ダイエット中でも美味しいものはしっかり楽しみたい！
ダイエットを始めると、ついつい厳しい食事制限を自分に課してしまうことが多いものですが、その影響で食欲との戦いが常に続くため、一度心の隙間を狙われてしまうと、あれもこれもと食べてしまい、最終的にはダイエットに挫折してしまうことがよくあります。
このような経験をしたことがある方は、きっと少なくないでしょう。
私自身も、まさにそのような経験を何度も繰り返してきました。
ダイエットに挑戦し、挫折を味わい、再び挑戦するもまた失敗するというループを経て、結局、抑えきれない食欲には勝てなかったのです。
しかし、ある時、ダイエットを成功させるための楽な方法を模索しているうちに、
同じ食べ物でも、太りやすいものと太りにくいものが存在するという大切なことに気づきました。
さらに、これらの食品はその色によって、避けるべきものを見分けることができることがわかり、「これは食べても問題ない！」という感覚が生まれたため、ダイエット中の食事に対する罪悪感が軽減され、モチベーションの向上にも繋がったのです。
ちなみに、私はその後、筋力トレーニングを続け、結果的には11キロの減量に成功しましたが、今でも食品を買う際には、「避けるべき白い食品」を意識して選ぶように心がけています。
本記事では、私の実体験を基に、どのような食品がその対象となるのか、その理由について詳しくご紹介していきます。
製造過程で白くなった食品には注意が必要！
本来なら、原材料そのものの状態で製造されていれば白くならない食品が、
製造過程で意図的に白くなる（またはされる）食品は、太りやすい食品に変わってしまうことがあります。さっそく、その具体例をいくつか挙げてみましょう。
白米（精米）
「お米が太るのは当然だよね。」と思った方がいるかもしれませんが、その通りで、白米は太りやすい食材と言えます。
お米には玄米や発芽米、雑穀米など、さまざまな種類がありますが、どの種類も糖質量が少なくないことは事実です。しかし、その中でも特に精米されたお米（白米）が最も太りやすいのです。
白米100gあたりの糖質量は約77gであるのに対し、
健康的とされる発芽玄米の糖質量はおおよそ72g</spanです。
さらに、食べたものによって血糖値がどれだけ上昇するかを示すGI値も、お米の中で白米が最も高い数値を示します。
高い数値（高GI値）とは、血糖値が急上昇しやすいことを意味します。
また、白米は白くするために精米する過程で、
ダイエット効果が期待できるビタミンB2を含むぬかも取り除かれてしまいます。そのため、お米を選ぶ際には、玄米などの茶色いものを選ぶのが最適です。
白いパン、白いパスタ
白いパンとは、焼き目のない白パンを指すのではなく、
生地が白いパンのことを意味しています。
この白いパンは、白い小麦粉から作られており、その小麦粉は、精製過程で小麦の表皮と胚芽を取り除かれ、細かく砕かれることで白くなります。
一方で、パンやパスタの原材料としてよく使用される全粒粉（ぜんりゅうふん）は、小麦を丸ごと使用して製造されるため、見た目はやや茶色っぽくなります。
全粒粉を選ぶことで、美肌の味方であるビタミンEも同時に摂取することができます。
ダイエット中に食べたいと思った時には、パンやパスタを選ぶ際、白いものではなく、全粒粉のものを選ぶように心がけましょう。
ポチップ更科そば
細く白い麺が特徴的な更科そばですが、その白さの理由は、そばの実の外層部分を削り、中心部の芯を使った一番粉を利用しているためです。
外層部分には、一番粉の2倍のたんぱく質、3倍のビタミンB1が含まれており、ビタミンB1は糖質を体内でエネルギー源に変える役割を果たすため、ダイエット中の強力な味方となります。
このことから、そばを食べる際には、外層部分を含む茶色い蕎麦を選ぶ方が、より効果的だと言えます。
白砂糖
時折、ネット上で見かける白砂糖は漂白されている！という情報がありますが、実際には漂白などは行われていません。
原材料であるサトウキビを煮詰めてできた結晶から、不純物を取り除くことで白く（実際には透明に近い色）なります。
その製造過程でビタミンやミネラルも取り除かれるため、栄養価が著しく低下しています。また、白砂糖は他の砂糖に比べて、吸収が非常に早く、血糖値が急上昇しやすいという点も、購入を控えるべき理由の一つとして挙げられます。
まとめ
このように、製造過程で意図的に白くなった食品は、ダイエット効果が期待できる成分が取り除かれているため、
同じ食品でも、色によって買ってはいけないものを見分けることができることをご理解いただけたかと思います。
ダイエット中の食欲は無理に抑え込もうとせず、「色で選ぶダイエット」を実践しながら、食事を心から楽しむことがとても大切です。
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