ヘルシア緑茶は買ってはいけない？危険性はあるの？

「緑茶」は、日本人にとって非常に身近で親しみやすい飲み物であり、日常生活の中で多くの人に愛されています。

この緑茶には、健康やダイエットに良い影響を与えるとされる「カテキン」や「カフェイン」が含まれていて、これらの成分について耳にしたことがある方は少なくないのではないでしょうか。

特に、茶カテキンを豊富に含む『ヘルシア緑茶』は、内臓脂肪を減少させる効果が期待できるため、ダイエットを意識している方々にとって非常に人気の高い選択肢となっています。

ヘルシア緑茶はその素晴らしい効果が期待できるものの、体に対する影響について不安を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いくら健康に良いと言われている「ヘルシア緑茶」であっても、実際には人体に悪影響を及ぼす可能性があることをご存知でしたか？

今回は、この「ヘルシア緑茶」に潜む危険性について、詳しく解説していきます。

ヘルシア緑茶とは

ヘルシア緑茶は、日本の著名な飲料メーカーであるキリンが製造・販売している特別な緑茶の一種で、多くの人に親しまれています。

この緑茶にはカテキンをはじめとするポリフェノールが豊富に含まれており、その抗酸化作用によって健康促進に寄与するとされています。また、カフェインも含まれているため、覚醒作用を期待できる飲料としても知られています。

ヘルシア緑茶には、脂肪の分解と消費を促進する酵素の活性を高める茶カテキンが多く含まれており、脂肪を効果的に代謝し、エネルギーとして消費するのを助けるため、特に内臓脂肪が気になる方にはおすすめの飲料です。

ヘルシア緑茶は危険！？

ヘルシア緑茶は高濃度の茶カテキンを含有しており、特定保健用食品として国から認定されています。

茶カテキンのおかげで体脂肪の代謝を促進し、内臓脂肪の燃焼効果が国の承認を受けた商品です。

しかしながら、ヘルシア緑茶を飲んだ結果、下痢や嘔吐の症状が現れたとの報告も存在します。

その原因は一体何なのでしょうか？

実は、この高濃度の茶カテキンの摂取が引き起こす症状なのです。

このように多くの効果が期待できるカテキンですが、過剰摂取には十分に注意が必要です。

緑茶などを大量に飲むことによって、カテキンが結合しタンニンという成分に変わることがあります。

このタンニンは酸化しやすく、たんぱく質を凝固させる特性があるため、体内に悪影響を及ぼす可能性があることを知っておくべきです。

酸化したタンニンはタンニン酸となり、胃粘膜を薄くする要因となる恐れがあります。

そのため、大量に摂取すると吐き気や胃痛といった不快な症状が現れることがあるのです。

また、ヘルシア緑茶に含まれる『高濃度カテキン』が原因であるとされる『肝臓障害』の事例が、カナダやフランスで複数報告されており、販売禁止措置を受けています。

この障害は、ポリフェノンという人工的に抽出されたカテキンが原因とされ、ヘルシア緑茶にもこのカテキンが含まれています。

肝臓に疾患がある方や、肝機能に不安を抱えている方は、飲用を控えるべきです。

ヘルシア緑茶のメリットとデメリット

健康を重視している人々にとって、ヘルシア緑茶は非常に魅力的な選択肢ですが、同時に留意が必要な側面も存在します。

ヘルシア緑茶の利点と欠点をしっかりと確認していきましょう。

デメリット

・価格が高い

一般的に流通しているお茶と比較すると、特定保健用食品に認定されているヘルシア緑茶は決して安価ではありません。値引きされることも少ないため、まとめて購入するなどの工夫が必要です。

・お腹がゆるくなる

摂取量が過剰であったり、胃腸が弱い方の場合、下痢や嘔吐の症状が出るリスクがあります。

・肝機能への副作用

高濃度のカテキンが、肝臓に負担をかける可能性が懸念されています。

・必ず痩せるものではない

その効果は個人差があり、体に合わない方もいるため、過度な期待は禁物です。

メリット

・飲み方は自由

飲むタイミングや方法に制限がなく、自分の好きな時間に楽しむことができるのが魅力です。

・１日に１本

効果を得るためには、１日に１本で充分であり、何本も飲む必要はありません。

・内臓脂肪や血糖値の管理

食後の血糖値をコントロールしたり、内臓脂肪を減少させる手助けをしてくれます。

・健康維持に役立つ

現在健康な状態の方にも、飲用することで風邪やがんの予防に繋がる可能性があると考えられています。

楽に飲み続けられる一方で、デメリットを十分に理解した上で飲用することが重要です。

まとめ

健康やダイエットを意識している方々にとって、できるだけ楽に取り組みたいと考える人は多いでしょう。

手軽に、好きなタイミングで飲むことで健康やダイエットを実現できるというのは、非常に魅力的な選択肢だと思います。

しかしながら、今回ご紹介したようなデメリットが存在することも事実です。

特に、胃腸に問題がある方や肝臓が弱い方は、ヘルシア緑茶を控えるべきです。

食生活の見直しや適度な運動を取り入れ、ヘルシア緑茶に過度に依存しない健康づくりを目指してみてはいかがでしょうか。