買っても使えない？買ってはいけないスマートテレビ

「ＮＨＫが映らないテレビ」として広く認識されている製品の正式名称は、「チューナーレス　スマートテレビ」です。

さて、この製品は果たしてテレビと呼べるのでしょうか？受信料を本当に払わなくても問題ないのか、多くの人が疑問を持つのも頷けます。

受信料を避けることができるという情報や、映画を観るためにわざわざレンタルショップに行かなくても済む利点が強調されていますが、情報を慎重に精査する必要があります。

特に、価格やおすすめ情報だけを参考にして購入すると、予期せぬ失敗を引き起こす可能性があります。私自身も、購入した製品が必要とするアプリやサービスに対応しておらず、機能が制約されるという困った経験をしたことがあります。

残念ながら、利用できないタイプが存在することも事実です。

ここでは、避けるべきスマートテレビについて詳しく掘り下げていきたいと思います。

スマートテレビとは

スマートテレビには特定の定義がなく、「インターネットに接続できるテレビ」という広義の意味を持っています。

そのため、放送局の番組が視聴できるかどうかは関係がなく、単にインターネット接続が可能であれば、それはスマート(賢い)テレビと呼ばれます。

チューナーレステレビとモニターの違いは？

「インターネットに接続可能なテレビ」という表現を聞くと、モニターと同じだと考える方も少なくないでしょう。私もかつてそう思っていました。

まず、テレビに内蔵されている「チューナー」について詳しく説明します。これはテレビ局から送られる信号を受信し、映像を画面に表示するために欠かせない重要な部品です。

「チューナーレス」という表現は、その名の通り、チューナーが搭載されていないため、テレビ番組を視聴することができないことを意味します。

では、モニターとの違いは何でしょうか？モニターは単独ではインターネットに接続することができず、パソコンが必要となります。

要するに、スマートテレビは単体でインターネットに接続できるのに対し、モニターは単独では接続できないという明確な違いがあります。

見た目が似ているため、安価だからといって無条件にモニターを購入するのは避けるべきです。

スマートテレビでできること

インターネットに接続することで、スマートフォンやパソコンで視聴していた動画や映像をテレビの大画面で楽しむことができます。

さらに、スポーツの試合を観戦しながら、好きなチームの応援チャットを同じ画面で、多くの人と同時に行うことも可能です。

スマートフォンで撮影した写真や動画を「ミラーリング機能」を使って、テレビ画面に映し出すこともできるのです。

また、「スカイプ」や「Zoom」をスマートテレビで使用することで、まさにリアルな「テレビ電話」が実現します。

さらに、テレビ放送とは異なり、一時停止や早送り、お好きなシーンからの再開ができるのも大きな特徴と言えるでしょう。

タイプや種類の確認

テレビには、視聴可能な「チューナー付き」と、視聴できない「チューナーレス」の2つのタイプがあります。

また、アプリを動作させるために必要な「ＯＳ」（オペレーションシステム）によって、使用方法や利用できるアプリの種類も異なってきます。

スマートテレビの選び方

さまざまな情報を調査した結果、スマートテレビの「OS」にはいくつかの種類が存在しています。

・「Android TV OS / Google TV OS」　グーグルが提供

・「webOS」　LG社が開発

・「独自開発ＯＳ」　東芝、パナソニック、ハイセンスなどのメーカーによるもの

ＯＳだけでなく、自分が利用したいサービスコンテンツが使えるものから選ぶのが賢明です。。

対応サービスで選ぶ

使用したいサービスが、その「スマートテレビ」に対応しているかどうかを確認することが非常に重要です。

特に独自の「ＯＳ」を搭載したモデルでは、初期設定のメジャーなサービスしか利用できない場合があるため、注意が必要です。

多くのサービスを希望する場合は、「Android TV」や「Google TV」を搭載しているモデルがおすすめです。