手軽に本格派の焼肉と鍋を同時に楽しめる、ピーコックのWGV-A60 ASMを徹底レビュー
今回の主役は、ピーコックのホットプレートと電気鍋機能を併せ持つ、WGV-A60 ASMです。2人用の小型設計ながら、2枚タイプのプレートが使い分けを可能にしてくれることが大きな魅力。家族や友人との食卓を、熱々の焼肉と煮込み鍋で同時に演出できる点にまず惹かれます。
設計について触れると、ピーコックは安定感のある天板と、丸みを帯びたエッジ処理が特徴です。ホットプレート側はヒーターの熱量が分かりやすく、細かい温度設定を好みに応じて微調整できます。掃除のしやすさも語られるべきポイントで、表面のコーティングは日常使いでも傷つきにくい印象。使い勝手を左右する電源周りも直感的で、購入後の導入ハードルを低く感じさせます。
熱の出方は、片方のプレートで焼き系、もう片方を煮込み系に割り当てるといった使い方が自然です。WGV-A60 ASMは、同一機器内で焼く要素と煮る要素を分けて同時進行できる点が大きな利点。2人用というサイズ感は、デザートまで含めたテーブルマナーを崩さず、適度なボリュームを保ちながらも卓上を圧迫しません。料理のプレゼンテーションとして、彩り豊かな具材を皿ごと温め直す使い方も楽しいです。
実際の使用感を整理すると、まず操作性の良さが目立ちます。手元のつまみは適度なトルクで、誤操作を防ぐ設計。ピーコックのこの機種は、温度の上げ下げがスムーズで、急な温度変化にも耐える作り。グリル鍋と<電気鍋機能の組み合わせは、煮込み料理の際にも肉の旨味が逃げにくいのが印象的でした。テーブル上での分担作業がしやすく、友人同士でのおしゃべりを妨げずに調理を進められます。
欠点としては、 finesse を求めるユーザーにとってはコード類が少々露出して見える点が挙げられます。広範囲の温度域を一度に使い切ろうとすると、熱ムラを感じる場面も。2人用とはいえ、鍋の深さや焼き面のサイズが家族向けの大鉢には少し小さく感じることもあるため、・大人数のパーティ用途には適さない点を認識しておくと良いでしょう。清掃性は総じて良好ですが、二枚タイプそれぞれの取り外し・洗浄には手間がかかる場面もあるため、使用後の手入れを習慣化することをおすすめします。
使い勝手を高めるコツとして、調理前にプレートの温度を低めに設定し、食材を均一に広げること。焼き面は薄手の油を薄く塗布する程度で十分にコーティングの効果を活かせます。煮込み面は汁気の多い料理を選ぶと、焦げ付きのリスクを抑えつつ鍋機能を活かせます。また、表面の油分をこまめに拭く習慣をつけると、長期的な美観を保てます。排気設備が室内に完備されていない場合は、風通しの良い場所での使用を心掛けると、臭いの滞留を抑えられます。
総合的に見ても、ピーコックのホットプレートとしての完成度は高く、WGV-A60 ASMというモデル名が示す通り、2枚タイプの組み合わせが、日常の食卓をすばやく華やかにしてくれます。デザイン性と機能性のバランスはよく、電気鍋としての汎用性も高い。価格帯やブランドの歴史を踏まえた満足度は決して低くなく、特に小規模な家庭や新婚世帯、二人暮らしの方には手頃で実用的な選択肢になるでしょう。
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
この組み合わせは、長時間の煮込みや焼肉の楽しさを同時に味わえるうえ、ピーコックならではの安定性と信頼感を感じさせます。スペースの限られたキッチンにも適したサイズ設計で、日常使いとしての汎用性も高い。実用的かつスタイリッシュな一台を探している方には、強くおすすめできる選択肢です。




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