OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D E-M1 Mark III 12-40mm F2.8 PROレンズキット ブラックのレビュー
OLYMPUSのミラーレス一眼カメラ、OM-D E-M1 Mark IIIは、特に写真愛好家やプロフェッショナルにとって魅力的な選択肢です。このカメラは、手ぶれ補正技術や高画質撮影機能に優れた特長を持っていますが、実際に使用してみてその利点と欠点を体験しました。
まず、最も目を引くのは世界最高7.5段の手ぶれ補正です。この技術により、低照度環境や動いている被写体を撮影する際でも、しっかりとした画像を得ることができます。特に、旅行や野外での撮影が多い私にとって、この機能は非常に助かりました。
さらに、新エンジン「TruePic IX」による高画質も魅力的です。色彩が自然で、細部までしっかりと描写されるため、風景やポートレートの撮影においても期待以上の結果が得られました。特に、超高画質撮影が可能な5000万画素手持ちハイレゾショットは、風景写真を撮る際にその真価を発揮します。
このカメラのもう一つの特長は、防塵・防滴、耐低温設計です。過酷な環境下でも安心して使用できるため、雨の日や雪山でも気にせず撮影を楽しむことができました。ただし、使用後にはしっかりとケアをする必要があります。
さて、以下に私が感じた評価をまとめた星評価表を示します。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★★☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザインは非常にスタイリッシュで、持ち運びやすさも考慮されています。ただ、身体にフィットする感触は人それぞれなので、実際に手に持ってみることをお勧めします。また、操作系が少し複雑に感じることもあり、新しいユーザーには慣れが必要かもしれません。
次に、新開発の「星空AF」や進化した「顔優先/瞳優先AF」も注目すべきポイントです。特にポートレート撮影や夜景撮影で、その高速・高精度なAFシステムが大いに役立ちました。しかし、時折AFが迷う場面もあり、特に複雑な背景の中では慎重にフォーカスを合わせる必要がありました。
また、動画撮影機能も充実しており、「プロキャプチャーモード」や手持ち4K動画など、クリエイティブな表現が可能です。このような機能は特に映像制作を行う方には嬉しい要素でしょう。ただし、バッテリーの持ちが若干気になることもあり、長時間の撮影時には予備のバッテリーを用意しておくことをおすすめします。
総じて、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIは、優れた性能と耐久性を兼ね備えた素晴らしいカメラです。特に、手ぶれ補正や高画質の撮影機能は、非常に満足のいくもので、様々なシーンで活躍すること間違いなしです。一方で、初心者には少しハードルが高い部分もあるため、使用前にしっかりとマニュアルを読み込むことをお勧めします。