
飲み物の自動販売機とタクシーの運転手さん
最近、個人タクシーの運転手さんとの交流が増える機会がありました。実は、私が新たにアルバイトを始めたばかりで、その仕事の性質上、タクシーを利用する頻度が非常に高くなっています。特に夜中の3時ごろに乗ることが多いので、便利さを求めて「タクシーアプリ」を試してみたのですが、これがなかなか使い物にならないのです。特に深夜や住宅街では、まったく配車ができずにとても困ったことがありました。そこで、知人にお願いして個人タクシーの運転手さんを紹介してもらったおかげで、急場をしのぐことができ、本当に助かっています。
この運転手さんは70歳代で、運転技術には何の問題もなさそうですが、会話をする際に活舌があまり良くないため、少し不安を感じることもあります。活舌が悪い上に、コロナ対策としてシールドやマスクを着用しているので、時には何を言っているのか全く理解できないこともありますが、せっかくのご縁ですから、できるだけお話に付き合うように心がけています。
いろいろなお話を伺っている中で、特に興味深かったのが「自動販売機」の話です。この運転手さんは、様々な事業や活動を行っていて、その一環として自宅に飲み物の自動販売機を設置しているとのことです。彼は多くの仕事を経験してきた結果、このような事業を展開しているのだと感じました。実は、私も自動販売機を設置したいと考えたことがあったのですが、様々な事情から断念せざるを得ませんでした(設置場所の問題などがあったため)。でも、遊びながら収入を得られるというアイデアはとても魅力的ですよね。それでも、実際に自動販売機を運営しているこの運転手さんから話を聞くと、思った以上に大変そうでした。仕入れや飲み物の補充作業を他の人に委託してしまうと、収益が減ってしまうそうです。だからこそ、この運転手さんは自らベンツを使って仕入れに行き、自分の手で飲み物を補充しているとのこと。高齢の方にとっては、なかなかの重労働に思えました。
綾鷹カフェを飲んだいきさつ
この運転手さんは、自動販売機で販売する飲み物を信じられないほど安い価格で提供しているとのことです。そんなことが本当に可能なのかと驚きましたが、大阪では80円や50円で売られているのを見かけたことがあるので、なるほどと思いました。どうやら問屋さんから不人気商品や消費期限が迫った商品をこの運転手さんに託けてくることがあるらしく、綾鷹カフェもその一つだったようです。
どうやら彼のところでも、この商品が売れ残っていたらしく、特に困っていたわけではないと思いますが、捨てるよりは私にあげた方がマシだと判断したのか、なんとまるごと1ケースをくれました。何でも、50ケースも仕入れてしまい、まだ相当余っているとのことでした。
そもそも綾鷹カフェとは?
綾鷹カフェシリーズは、コカ・コーラの「綾鷹」という緑茶ブランドから2023年4月3日に新たに誕生した製品です。素材や製法に非常にこだわったこの製品には、「綾鷹カフェ 急須珈琲 ラテ」と「綾鷹カフェ 急須珈琲 ブラック」の2種類があります。私がいただいたのは「綾鷹カフェ 急須珈琲 ブラック」です。
「綾鷹カフェ 急須珈琲 ラテ」は、ほうじ茶の香りがほんのりと感じられ、まろやかでスッキリとした味わいが特徴です。一方で、「綾鷹カフェ 急須珈琲 ブラック」には抹茶の風味が感じられるようです。
このシリーズは、京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店」と、スペシャリティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」の監修を受けているとのことです。
綾鷹カフェを飲んだ感想
私はコーヒーやお茶が大好きで、特にお茶には特別な思い入れがあります。しかし、缶入りやペットボトル入りのコーヒーはどうも苦手で、甘ければある程度はコーヒー牛乳の感覚で飲めるのですが、ブラックの場合は一口飲んだ瞬間に「おえっ」となってしまうのです。ドリップコーヒーのブラックは普通に楽しめるのですが…。
しかし、せっかく無料でいただいた1ケースの綾鷹カフェですから、試しに飲んでみようと決意しました。「綾鷹カフェ」シリーズは、お茶をもっと自由に、もっと楽しくするというコンセプトがあるので、少し期待を寄せていました。
しかし、やはり期待は裏切られました。むしろ普通のペットボトルコーヒーよりも美味しくないと感じてしまい、思わず吐き出してしまいました。コーヒーと抹茶は絶望的に合わないなと感じました。まあ、あまり売れない理由も納得できますね。
それにしても、天下のコカ・コーラがこの製品を世に出したことには驚きを隠せません。企画自体は理解できるものの、味見をすれば無理だとわかりそうなものなのに、どうしてこうなったのでしょうか?
結局、私は仕事場に置いてきて、「ご自由にお持ちください。」という感じで置いておいたのですが、なかなか無くなることはありませんでした。お金のない若者にも敬遠される状況で…。
最終的に、私の初めての「綾鷹」体験は非常に残念な結果となってしまいました。
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