皆さんは、体温計を使っていますか?
新型感染症の影響を受け、外出先でも自分の体温を測ることが求められるようになりました。体調を管理したり、体調不良時に自己確認するためには欠かせないアイテムとなっていますが、最近ではさまざまな種類の体温計が市場に登場しているため、どれを選べばよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「買ってはいけない」体温計のポイントについて詳しく解説していきます。この記事を参考にして、自分にとって最も適した体温計を見つけていただければ幸いです!
いろいろなタイプの体温計
体温計は、大きく三つのタイプに分類されます。
- 電子体温計
- 基礎体温計
- 非接触体温計
電子体温計の特徴
自宅で手軽に体温を測定するなら、脇に挟んで使う電子体温計が非常におすすめです。
このタイプの体温計には、予測式と実測式という二つの測定方法があります。特に、迅速に測定が可能な予測式は、忙しい現代人にとって非常に便利で、多くの人に好まれています。
一方、実測式は、通勤や通学の前など、時間が限られている朝の検温にはあまり適していないかもしれません。しかし、数秒で測定できる予測式も搭載しているモデルを選べば、その時々のシチュエーションに応じて使い分けができるので、非常に便利ですよ。
特に赤ちゃんの体温を測る際は、耳式体温計の使用が理想的です。
約1秒で体温を測ることができる耳式体温計は、赤ちゃんの検温に最適です。
電子体温計でじっとしているのが難しい赤ちゃんでも、耳に当てるだけで簡単に測定できるのが大きなメリットです。
耳式体温計で測定する鼓膜温は、額に比べて外気の影響を受けにくいため、より正確な温度を測ることができるという利点があります。
ただし、耳垢がたまっていると測定結果にばらつきが生じる可能性があるため、耳の中を清潔に保つことが重要です。
基礎体温計の特徴
妊活や生理日予測を行う場合には、小数点第二位まで測定できる基礎体温計の使用が不可欠です。
この体温計は、脇の下よりも体温が安定している口の中で測定し、小数点第二位まで細かく検温できるのが特徴です。
測定方式は、電子体温計と同様に予測式と実測式の二種類があります。
基礎体温計は、毎日の継続測定が最も重要です。そのため、暗い環境でも数値を確認しやすいバックライト機能や、スマートフォンアプリとの連動機能が備わっていれば、より長期間にわたって測定を続けやすくなります。
非接触体温計の特徴
学校や会社でのイベントなど、多くの人を検温する際には、額やこめかみで測定できる非接触体温計が非常におすすめです。
非接触体温計は、額やこめかみの皮膚表面の温度を赤外線センサーで測定し、そのデータをもとに脇や口内の温度に換算して数値を表示します。
接触せずに検温できるため、都度消毒する手間が省けるのが大きな利点です。
ただし、汗をかいている状態や化粧が施されている場合、測定結果に誤差が出やすくなるため、正確な体温を測定したい場合には不向きであると言えるでしょう。
体温計の選び方
体温計を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
用途によって選ぼう
体温計の種類は、先に述べたように大きく三つに分けられます。
使用するシチュエーションに応じて、最も適したものを選ぶと良いでしょう。
接触式の体温計は予測式と実測式の両方を備えているものを選ぶのが理想的
接触式の電子体温計や基礎体温計の測定方式には、予測式・実測式の2種類があり、それぞれに特徴があります。
- 予測式:数秒の温度変化から実際の体温を予測する(測定時間:15~60秒)
- 実測式:数分かけて実際に体温を測定する(測定時間:5〜15分)
迅速に測定したい時には予測式、より正確に体温を測定する必要がある際には実測式と、シチュエーションに応じて使い分けができるように、両方の機能を備えた体温計を購入しておくと良いでしょう。
使う際に便利な機能もチェック
体温計には、他にも多くの便利な機能が搭載されています。
これからいくつか紹介します。
暗い部屋でも数値がわかるようにライト付きのものを選ぼう
体調が悪いとき、部屋の電気をつけることさえ辛いことがありますよね。
そんな状況に備えて、暗い環境でも数値を確認しやすいバックライト付きのモデルを選ぶことをお勧めします。
寝ている家族を起こさずに検温を行いたい場合にも非常に役立ちます。また、モニターや数字の表示が大きい体温計であれば、数値を確認しやすくなるため、特におすすめです。
メモリー機能やアプリ機能がついているものは変化がわかりやすい
毎日の体温を記録したい方には、メモリー機能やスマホアプリとの連携機能が搭載された体温計をおすすめします。
メモリー機能が備わっている製品の中には、過去10回以上の測定値を記録できるものも存在します。
体調不良が続いている場合でも、過去の測定記録を把握していれば、医師に体調の変化を伝えやすくなるでしょう。中には、スマートフォンアプリと連携できるものもあり、測定したデータをもとにグラフを作成して体温の変動を追いやすくすることも可能です。
電池残量が表示されるものを選ぼう
体温計の電池残量は、外見から判断しづらいため、知らぬ間に電池が切れてしまうこともあります。
いざ体調が悪くなった際に、電池がなくて体温が測れない…という状況を避けるために、電池残量表示機能があるモデルを選ぶことを推奨します。
画面上に電池マークで残量を表示したり、電池残量が少なくなると音やマークで知らせてくれる機能があれば、電池交換のタイミングをわかりやすく示してくれるので非常に便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
体温計を選ぶ際に役立つコツが少しでも理解できたと思います。体温計には多くの種類が存在するため、自分が普段使用する用途に応じて、使いやすいものを選ぶことが大切です!
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