あなたは、二十歳になったときに最初に飲んだお酒のことをしっかりと思い出すことができるでしょうか?
日本酒や焼酎、ビールといったアルコール飲料は、初めて体験する人にとっては非常にハードルが高いものとして感じられることが多いですよね。
特に若い世代の方々は、居酒屋でお酒を注文する際、どうしても甘みがあり飲みやすいお酒を選ぶ傾向があります。
また、バーで楽しむことができるカクテルは、ビジュアル的にも美しく、非常に魅力的な選択肢となっています。
大人の世界に一歩踏み出すための最初の挑戦として、お酒を飲んでみたいと考える瞬間が誰にでも訪れるものです。
しかし、甘い飲み物や飲みやすいお酒を求める気持ちに乗じて、悪い大人が近づいてくることもあるのが現実です。
皆さんは「レディーキラーカクテル」という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉は、特に男性が好意を持つ女性を誘うために利用されていたカクテルを指しています。
通常、このカテゴリに分類されるカクテルはアルコール度数が高く、甘くて飲みやすいものが多いのです。
今回はその一例として、特に人気のある『カルーアミルク』について詳しくお話ししたいと思います。
1.カルーアミルクとは?
カルーアミルクとは、カルーアというリキュールと牛乳を組み合わせたカクテルのことを指します。
①カルーア
この飲み物は、コーヒー豆とサトウキビを主成分としたメキシコのリキュールで、深い茶色の色合いを持ち、甘みが特徴的です。
②牛乳
牛乳の種類によってカルーアミルクの風味は大きく変化するため、選ぶ際には細心の注意が必要です。時には生クリームを加えることもあります。
私がこのカクテルの材料を見た際には、まるでデザートを思わせるような印象を受けました。特に女性に好まれそうな甘さです。
カクテルの言葉には「臆病」や「いたずら好き」という意味があり、一見すると可愛らしい言葉ですが、お酒に関連すると少し奥深い印象を受けますね。
このカクテルを楽しむ際には、「いたずら」に遭わないように注意が必要かもしれません。
カルーアの歴史についても触れてみましょう。
1930年、メキシコのコーヒー農家であるアルバレス兄弟が、地元のベラクルスで起業家のブランコの助けを借りて作り上げたレシピが、最初のカルーアの誕生となります。
その後、1936年にはアルバレス兄弟の豆を使用して、化学者のモンタルヴォ・ララが現在のカルーアのレシピを確立しました。
1950年代からカルーアはアメリカでカクテルの材料として広まり、その際にボストンでカルーアミルクというカクテルが生まれました。
こうして、今でも世界中の人々に愛され続けているカクテルが誕生したのです。
3. カルーアミルクのバリエーションと作り方
カルーアミルクと一口に言っても、その奥深い世界は広がっています。
カルーアは実はスーパーマーケットなどで簡単に手に入るリキュールの一つです。
つまり、材料が容易に揃えられるため、誰でも手軽に作ることができるカクテルなのです。
自宅でも簡単に楽しめるカクテルとしても広く親しまれています。
ここまでお読みいただいて、少しでもカルーアミルクに興味を持たれた方もいるのではないでしょうか?
誰かと一緒に楽しむのも素敵ですが、自分のペースでゆっくりと楽しむのもまた良いでしょう。
そこで、カルーアミルクのシンプルな作り方をまとめてみました。
1.これさえ知っていれば自宅で簡単に作れる基本のカルーアミルク!
・必要な材料
①カルーア30ml、牛乳90ml(このレシピでのアルコール度数は約5%です)
作り方
氷を入れたタンブラーにカルーアと牛乳を注ぎ、優しくかき混ぜれば完成です。
なお、レシピに従った分量でなくても、自分好みの比率を探すのも楽しみの一つですよ。
2.牛乳とカルーアの美しい2色の層が魅力!プースカフェスタイル!
①材料は基本のカルーアミルクと同じです。
②作り方
まず、グラスにカルーアを先に注ぎ、その後にバースプーンを使って牛乳をゆっくりと注ぎます。
美しい牛乳とカルーアの2層ができれば完成です。
3.寒い季節にぴったりのホット・カルーア・ミルク
①材料は基本と同様です。
②作り方
牛乳を温め、カルーアを加えてよく混ぜれば完成です。
カルーアミルクを飲む際の注意点
カルーアミルクの味わいはコーヒー牛乳に近く、特に女性やお酒に不慣れな男性にも飲みやすいフレーバーです。
そのため、つい飲み過ぎて酔いが回ってしまうことが多く見られます。
もし、誰かがカルーアミルクなどのレディーキラーカクテルをすすめてきた際には、十分に注意が必要です。
まとめ
カルーアミルクは注意を払えば非常に美味しく楽しめるカクテルですので、適度に楽しむ分には問題ありません。
しかし、酔いつぶれてしまうと楽しい時間が台無しになってしまう恐れもあります。
若いあなたも、ぜひ悪い大人に騙されないよう心掛けてください。
自分自身のアルコールの許容量を理解し、それを踏まえて楽しむことができれば、より良い経験が得られるはずです。
そして、あなたの周りにはお酒の飲み方をまだ知らない後輩がいるかもしれません。
そのような人たちにさりげなくお酒の楽しみ方を教えてあげる大人になれたら、それは素晴らしいことではないでしょうか。
若い頃、アルコールに強い人たちが楽しそうにしている姿を見ていることもあるかもしれませんが、飲酒にはリスクが伴うことを忘れずに。
リスクを避けつつ、スマートに楽しむ方法を見つけたいものですね。
お酒と上手に付き合い、素敵な大人を目指していきましょう。
コメント