TTArtisan AF 56mm f/1.8 Zマウント レビュー
TTArtisanのAF 56mm f/1.8 Zマウントレンズは、ニコンZシリーズのカメラにぴったりな単焦点レンズです。このレンズは特にポートレート撮影に最適で、明るい開放F値を持つため、背景を美しくぼかした素晴らしい写真を撮ることができます。さらに、軽量でコンパクトなデザインは、持ち運びにも非常に便利です。
まず、このレンズの最大の魅力はその優れたAF性能です。STM(ステッピングモーター)を採用しているため、オートフォーカスが非常にスムーズで静かです。実際に撮影してみると、決定的な瞬間を逃すことなく捉えることができ、特に動きのある被写体に対しても安定したフォーカスを保つことができました。動画撮影時にも滑らかなフォーカスができ、瞳AFにも対応しているため、ポートレート撮影においては強力な武器となります。
次に、レンズの構造についても触れておきましょう。全体で9群10枚のレンズ構成を持ち、EDレンズを含むことで色収差が抑えられ、クリアでシャープな画像が得られます。鏡筒は質感の高い金属製で、ピントリングも心地よい操作感を提供してくれます。このこだわりが、TTArtisanのブランド力を感じさせます。
ただし、気になる点もいくつかあります。まずは、ファームウェアアップデートに関してです。リアキャップにUSB端子があり、PCと接続してアップデートができるのは便利ですが、Macには非対応というのは少々不便です。また、オートフォーカス性能は優れていますが、特定のカメラ機種でのみ対応しているため、購入前に自分のカメラが対応しているか確認する必要があります。
以下は、私が実際に使用して感じた評価項目の表です:
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★★☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
全体的に、TTArtisan AF 56mm f/1.8 Zマウントレンズは非常にバランスの取れたレンズであり、特にポートレート撮影を楽しむ方にはおすすめです。明るい開放F値と優れたオートフォーカス性能は、撮影の幅を広げてくれます。ただし、購入前にはカメラとの互換性を確認し、ファームウェアアップデートの点も考慮することをお勧めします。これにより、より良い撮影体験を得ることができるでしょう。