いを行いながら、おいしいいちごジャムを最後まで楽しんでください。そして、旬の美味しいいちごが手に入った際には、ぜひ自宅でいちごジャムを作ってみることをおすすめします。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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