
炊飯器を選ぶ際に、どれを購入するか迷ったことはありませんか?
毎日の食事に欠かせない炊飯器ですので、購入後に後悔するのは避けたいものです。
一般的に、炊飯器の寿命はおおよそ3~5年と考えられています。したがって、自分にとって満足できる炊飯器を選ぶことが非常に重要です!
避けるべき炊飯器とは?
壊れやすい製品
特に壊れやすいとされる炊飯器は、あまり知られていない家電ブランドや家具メーカーから販売されているものが多いです。
家具メーカーが製造する炊飯器は、早期に不具合が発生することがあるようです。確かに、これらの製品は大手家電メーカーにはない魅力的なデザインを持っていることが多いですが、耐久性やアフターフォローに関しては不安が残ることがあります。
また、中古品や未使用品を検討する際には、保証が付いているかどうかを事前に確認することが非常に重要です。
美味しく炊けない製品
美味しいご飯を炊くためには、釜内の温度を均一に保ち、強力な火力で全体をしっかりと加熱することが不可欠です。
保温機能が欠如している
中には保温機能が備わっていない炊飯器も存在します。その理由は、炊きあがったご飯の美味しさを損なわないためです。
家族がそれぞれ異なる時間に食事を取る場合や、翌日の朝食やお弁当のためにご飯を温かく保っておきたい方には、こうしたモデルはあまり適していないと言えるでしょう。
スペックが過剰な製品
最新モデルの炊飯器には、多くの便利な機能が搭載されていることが一般的です。
しかし、機能が増えれば本体の価格も上昇しますので、自分にとって本当に必要な機能が何かを明確に見極めることが大切です。
炊飯器を購入する際のポイント
ここでは、炊飯器を購入する際に考慮すべき重要なポイントをいくつかご紹介します。

人数・使用目的に合ったサイズかどうか
一度に炊くお米の量を考え、その容量に適した炊飯器を選ぶことが重要です。
具体的な容量の目安は以下の通りです:
●1~2人の場合・・・3合~3.5合
●3~4人の場合・・・5.5合~8合
●5人以上の大人数の場合・・・8合~1升
規定の量より少し少なめに炊く方が美味しく仕上がるため、必要な分よりも余裕を持ったサイズの炊飯器を選ぶことを心がけましょう。
加熱方式の種類とその特徴
- マイコン式
マイコン式炊飯器は、底面のヒーターからの熱を利用し、ご飯を炊き上げる仕組みです。
比較的手頃な価格のモデルが多く、ふんわりと柔らかいご飯が炊ける特長がありますが、IH式に比べて火力が劣るため、3合以上の炊飯ではムラが生じやすい傾向があります。
少量炊飯が多く、コストパフォーマンスを重視する方には特におすすめです。
- IH式
IH式は、電磁誘導加熱を利用して釜そのものを熱し、お米を炊き上げる方式です。
釜自体が熱を発生させるため、大量のご飯でもムラなくふっくらと炊き上がり、粒立ちも良好です。
マイコン式に比べて火力が強く、短時間で炊き上げることができるのも大きな利点です。
- 圧力IH式
圧力IH式は、釜内に圧力をかけてお米を炊き上げる方式です。内釜に圧力をかけて加熱することで、高温になり、米の芯までしっかりと熱が届くため、玄米など硬めの米もふっくらとしたモチモチの食感で炊き上がります。
スチーム機能を搭載しているモデルもあり、保温時のお米がスチームでコーティングされ、炊き立ての美味しさを長持ちさせることができるのです。
内釜の素材とその特徴

内釜の素材によって、炊き上がりの味や質感が大きく変わることがあります。
鉄釜
発熱性が高く、強火で均一に熱を伝えることができるため、美味しくムラなく炊き上がります。
また、断熱性や蓄熱性にも優れており、炊きあがりの美味しさを長持ちさせることが可能です。
銅釜
銅釜は、鉄釜よりも迅速に釜全体に熱を伝えることが得意です。
そのため、均一に加熱され、ふっくらとした艶やかな仕上がりになります。
炭釜
炭釜は、鉄釜よりも高い熱伝導率を誇り、直火で炊いたような仕上がりが特長です。
内釜自体が冷めにくく、炊きたての状態を長時間保つことができるのです。
土鍋釜
土鍋釜は、遠赤外線効果によってお米の芯までゆっくりと熱が通り、甘味を最大限に引き出すことができます。
熱が伝わりやすく、冷めにくいという特長も持っています。
お手入れが簡単かどうか
ほぼ毎日使用する炊飯器ですので、パーツが少ないほど洗浄が楽になります。
釜がコーティングされたタイプであれば、こびりついたご飯もスムーズに取り除くことができ、手間を省けるでしょう。
キッチンに馴染むデザインか?
キッチンのインテリアとの調和も重要なポイントです。
自分が愛着を持てるデザインであるかどうかも考慮してみましょう。
お気に入りのデザインの炊飯器であれば、毎日の料理の際にも気分が上がりますし、大切に長く使うことができるので、自分にピッタリの一台を見つけてみてください!
多彩な調理機能も確認しよう!
お米を炊くだけでなく、他の料理もできるモデルが存在するため、料理の時間を短縮したい方はぜひ確認してみてください。
その他便利な機能は何か?
銘柄炊き
特定の銘柄のお米に合わせた炊き方を調整し、その旨味を最大限引き出すことができる機能です。
蒸気カット
炊飯中に炊飯器から蒸気が出にくい、または全く出ない機能です。
食感炊き
炊き込みご飯やおかゆ、おこげなど、料理に応じて食感を調整できる機能です。
パン焼き
生の生地を炊飯器内で発酵させて、パンを焼き上げる機能を持つモデルです。
タイマー機能を使えば、朝食に炊きたてのパンを楽しむことができます。
各メーカーの釜の種類
タイガー
本土鍋の特長
高火力(約280℃)を実現しており、お米を泡で包み込んで踊り炊きすることが可能です。

パナソニック
ダイヤモンド竈釜の特長
圧力炊飯ならではのもちもち感を楽しむことができます。お米を踊らせながら、芯までしっかり加熱してくれるのが特長です。

象印
豪炎竈釜の特長
IHと鉄、ステンレスを組み合わせ、高い熱伝導を実現しました。高温の熱をお米一粒一粒にしっかりと伝えて炊き上げます。

日立
沸騰鉄釜の特長
鉄とアルミを組み合わせた多層金属で、大火力を実現しています。
圧力とスチームを使い、1粒1粒丁寧に炊き上げることが可能です。

三菱電機
本炭釜の特長
職人が一つ一つ約100日間かけて仕上げたもので、遠赤効果によってお米の芯までしっかりと炊き上げてくれる、かまどのような大火力の炊飯を実現しています。

まとめ

今回は、購入してはいけない炊飯器についてお話ししました。
炊飯器の寿命は一般的に3~5年とされており、故障の原因には初期不良や製品の状態、使用方法の問題などが考えられます。
中古品や信頼性の低いブランドの炊飯器は、保証がない場合が多く、故障しやすいことが多いため、できるだけ新品の製品を選ぶことをお勧めします。信頼できる家電ブランドからの購入が理想的です。
さらに、炊飯器には多くの便利な機能が付いていますが、その分価格が上がることもあります。自分のライフスタイルに合った炊飯器を見つけることが非常に重要です!
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