買ってはいけない冠婚葬祭服 マナーを知っていて損はなし!


冠婚葬祭とは、人生における重要な節目や儀式を指し、それぞれの行事には特別な意味や意義が込められています。具体的には、「冠」が成人式、「婚」が結婚式、「葬」がお葬式、「祭」は法事やお正月、お盆などの伝統的な行事を含むものです。これらの式典では、一般的にフォーマルな衣装が求められるという印象を持たれることが多く、参加者はその場にふさわしい装いを心掛ける必要があります。今回は、冠婚葬祭の中でも特に「婚」と「葬」にフォーカスを当てて、購入を避けるべき冠婚葬祭服について詳しくご紹介いたします。

結婚式の場合

結婚式は、カップルが新たな人生のスタートを祝う特別な日であり、その瞬間を祝福するために多くの友人や親族が集います。私自身も、友人や親戚からの招待を受けて何度もこの素晴らしいイベントに参加した経験があります。結婚式に出席する方々、またこれから出席を予定している方々にとって、マナーを理解しておくことは非常に重要ですので、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。

◦そのカラーは買っても大丈夫?

結婚式に出席する際には、普段着で参加することが許されるわけではありません。最近では、結婚式のマナーも少しずつ緩和されているものの、依然として守るべき基本的なルールが存在します。新婦が選ぶウェディングドレスや和装は主にホワイトの色合いであるため、参加者はホワイトカラーの服を避けるべきです。これは男性にとっても同様で、ホワイトやシルバーの服は選ばないように心掛けましょう。また、お子様を連れて出席する場合には、子供にホワイトカラーの服を着せる際は、新郎新婦の了承を得ることが賢明です。

◦着丈は大丈夫?

カラーを選んだ後には、次に着丈に気を付ける必要があります。皆さんは、服の長さにも注意を払って選んでいますか?私の体験から言うと、結婚式に出席した友人が可愛らしいワンピースを着ていましたが、そのワンピースは膝上の丈で、スリットも入っているスタイルでした。挙式中に立ったり座ったりする際、友人はそのたびに足を気にしている様子で、集中できていなかったようです。確かに友人のワンピースは可愛らしいものでしたが、着丈が短く、スリットがあったために座った際にはさらに短くなり、足の露出が多くなってしまいました。このように、どの冠婚葬祭においても、座った際に膝が出てしまうような服装はマナー的にも不適切です。ミニワンピースや短いスカートは可愛らしいですが、結婚式のように立ったり座ったりする場面が多い場合には適していません。理想的には、座った際にも着丈が膝より数センチ下であることが求められており、そうすればスムーズに動くことができ、結婚式を心から楽しむことができるでしょう。

◦露出は控えめに!

結婚式会場は、冬場でも暖かく保たれているため、薄着で出席できることが多いです。そのため、お呼ばれ用のドレスを1着持っているだけで十分と考える方もいるかもしれません。しかし、目のやり場に困るような過度な露出のドレスは避けるべきです。再度強調しますが、結婚式はあくまでも新郎新婦が主役ですので、派手で露出の多いドレスを選ぶことで目立ちすぎないように心掛けましょう。深いVカットのドレスや、スリットが太ももまで入ったようなドレスは選ばない方が賢明です。この3つのポイントを心に留めておけば、マナーに反することなく、安心して結婚のお祝いをすることができるでしょう。

お葬式の場合

次に、お葬式にふさわしい喪服についてお話しします。こちらについても、守るべきマナーがありますので、購入を控えた方が良い喪服の参考にしていただければ幸いです。

◦紺は着ていないですよね?

お葬式は、故人を最後まで見送るための非常に重要な儀式です。親族や故人と親しかった方々など、出席者の関係性はさまざまですが、守るべきマナーは共通しています。喪服は基本的に黒でなければなりません。紺色や黒に近い濃紺、最近ではグレーや黒に近いダークグレーを選ぶ方もいらっしゃいますが、これはマナー違反とされています。「喪にふける」という意味合いから、着用するものは黒と定められており、これは日本の古くからの慣習でもあります。ワンピース、スカート、パンツのスタイルにかかわらず、すべてにおいて同様です。また、男性の場合も、基本的には黒のスーツに黒のネクタイを身に着けるべきです。決して濃紺やダークグレーなど、黒以外の服を選ぶべきではありません。

◦ストッキングの色合いは大丈夫?

意外と忘れがちなのが、ストッキングや靴下の選び方です。お葬式では黒を着用することが求められますが、ストッキングも同様に黒を選ぶようにしましょう。肌色のストッキングはお葬式の場にはふさわしくありません。特に夏場は暑くなるため、薄手の20デニール程度の透け感のあるストッキングが適しています。また、お子様がワンピースやスカートを着用する際には、黒のハイソックスを選ぶと良いでしょう。男性の場合も、白の靴下ではなく、黒の靴下を着用することが望ましいです。

まとめ

結婚式の場合
◦そのカラーは買っても大丈夫?
新婦のウェディングドレスや和装は基本的にホワイトカラーですので、ホワイトのドレスは購入しないようにしましょう。
◦着丈は大丈夫?
結婚式では立ったり座ったりする場面が多くありますので、座った際に膝より数センチ下の着丈を選ぶことが重要です。
◦露出は控えめに!
結婚式では新郎新婦が主役ですので、目立ちすぎる大胆な露出の多いドレスは避けるべきです。

お葬式の場合
◦紺は着ていないですよね?
お葬式では必ず黒を着用することが求められます。濃紺やダークグレーの喪服は選ばないようにしましょう。
◦ストッキングの色合いは大丈夫?
意外と準備を忘れがちなストッキングですが、こちらも黒を選ぶようにしましょう。男性も黒の靴下を履くことが望ましいです。

以上が、購入を避けるべき冠婚葬祭服のポイントです。マナーを理解していることと理解していないことでは、大きな違いが生まれますので、これらのポイントを参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただき、心から感謝申し上げます。

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