朝起きたときのあのだるさや、仕事中に少し疲れを感じた際に、つい手が伸びてしまうのがレッドブルやモンスターなどのエナジードリンクですよね。
私自身も、仕事の合間や運動を始める直前にエネルギーを補給したくなり、よくこれらの飲料を選んでいました。
しかし、エナジードリンクを毎日のように大量に摂取することは、実際には非常に危険な行為であることが言えます。
では、なぜ日常的にエナジードリンクを飲むことが危険なのか、その詳細について解説していきます。
この記事を通じて、以下の点を理解していただけるでしょう。
・エナジードリンクの正体について詳しく知ることができる。
・エナジードリンクがもたらす危険性についてしっかり理解できる。
・エナジードリンクとの適切な付き合い方を学ぶことができる。
エナジードリンクとはどのような飲料なのか?
エナジードリンクは、ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクとは異なる特性を持つ飲料です。
その基本的なコンセプトは、「注意力やエネルギーを高めるために特別に設計された飲料」であるという点にあります。
その主な成分には、カフェインや砂糖、ビタミンB群、アルギニンなどが含まれており、これらがエネルギーを与える役割を果たします。
最近では、エナジードリンクの過剰摂取が国際的に深刻な問題として認識されています。
日本ではあまり報道されることがありませんが、海外ではエナジードリンクの過剰摂取が原因で死亡するケースも報告されています。
栄養学的には、レッドブルやモンスターは、リポビタンDやユンケルと同様に栄養ドリンクに分類されます。
カフェインの含有量は、他の清涼飲料水と比較すると、次のようになります。
商品名 | カフェイン含有量 |
レッドブル(250ml) | 80mg |
モンスター(470ml) | 160mg |
リポビタンD(100ml) | 50mg |
モンスターエナジー | 142mg |
レギュラーコーヒー | 60mg(粉末10g・湯150ml) |
モンスターは、一缶あたりの容量が大きいため、それに比例してカフェインの含有量も増加しています。
エナジードリンクの危険性
海外では、近年エナジードリンクを原因とした救急外来の患者数が増加している傾向があります。
特にアメリカでは、若年層を中心に年間約1500名がエナジードリンクの影響で受診しているとの報告もあります。
主な症例としては、以下のようなものがあります。
・危険な行動を引き起こしやすい。
・精神的な不安定さを伴う。
・短期間での血圧上昇が見られる。
・心電図において不整脈が確認される。
・肥満から糖尿病のリスクが高まる可能性がある。
・虫歯の発生リスクが増加する。
これ以外にも、腎機能障害との関連性が指摘されていることもあります。
レッドブルやモンスターを飲むことが必ずしもこれらの症状を引き起こすわけではありませんが、
大量かつ長期間の摂取は避けるべきだと強く考えます。
危険とわかっていても、やっぱり・・・
危険性については十分理解しています。
それでも、特別なイベントや重要な仕事の前には、1本飲んで気合を入れたいと感じる方が多いのではないでしょうか。
私もその感覚はとても理解できます。
エナジードリンクに含まれるカフェインの過剰摂取のリスクについては、これまでに述べてきた通りです。
ただし、実はエナジードリンク以外の飲料にも多くのカフェインが含まれていることを知っておくことも大切です。
例えば、玉露入りの緑茶には 160mg(茶葉10g・湯60ml) のカフェインが含まれています。
エナジードリンクの危険性は、大量かつ長期間の飲用によるリスクだけでなく、若年層において習慣化される可能性があることです。
そのため、2〜3日に1本の摂取や、ショート缶を1日1本に制限するなど、自分自身でルールを設けておくことが大変重要です。
まとめ
仕事中や学びの場、さらにはスポーツのシーンにおいて、エナジードリンクは頼りにできる存在であることもあります。
カフェインやアルギニンといった成分が全て悪いわけではありません。
やはり身体に悪影響を及ぼすのは、大量かつ長期間にわたって飲み続けることです。
実際に、私自身も1日に4本ほど飲んでいたときには頭痛に悩まされた経験があるため、その重要性を痛感しています。
エナジードリンクとの正しい付き合い方を考え、自分自身の健康を守っていきたいものですね。
コメント