昨今、ペットに対する関心や需要が高まり、ペットブームが急速に拡大しています。犬や猫といった代表的なペットはもちろんのこと、最近ではさまざまな小動物の人気も高まっています。しかし、ペットを購入した後に十分な世話ができず、里親に出されたり、最悪の場合には保健所に持ち込まれたり、路上に捨てられるといった悲しい事例も増えているのが現状です。このような背景の中で、大型ペットだけでなく、小動物の飼育にも注意が必要です。特に、小動物はマンションやアパートなどの限られたスペースでも飼うことができるため、衝動的に購入してしまう方も多いかもしれません。そこで、今回は小動物に関する知識として知っておくべき情報や、購入を控えるべき理由について詳しくお話ししていきます。
飼うべきでない小動物
ハムスター
ハムスターは、比較的昔から小動物の代表として知られており、人気があります。見た目はとても可愛らしいですが、実際には飼う際に注意が必要な理由がいくつか存在します。
私自身もハムスターを飼った経験があるため、その臭いの問題は非常に気になる点でした。一般的にハムスターはヒマワリの種や穀物を好むイメージがありますが、実際には雑食性の動物であり、さまざまな食べ物を摂取します。植物だけでなく、昆虫などの肉類も食べることがあり、こうした食生活からくる臭いが問題となります。雑食性や肉食性の動物には共通して強烈な臭いが伴うため、特に臭いに敏感な方には向かない小動物の一つと言えるでしょう。
最近では、音が出にくい回し車なども販売されていますが、夜中にうるさくて眠れないと感じる方も少なくありません。音が出にくい回し車を使っていない場合、夜行性のハムスターは夜中に活発に動き回り、回し車を頻繁に使用するため、その音がうるさく感じることが多いのです。真夜中に目が覚めることも頻繁にあるでしょう。
このように、ハムスターについては主に飼わない方が良い理由を挙げました。もちろん、ハムスターも大切に育てれば、名前を呼ぶと寄ってくるほど愛らしい存在となりますが、可愛さだけで飼うことはできないという重要なポイントも理解しておくべきです。そのため、デメリットについても十分に認識する必要があります。
インコ
インコにはさまざまな種類があり、ここでは一般的なインコに共通する内容についてお話しします。ペットショップで見るインコは非常に可愛らしく、すり寄ってくる姿も魅力的ですが、意外にも多くのデメリットを抱えています。その中でも特に注意が必要な点をいくつか挙げたいと思います。
インコには放鳥が必要であり、これは犬の散歩と同じような役割を果たします。ただし、犬と違って外に連れ出す必要はありません。インコは室内で最低でも30分以上飛ばして運動させることが健康維持のために必須であり、これは飼い主の大切なお世話の一環です。しかし、この放鳥の時間中にインコたちがいたずらをすることもあります。中には噛み癖のある個体もおり、その癖がしつけられなければ、さまざまな物を噛んでしまうことがあるのです。私が知っているケースでは、スマートフォンのケースがボロボロにされてしまったこともあります。
インコの寿命はその種類によって大きく異なりますが、一般的に有名なセキセイインコの寿命は約5年から8年とされています。この寿命は他のペットと比べると普通に感じるかもしれませんが、種類によっては20年、あるいは50年も生きることがあるため、長期間にわたる飼育が必要であり、軽い気持ちで購入するのは避けるべきだと思います。この点は、寿命が短い動物と比較しても、飼う上での負担が大きくなる要因の一つです。
ウサギ
ウサギは幼稚園や小学校などでも飼われることが多く、非常にポピュラーな小動物ですが、実は意外にも多くのデメリットを抱えています。これからその点について詳しくお話ししていきます。
犬の散歩が一般的に知られているのと同様に、実はウサギも散歩が必要だということをご存知でしょうか?ウサギもインコと同じように、毎日約30分ほど室内で散歩させることが求められます。そのうえ、ウサギは毛が生えているため、部屋中に毛が飛び散る可能性が高くなります。毎日ブラッシングを行えば多少は改善されるかもしれませんが、毛が飛び散らないように徹底的にブラッシングをすることはほぼ不可能に近いです。そのため、アレルギー体質の方にはあまり向かない動物であるとも言えるでしょう。
最後に
すべての動物に共通するデメリットとして、命がある以上、必ず死んでしまうという現実があります。ペットを飼うと決めたのであれば、最後まで責任を持って世話をし、面倒を見続けることが基本的な原則です。時には世話をすることが面倒だと感じることもあるかもしれませんが、その中で情が湧いてくることも多々あります。そんな大切なペットがいなくなってしまった時には、計り知れないほどの悲しみを感じることでしょう。これからペットを飼おうと考えている方は、まずは世話が必須であるということ、そして最後には別れが待っていることをしっかりと心に留めてから飼うことをお勧めします。
コメント
初めて知りました !!!!
インコって散歩させないといけないんですね!!!!!びっくりしました!
このサイトでよく分かりました!!!