パステルカラーやくすみカラーの雑貨やインテリアアイテムは、どれも非常におしゃれで魅力的です。これらの色合いは、視覚的に落ち着きを与え、目にも優しいため、インテリアに取り入れる方が多いのも納得です。特に、これらのアイテムはおしゃれさが際立っており、多くの人に人気を博しています。
最近では、3coinsなどの手頃な価格で楽しめる雑貨店でも、インテリアとしても使える可愛らしいおもちゃが目に入るようになりました。これらのおもちゃは本当に愛らしく、子どもが遊んでいる姿はさらに微笑ましいものです。SNSやインスタグラムで多くの方がその様子をシェアしており、人気の高さが伺えます。
しかし、赤ちゃんにとってこれらのカラーやデザインは本当に適しているのか、疑問に思う方もいるでしょう。
赤ちゃんの目は、誕生した瞬間からはっきりとした視力を持っているわけではありません。
実際のところ、ビビットなカラーの方が赤ちゃんには視認しやすく、また脳にとっても良い刺激をもたらすことが分かっています。せっかくおもちゃを選ぶのであれば、楽しく遊びながらも赤ちゃんの成長に寄与するようなアイテムを選びたいものです。
どのようなおもちゃを選べば良いのか、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
子どもの視力はどのように発達するの?
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は約0.01程度であり、まぶしさや暗さ、白黒の色合い、さらには動く物体をぼんやりと認識できる程度にとどまります。次第に、1歳から2歳の間に視力は0.3から0.5程度に成長し、3歳から6歳の頃には1.0に達するとされています。そして、7歳ごろ、小学校に入学する頃には視力はほぼ完成すると考えられています。
色を見分ける力、すなわち色覚も、生まれた瞬間から備わっているわけではありません。さまざまなものに触れ、経験を重ねることで目が発達し、機能が向上していくのです。脳と視神経との相互作用によって色覚は発達しますので、日常生活の中で目にする緑豊かな木々やすれ違う人々からの刺激を受けることが非常に重要な要素です。
カラフルな色は赤ちゃんが認識しやすい色!
最近ではパステルカラーやくすみカラーのおもちゃが目を引くようになりましたが、赤ちゃん向けのおもちゃにはカラフルな原色が多く使用されています。赤や黄色、オレンジなどの明るくはっきりした色合いは、赤ちゃんが認識しやすい色として知られています。
大人の目には驚くほどビビットに映るおもちゃであっても、赤ちゃんにとっては視覚的に非常に入りやすく、興味を引きやすい存在です。絵本においても多様な色が使用されているのは、こうした理由からです。
子どもが自分で選ぶ服も、大人が素敵だと思うような落ち着いた色合いよりも、派手で目を引く色彩のものを好むことが多いのではないでしょうか。
明るく鮮やかな色は赤ちゃんの脳を刺激してくれる!
視力の発達に関連する話に戻りますが、日々の経験が赤ちゃんの成長を促す重要な要素となります。明るく鮮やかな色は、赤ちゃんの脳に良い刺激を与えてくれるのです。
モノトーンのはっきりした色合いも赤ちゃんを惹きつけると言われていますが、2歳から3歳までにどれだけ多くの色と関わったかが、色を見分ける力に大きな影響を及ぼすことが知られています。色彩感覚を育てるためにも、この時期は非常に重要であり、赤ちゃんの発達に良い影響をもたらす環境を積極的に整えていきたいですね。
赤ちゃんの五感を刺激するおもちゃを選ぼう!
人間の五感(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚)の中でも、特に視覚は情報量が豊富であるとされています。視覚に関する情報はなんと80%とも言われています。
そのため、やはりおすすめなのは、赤・青・黄色・緑といったはっきりとした色のおもちゃです。海外製のおもちゃは、原色を基にしたカラフルなデザインが特徴であり、おしゃれなものも多く見つかります。
Sassy(サッシー)は、アメリカで生まれた知育玩具で、手に巻き付けるリストバンドやカラフルで可愛らしい歯固めなど、低月齢から遊べるおもちゃが豊富に揃っています。出産祝いのプレゼントとして贈られた方も多いのではないでしょうか?
Fisher Price(フィッシャープライス)は、1930年にアメリカで設立された、世界的に有名なベビー・プリスクールのおもちゃブランドで、ベビージムや楽器、ロボットなど、0~3歳向けの知育玩具を多数展開しています。
ボーネルンドは日本の玩具会社で、「あそぶことは生きること」というキャッチフレーズを持っています。知育玩具や育児用具を世界中から輸入し、積み木や木琴なども開発して販売しています。また、ボーネルンドのおもちゃで遊べる遊び場も運営しており、世界100社と連携を持っているため、家庭用から幼稚園、保育園、大型施設向けの大型遊具まで幅広く取り扱っています。
まとめ
最近ではモノトーンやくすみカラーのインテリアが人気を集めていますが、色味の少ない環境で育った赤ちゃんは色に対して鈍くなる可能性があるため、赤ちゃんの成長にとっては不適切な環境となることがあります。
好きなものに囲まれて過ごすことは、子育て中のママたちのストレスを軽減するためにも重要ですが、赤ちゃんが過ごす空間には色鮮やかなおもちゃや絵本に囲まれた環境を整える方が、赤ちゃんにとってより良い育成環境となるでしょう。
お子さんの成長に合わせて、発達に良い影響を与えるおもちゃを、子どもと一緒に楽しみながら選んでいけると良いですね。
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