七工匠 7Artisans 3556LB 35mm F5.6 レンズレビュー
最近、私は七工匠 7Artisans 3556LBを手に入れました。このレンズは、ライカLマウント互換のパンケーキレンズで、特にそのデザインのコンパクトさが魅力です。35mmの焦点距離は、街中のスナップや風景撮影に最適で、一般的な用途には十分な広角を提供してくれます。
まず、外観から見ていきましょう。このレンズは、Φ66mm×21.5mmのサイズで、非常に薄型です。カメラに取り付けても存在感が薄く、持ち運びに便利です。特に、旅行や外出時には、その軽さとコンパクトさが助かります。
レンズの構成は、4群5枚というシンプルなものですが、高屈折低分散ガラスが2枚使用されているため、画質は期待できます。実際に撮影してみると、色の再現性やコントラストが良好で、特に明るい日中の撮影では、クリアな画像が得られました。
ただし、気になる点もいくつかあります。まず、フォーカスがMF（マニュアルフォーカス）のみという点です。オートフォーカスに慣れたユーザーには、少し扱いにくく感じるかもしれません。また、絞りがF5.6に固定されているため、明るい環境では問題ないですが、暗い場所での撮影には少し不安を感じるかもしれません。
以下は、私が感じた評価項目のまとめです：
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザインに関しては、非常にスタイリッシュで、どんなカメラにもマッチすると思います。しかし、機能性に関しては、MFの操作に不安を感じる方もいるかもしれません。価格満足度に関しては、同等のスペックを持つ他のレンズと比較して、若干の割高感を感じるかもしれませんが、その分得られる画質は十分に評価できます。
最短撮影距離が約0.3mであるため、近接撮影にも対応しており、特にテーブルフォトや小物撮影にも便利です。また、フィルター径が装着不可という仕様は、少し残念ですが、レンズのデザインを損なわないための選択とも言えるでしょう。
総じて、七工匠 7Artisans 3556LBは、コンパクトなデザインと高画質を兼ね備えた優れたパンケーキレンズです。特に、ライカLマウントに対する選択肢が限られている中で、このレンズは魅力的な選択肢となるでしょう。料理やスナップ写真を楽しむ方には、ぜひ手に取ってみて欲しい一品です。
