ガラスドア冷蔵庫は、その洗練されたデザインがもたらす美しさによって、生活感を抑え、スタイリッシュなキッチンの実現に寄与するため、多くの人々から熱烈に支持されています。その魅力的な見た目が引き立つことで、キッチン全体が一層引き締まった印象を与えることができるのです。
実のところ、私もその魅力的な外観に強く惹かれ、思い切ってガラスドア冷蔵庫に交換することを決断しました。
しかし、実際に使用してみると、家電量販店の展示品では気が付かなかった多くの欠点が存在することに気づきました。
もし冷蔵庫の買い替えを真剣に検討しているのであれば、美しいデザインに魅了される前に、ガラスドア冷蔵庫のデメリットについてもしっかりと考慮することを強くお勧めします。
ガラスドア冷蔵庫のデメリット
私がガラスドア冷蔵庫を購入した際に心から後悔したことは、マグネットが取り付けられないことと指紋が非常に目立ってしまうことでした。
さらに、ガラスドアには時折割れてしまうリスクがあることも後から知りました。これらの点をしっかりと理解し、認識しておくことが非常に重要です。
マグネットがつかない
マグネットが取り付けられないという点は、ガラスドア冷蔵庫の最も大きなデメリットの一つと言えるでしょう。
一般的に、スチールドアの冷蔵庫ではマグネットを取り付けることができ、多くの家庭ではプリントやフックを貼り付けて便利に活用していますよね。
このようなスペースは実際にはとても貴重で、我が家でもガラストップに変更してから、スケジュールのメモやプリントを貼る場所がなくなり、非常に困ってしまいました。
指紋が目立ちやすい
ガラスドアの冷蔵庫は指紋が非常に目立ちやすいという特徴があります。
このデメリットは、私にとって本当にストレスの原因となっています。
特に日中の明るい時間帯にリビングから冷蔵庫が視界に入ると、指紋だらけの姿が目に入ると気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
もちろん、すぐに拭き取ればきれいになりますが、実際には頻繁に掃除をするのがなかなか難しいのが現実です。

せっかくスタイリッシュな冷蔵庫にしたのに、ドアが指紋だらけではおしゃれとは言えないわね。
割れる可能性もある
ガラスドアは通常の使用ではほとんど割れることはありませんが、硬いものでぶつかるとヒビが入る可能性があります。
一度ヒビが入ってしまうと、その部分からさらに亀裂が広がることがあるため、修理が必要になることもあります。
ガラスドア冷蔵庫のメリット
ガラスドア冷蔵庫には悪い点だけでなく、もちろんいくつかのメリットも存在します。
- デザイン性が高い
- 経年劣化しにくい
ガラスドアの特長としては、その全面がフラットで光沢があり、高級感を演出することができる点が最大の魅力だと思います。
また、スチールドアのように表面に塗装が必要ないため、長期間使用しても塗装が剥がれてくる心配がありません。
さらに、ガラストップは表面が滑らかで、汚れが簡単に拭き取れるという利点もあります。
しかしながら、私自身の感想としては、汚れが目立ちやすいというデメリットの方が大きいと感じています。
デザイン性も機能性も両立できる冷蔵庫がある!
ガラスドア冷蔵庫の持つデザイン性を損なうことなく、デメリットを克服した冷蔵庫が各メーカーから販売されています。
メタルドア冷蔵庫/シャープ
メタルドアはアルミ素材をベースにしているため、マグネットがしっかりとくっつく特性があります。
さらに、表面をヘアライン加工することで金属の質感を引き立てています。
また、マット加工も併用することで光沢や反射を抑え、落ち着いた印象を与えるため、おしゃれなキッチンに自然に調和します。

光沢を抑えることで、ガラスドアのデメリットである指紋の目立ちやすさも克服できているわね。
また、ハンドル部分が目立たないようにデザインに工夫を凝らし、ドアの前面には緩やかなカーブを施すことで、全体のデザインに繊細さを際立たせています。
フラットスチールドア冷蔵庫/Panasonic
フラットスチールドアは、スチールドアのデザインの良さを向上させた製品であり、マグネットを取り付けることも可能です。
素材はスチールのままですが、従来の丸みを帯びたデザインから、ガラスドアのようなすっきりとしたフラットな形状に変わっています。
フラットスチールドアを選ぶことで、機能性を保ちながらもスタイリッシュなキッチンに仕上げることができるのではないでしょうか。
ガラスドアを諦めたくない場合は対策を

ここまでガラスドア冷蔵庫のデメリットについて詳しく解説してきましたが、光沢感がもたらす独特の雰囲気をどうしても手放せないという方も多いでしょう。
また、すでにガラスドアを購入してしまい、その選択に後悔している方にもお勧めできる対策がいくつか存在しますので、以下にその方法をご紹介します。
吸盤クリップをつける
吸盤付きのクリップを冷蔵庫に取り付けることで、プリントやちょっとしたメモを挟むことが可能になります。
100円ショップやホームセンターでも手軽に手に入るため、すぐに実行に移せるのが嬉しいポイントです。
おしゃれなクリップを選べば、冷蔵庫を自分好みにデザインすることもでき、楽しさも倍増します!
ホワイトボードを貼る
吸着式のホワイトボードを貼り付けることで、メモを取りながら、さらにホワイトボードにはマグネットを使用することも可能になります。
また、接着剤で貼り付けるタイプのホワイトボードシートも販売されているので、好みに応じて選んでみてください。

使用しない時や来客時に外したい場合は、吸盤式のホワイトボードがとても便利です。
まとめ
- ガラスドア冷蔵庫はマグネットが取り付けられないため、プリントやメモを貼り付けることができない
- 光沢のあるガラスドア冷蔵庫は指紋が目立ちやすく、こまめに掃除する必要がある
- ガラスドアは硬いものが当たるとヒビが入ることがあり、その場合は修理が必要になることもある
- デザイン性と耐久性がガラスドア冷蔵庫のメリットである
- シャープ製のメタルドア冷蔵庫はマグネットを取り付けることができ、外観もスタイリッシュに仕上げられている
- Panasonicからはスチールドアのデザイン性を向上させたフラットスチールドア冷蔵庫が販売されている
- ガラスドア冷蔵庫に吸盤クリップやホワイトボードを取り付けることで、マグネットがつかないデメリットを克服する方法がある
冷蔵庫は一度購入すると約10年程度は使用することになるため、毎日使うものであるだけに、後悔のない選択をしていただきたいと思います。



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