買ってはいけない生理用ナプキン! その理由とは?

毎月訪れる生理は、多くの女性にとって多くの悩みの種となっています。
生理痛やPMS(生理前症候群)、さらにデリケートゾーンのかゆみや臭いといった問題に直面することも少なくありません。
これらの悩みの根本的な原因とその解決策は、実は生理用ナプキンの選び方に大きく関わっています。
あなたは、もしかしたら選ぶべきでない生理用ナプキンを使用しているかもしれません。

生理用ナプキンの種類は?

〇ナプキンのサイズから見る種類

軽い日用多い日の夜用
17.5cm26cm~29cm
ふつうの日用
20cm
多い日用特に多い日の夜用
23cm~26cm33cm~42cm

ナプキンのサイズは、最小で17.5cmから、最大で42cmと、実に20cm以上の差があります。
夜用ナプキンを昼用として使用することも可能ですが、夜用は睡眠中の使用を考慮して作られているため、持ち運びには不便で、厚みが気になることもあります。

〇素材で比べる生理用ナプキン

生理用ナプキンは大きく分けて、使い捨てナプキンと繰り返し使える布ナプキンの2種類に分かれます。
布ナプキンは比較的シンプルな構造なので、特に使い捨てナプキンについて詳しく見ていきましょう。

引用:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会

一般的にナプキンの材質表記には、主に表面材のことが記載されています。
この表面材には、化学繊維であるポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステルが使用された使い捨てナプキンと、コットンを利用したものがあります。
しかし、吸収体や防漏材に使用されている素材については、記載していないメーカーも多いため、選ぶ際には注意が必要です。

また、使い捨て生理用ナプキンは、ほとんど全てが白色です。
これは法的に漂白が義務付けられているためですが、どのような漂白方法が使用されているかはパッケージに記載されていないことが多いのが現状です。
明記されていない場合は、塩素系漂白剤がほとんど使用されているということです。
意外にも、着色料や香料を使用している製品も存在しています。
使い捨てナプキンを選ぶ際には、多くの選択肢の中からしっかりと比較検討する手間が必要になりそうです。
布ナプキンへの切り替えを検討するのも、ひとつの選択肢ではないでしょうか。

生理の悩みとナプキン

毎月の生理は、果たして楽しみだと言えるでしょうか。
「楽しみ」と胸を張って言える女性はほとんどいないのではないでしょうか。
生理は、女性にとって面倒で煩わしいものです。
その悩みは人それぞれ異なりますが、具体的にどのような悩みがあるのでしょうか。

PMS(Premenstrual Syndrome):

月経前症候群

生理前の不調が現れます。この症状は毎月の生理と切っても切れない関係にあり、原因がはっきりしないことが多いです。
生理痛/月経痛生理中にお腹の痛みや頭痛に悩まされる女性も多く、鎮痛剤を服用する必要がある場合も少なくありません。
デリケートゾーンのかゆみや臭い生理中は特に肌が敏感になっており、デリケートゾーンのかゆみや臭いが気になるという悩みも多いです。
生理/月経不順毎月同じサイクルでないため、予定を立てにくく、妊娠を希望する際には必要な基礎体温がわかりにくくなることもあります。

このリストに挙げられた悩みの中で、自分が経験したことがないという女性はほとんどいないのではないでしょうか。
特に生理用ナプキンと密接に関連しているのが、デリケートゾーンのかゆみや臭いです。
前述の使い捨て生理用ナプキンの構造を考えると、通気性が良いとは言えません。
特に長時間座りっぱなしのデスクワークをしている際には、さらにその影響が強まります。
こまめにナプキンを交換しても、身に着けている下着との違いは明らかです。
できるだけ、生理以外の日と同じような環境をデリケートゾーンに提供してあげたいものですよね。
そう考えると、化学繊維が豊富に使用されているナプキンは、適さないのではないかと思います。

経皮毒 と生理用ナプキン

経皮毒について意識している人は多く、シャンプーやハンドクリームの成分を気にしている方も少なくないでしょう。
実は、体の部位によって吸収しやすさが異なることを知っていましたか。
驚くべきことに、デリケートゾーン、つまり性器部分の吸収率は非常に高いのです。


引用:I Love The Earth

デリケートゾーンに頻繁に使用するアイテムは何でしょうか?
そう、それは生理用ナプキンです。
毎月1回、しかも数日間連続して使用する生理用ナプキン。
知らず知らずのうちに、化学物質を体内に取り込んでいる可能性が高いのです。
PMSや生理痛、月経不順については、ナプキンを変更することで緩和されたという話をよく耳にします。
もしこれらの悩みがあるなら、ぜひ生理用ナプキンの選び方を見直してみませんか。

買ってはいけない生理用ナプキンとは

〇経済的理由から
生理は12歳から13歳頃に始まり、50歳前後で閉経を迎えるとされています。
個人差はあるものの、平均的には38年もの間、経験することになります。
出産回数や授乳期間によってはこの期間が短くなることもありますが、ざっと計算してみましょう。
毎月必ず訪れる生理は、38年×12か月=456回に達します!
生理用ナプキンの使用枚数は、1回の生理期間で20~25枚程度が一般的です。
先に挙げた化学繊維とコットンのナプキンでは、経済的な負担が大きく変わってきます。


引用:mybest

これだけの使用量があると、年間の出費はかなりの額になるでしょう。
これはあくまで同じサイズのナプキンを使用した場合の試算であり、多い日や夜用のナプキンはさらに高くなります。

〇エコ意識から
使い捨て生理用ナプキンは、女性が一生で約9600枚も使用すると言われています。
1枚のナプキンに含まれるプラスチックの量は、なんとレジ袋4枚分に相当します。
環境意識が高まる中でエコバッグを持ち歩く人が増えているのに、なぜ生理用ナプキンは使い捨てなのでしょうか?
その点、布ナプキンは初期投資が高いものの、繰り返し使えるため、環境にもお財布にも優しい選択肢となります。
生理期間中に体の悩みがないとしても、生理用ナプキンを見直す必要があると思いませんか?

まとめ

生理用ナプキンの素材や生理に関する悩み、環境や経済的な負担について考えてみました。
女性として、生理用ナプキンはただなんとなく購入するものではなく、意識して選ぶべき商品だと感じていただけたら嬉しいです。
毎月の生理期間が快適に過ごせるよう、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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