OM SYSTEM/オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱのレビュー
OM SYSTEMの新しい超望遠レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱを試してみました。このレンズは、従来の重くて高価な望遠レンズとは一線を画す存在です。まず、何よりもその小型軽量設計が魅力で、わずか423gという重量は、手軽に超望遠撮影を楽しむための大きな利点です。旅行やアウトドアシーンでも、軽快なフットワークで持ち運びやすく、様々なアングルから迫力のあるショットを狙えます。
### 評価項目
| 評価項目 | 評価 |
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| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
次に注目すべきはその描写性能です。このレンズには最新のZEROコーティングが施されており、逆光などの厳しい条件下でもゴーストやフレアを抑えたクリアな描写が実現されています。実際に風景やポートレートを撮影してみると、色の再現性や細部の描写が非常に良好で、驚くほどシャープな写真が得られました。
ただ、いくつか気になる点もあります。望遠域での撮影では、最も望遠にしたときのボケ味はやや硬めに感じることがあります。また、ズーム操作の際に、少しだけレンズの伸縮音が気になることもありました。これが静粛性を求める動画撮影の際にどのように影響するかは、使用シーンによって異なるでしょう。
さらに、このレンズはMSC機構を搭載しており、高速かつ静かなオートフォーカスが実現されています。動きのある被写体を狙う際にも、ストレスなく快適に撮影できるのは大きなポイントです。特に、動画撮影時においても静かなフォーカス動作が助けになりました。
全体的に見ると、OM SYSTEMのM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱは、超望遠撮影を手軽に楽しむための素晴らしい選択肢です。軽量で高性能なこのレンズは、特に風景や野生動物の撮影を愛する方にとって、非常に魅力的なアイテムになるでしょう。ただし、ボケ味やズーム操作時の音については個々の好みによる部分もあるため、購入前に実際に試してみることをお勧めします。これにより、自分のスタイルに合った使い方ができるか確認できるでしょう。
これからの撮影シーンで、このレンズがどのように活躍するのか非常に楽しみです。超望遠撮影を手軽に楽しめるこのレンズ、ぜひお試しあれ!