
普段の生活の中で、あなたはスポーツインナーを取り入れていますか?
新型コロナウイルスの影響が長引く中、多くの人々が運動不足を解消しようと、スポーツジムに通ったり、ランニングを始めたりするなど、日常生活において軽い運動を積極的に取り入れるようになっています。
運動を始めたばかりの方の中には、運動用のインナーとして何を選べばよいのか悩んでいる方も多いかもしれません。
そこで、この記事では運動時に着るインナー、つまり「スポーツインナー」と呼ばれる製品について、避けるべき製品や、お勧めの製品について詳しくお伝えいたします。
ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
スポーツインナーとは?

スポーツインナーとは、運動を行う際にスポーツウェアの下に着用する衣服のことを指します。
このインナーには、特に女性に向けたスポーツブラのように、下着としての役割を果たす製品も含まれています。
スポーツインナーは、一般的な下着や肌着とは異なり、以下のような特性を持っているのが特徴です。
着圧性
スポーツインナーは、一般に「コンプレッションウェア」とも呼ばれ、通常の肌着よりも着圧性が高いのが特徴です。
この適度な着圧は、筋肉の動きを支える機能を持ち、運動中のパフォーマンスを向上させる効果があります。
さらに、血流を促進する効果も期待できるため、疲労感やむくみを軽減する効果があるとされています。
吸汗速乾
運動を行うと多くの汗をかくため、汗をしっかり吸収し、すぐに乾く特性がスポーツインナーには求められます。
多くのスポーツインナーには、「ポリエステル」という素材が使用されており、この素材は非常に優れた速乾性を持っています。
ポリエステルは、繊維の内部にほとんど水分を含まず、非常に速乾性に優れています。
また、べたつかずさらっとした肌触りを持っているため、インナーとして非常に適しています。
伸縮性
運動時に着用するインナーで最も重要な機能の一つは、やはり「動きやすさ」です。
そのため、スポーツインナーの多くは伸縮性や体にフィットする感触を持つ製品が多く存在します。
運動中は、普段以上に大きな動きを求められ、腕を大きく動かしたり、足を高く上げたりすることが多いので、伸縮性は非常に重要な要素と言えます。
男性用スポーツインナーの種類

ここまでスポーツインナー全般の特徴について説明してきましたが、ここでは特に「男性用スポーツインナー」にはどのような種類が存在するのかを詳しくご紹介します。
スポーツインナー上
男性用の上半身用スポーツインナーには、
- タンクトップ
- 半そで
- 長袖
といった形の製品があります。
季節や着用する服装、さらには使用するシーンに応じて、さまざまな袖の長さから選ぶことができるのが魅力です。
スポーツインナー下
男性用の下半身用スポーツインナーには、
- タイツタイプ
- パンツタイプ
といった種類が用意されています。
タイツタイプは通常、下着の上から着用しますが、競技性の高いスポーツでは、下着を着用せずに履くことも可能です。
また、下着としての使用が可能なパンツタイプのインナーもあり、これらは「スポーツショーツ」と呼ばれることもあります。
女性用スポーツインナーの種類

次に、女性用のスポーツインナーの種類について詳しくご紹介していきます。
スポーツインナー上
女性用の上半身用スポーツインナーには、
- ブラジャー
- キャミソール
- タンクトップ
- 半そで
- 長袖
といったアイテムがあります。
女性の場合、胸部の存在があるため、運動時には揺れを防ぐためにしっかりと固定する必要があります。
下着の代わりに着用するための女性用スポーツインナーには、スポーツ用ブラジャーや、カップ付きキャミソールなどが一般的です。
運動中にこすれないようにホックがなく、よりしっかりとカップをホールドする機能を持った製品が多く見受けられます。
スポーツインナー下
女性用の下半身用スポーツインナーには、
- タイツタイプ
- パンツタイプ
といった種別が存在します。
女性用の下半身に着用するスポーツインナーは、男性用と同様に、下着の上から着用するタイツタイプや、下着の代わりに着用するパンツタイプが用意されています。
買ってはいけないスポーツインナー

これまでスポーツインナーの特徴や種類に関して詳しく説明してきましたが、避けるべきスポーツインナーとは一体どのようなものなのかについて考えてみましょう。
ここでは、スポーツインナーを選ぶ際に注意すべき点として、いくつかのポイントをお伝えいたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
サイズ感
前述の通り、スポーツインナーには「着圧性」や「伸縮性」がありますが、これらの特性を最大限に引き出すためには、自分の体に合ったサイズを選ぶことが非常に重要です。
着圧効果は、インナーが体にしっかりとフィットしているときにこそその効果を発揮しますので、大きすぎるインナーでは、着圧効果を実感できなくなります。
逆に小さすぎるインナーでは、伸縮性が不足し、体を動かすのが難しくなってしまいます。
そのため、スポーツインナーを選ぶ際には、必ず自分の体にぴったりと合ったサイズを選ぶよう心掛けましょう。
耐久性
運動中には大量の汗をかくため、使用したスポーツインナーは必然的に洗濯が必要となります。
そのため、重要なポイントは「耐久性」です。
スポーツインナーは頻繁に洗濯を行うため、ある程度の耐久性を持つ製品を選ぶことが重要です。
耐久性の乏しい製品を選んでしまうと、洗濯後にサイズが変わってしまったり、着圧感が損なわれたり、毛玉ができて肌触りが悪くなることがあります。
天然素材の綿(コットン)や毛(ウール)は、保温性に優れていますが、生地が縮みやすいという性質も持っていますので、スポーツインナーを選ぶ際にはその点にも留意が必要です。
先ほど触れたポリエステル素材は、縮みにくく、耐久性のある繊維ですので、スポーツインナーを選ぶ際にはポリエステルが多く使われている製品を選ぶことをお勧めします。
おすすめのスポーツインナー

最後に、おすすめのスポーツインナーをご紹介いたします。
男性用
アンダーアーマーは、世界で初めてコンプレッションウェアを開発した企業であり、この商品は吸汗速乾性と伸縮性に優れた生地を使用しています。熱がこもりやすい部分や通気が必要な部位にはメッシュパネルを使っているため、機能性と着心地の両方に優れています。
特に冬用には、さらに保温性が高い「コールドギア」というシリーズが特におすすめです。

ワコールは、女性用下着ブランドとして多くの人に知られていますが、男性用のスポーツタイツも取り扱っています。このスポーツタイツは、「CW-X」というワコールのコンディショニングウェアブランドの商品で、CW-Xの独自テーピング原理を活用し、筋肉の無駄な動きを抑え、運動時の筋肉疲労軽減が期待されます。
女性用
スポーツブランドとして知られるミズノですが、同社のスポーツインナーも非常に優れた商品が多いです。このパワーフィットブラは、運動中の胸の揺れを効果的に軽減する機能があり、バレーボールやテニスなど、動きの激しいスポーツを行う際に特におすすめです。

タイツやストッキングで有名なグンゼは、なんと、あの「RIZAP」と共同開発したタイツなどの商品も展開しています。こちらの商品は、独自のムーブコントロール設計を採用しており、ヒップから太ももにかけて回り込んだ低伸度組織が、歩行の動きに応じて適度に加圧する仕組みになっていて、歩くだけで普段以上のカロリー消費が期待できます。締め付け感も強くないため、運動初心者の方にも非常におすすめです。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、スポーツインナーに関する特性や種類、避けた方が良い製品について詳しく解説しました。
皆さんもぜひ、自分にぴったりのスポーツインナーを見つけてみてくださいね。
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