雨の日に自転車やバイクを利用する方々にとって、必須アイテムとして欠かせないのが雨ガッパです。この雨ガッパは消耗品として扱われることが多いですが、できる限り長持ちさせたいと誰もが思うことでしょう。また、色やデザインについても自分の好みに合わせて選ぶことができれば、より満足度が高まります。現在、市場には多種多様な雨ガッパが存在しており、それぞれに独自の特徴がありますので、これから購入を検討している方々に少しでも役立つ情報をお届けできれば幸いです。
種類
•上下セパレートタイプ
このタイプは、上着とズボンがセットになっており、長時間の移動や作業に特に適しています。動きやすさがしっかりと確保されているため、快適に過ごすことができます。
•ワンピースタイプ
このスタイルは、一度は着用したことがある方も多いのではないでしょうか。丈が長く、全身をしっかりと覆ってくれるため、特に足元が濡れやすくなるという欠点もありますが、着用しやすさという点では非常に魅力的です。
•ポンチョタイプ
頭からかぶるスタイルで、急な雨に対処する際に便利です。上半身はしっかりと守られますが、膝から下の部分はそのままだと濡れてしまうため、工夫が必要となります。
撥水性、耐水圧、透湿圧
撥水性
撥水性とは、生地の表面に撥水剤をコーティングすることによって、表面に付着した水滴を弾くように加工された状態を指します。このため、生地の繊維の隙間は塞がれず、空気や蒸気は自由に通過しますが、使用しているうちに撥水効果は次第に弱まっていきます。その際には、スプレータイプの撥水剤を使用することをお勧めします。
耐水圧
耐水圧は、生地が水に対してどれだけ耐えられるかを示す性能の数値です。具体的な基準は以下の通りです。
小雨…300mm
中雨…2000mm
大雨…10000mm
嵐…20000mm
これらの数値は、用途に応じて参考にしたい重要な指標です。
透湿圧
透湿圧は、衣服内の蒸気状の汗を生地が外に排出する能力を示す指標となっています。透湿度は、生地1平方メートルあたり、24時間に何グラムの水分を外へと排出できるかという数値で表現されます。透湿度が5000グラムから10000グラムのものは、比較的蒸れにくいとされています。カッパを着用して作業を行う方にとって、この数値は特に重要な参考材料となります。
デザイン
機能性
機能性を重視したデザインには、フードや袖を調整できる機能や、暗い場所での安全性を考慮した反射テープ付きの商品、さらには収納ポーチが付いているものなど、実用性に富んだ商品が揃っています。
オシャレ
トレンチコート風の、雨ガッパとは思えないほど可愛らしいデザインや、水玉模様やチェック柄などのキュートな商品も多く存在します。これらのアイテムなら、雨の日でも楽しんで外出できることでしょう。
どれくらい持つのか
一般的には、雨ガッパは約5年ほどの使用が可能であるとされています。
おすすめなメーカー
マック（Makku）
ECサイトで広く流通しているブランドで、低価格ながらも高機能な商品が多く、特に登山をする方に適しています。
ワークマン（WORKMAN）
こちらのブランドも、低価格でありながら高性能な商品を提供していることで知られています。ストレッチ性があり、着心地の良さも特徴の一つです。
ザノースフェイス（THE NORTH FACE）
防水性、透湿性、防風性をバランス良く兼ね備えた素材を使用しており、雨の日のアウトドア活動でも快適に使用することができます。デザイン性も非常に優れています。
ミズノ（MIZUNO）
このブランドも、低価格でありながら高性能な商品を提供しており、特に登山用のセパレートタイプが人気を博しています。多くの日本人が富士山登山時に愛用しているのも特徴的です。
wpc w.p.c.
このブランドは生地が薄く、大雨にはあまり向いていませんが、軽量で持ち運びが簡単です。可愛らしいデザインが多く、特に女性から高い人気を得ています。雨の日でも気分を上げることができそうです。
買ってはいけない！雨カッパ
雨カッパを選ぶ際には、その必要性を重視することが重要ですが、ここでは注意すべき雨カッパについて詳しく考えてみましょう。
収縮性のない雨カッパ
登山や雨の日にお仕事で使用する方には、ストレッチ素材の雨カッパが動きやすく、快適さを実感しやすいです。ストレスを感じにくい選択が望ましいですね。
蒸れやすい雨カッパ
アウトドアでよく動く方には、透湿度5000グラムから10000グラムのものを選ぶことをお勧めします。雨カッパの中で汗をかくと不快感を感じることがあるため、雨だけでなく汗もしっかり外に逃がしてくれる商品を選んでみるのはいかがでしょうか？
まとめ
雨の日に欠かせない存在である雨カッパについて、主に3種類のタイプがあることが分かりました。例えば、通勤や通学で自転車やバイクを利用し、ある程度の距離を走る方には、セパレートタイプが全身をしっかりとカバーできるため、特におすすめです。
また、歩いて外出する際に傘を持つことができるのであれば、機能性よりもデザイン性を重視できるため、ワンピースタイプやポンチョタイプも良い選択肢となるでしょう。
色や形など、可愛いデザインが多数存在するため、雨の日でも気分を上げることができるに違いありません。
登山などのアウトドアでは、撥水性、耐水圧、透湿圧、防風性などに優れたブランドを選ぶことが重要です。見た目のデザインにもこだわりつつ、ポケットのサイズやファスナーの使い勝手も考慮されている商品が多く見受けられます。
ここで紹介した以外にも多くの有名メーカーの商品がありますので、さまざまな雨カッパを見比べて、自分にぴったりの一着に出会えることを心より願っています。
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