買ってはいけない?日立ヘルシーシェフMRO-W1Dレビュー

買ってはいけない?日立ヘルシーシェフMRO-W1Dレビュー

日立の過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」30Lを徹底検証:Wスキャン熱風コンベクションの実力を探る

日立の新しい過熱水蒸気オーブンレンジは、フロストブラックのカラーに映えるスタイリッシュな佇まいです。幅497mm・奥行442mm・高さ375mmと、キッチンの隙間にも収まりやすいサイズ感。ハンドルを含む奥行は495mm、ドアを開放した時には716mmまで伸びる設計で、実用性と使い勝手を両立しています。庫内は幅401×奥行322×高さ218mmで、総庫内容量は約30L。大家族の毎日使いにも余裕を生むサイズ感と、独自の設計が魅力です。

内部は2段式オーブンの利点を最大限活かせる作りになっており、庫内の実用容量と取り回しのバランスが秀逸。加熱方式はレンジ、オーブン、グリル、スチーム、そして注目の過熱水蒸気による加熱に対応しています。実用的な組み合わせとして、レンジ出力は自動モードで最大1000W、手動設定でも1000W・600W・500W・200W・100W相当を選べる柔軟性があります。これにより、ご飯をふっくら温めつつ、肉料理の表面を香ばしく焼き上げるといった一台での使い分けが容易です。

実際の使い勝手としては、Wスキャンの採用が大きな安心感を生みます。重量センサーとセンター赤外線センサーを組み合わせたこのシステムは、食品の重量と温度を感知して自動モードを最適化。料理の過不足を抑え、ムラを減らす助けになります。さらに温度センサーの連携により、パンやグラタンのような加熱時間の難しいメニューにも安定感を感じられます。

適切な温度管理と蒸気の力を活かした健康志向の調理も得意です。スチームと過熱水蒸気を組み合わせることで、野菜の食感を損なわず水分を閉じ込め、鶏肉の脂肪分を落とし過ぎずジューシーさを保つことができます。日常の朝食から夕食の主菜まで、1台で幅広い料理が実現する点は、大きな魅力です。操作系は直感的なダイヤルとタッチパネルの組み合わせで、初めての方でもストレスなく使える設計です。

評価項目評価
デザイン★★★★☆
機能性★★★★☆
価格満足度★★★☆☆
総合評価★★★★☆

この一台には、デザインと機能のバランスが非常に良く感じられます。黒系のカラーとガラス風ガードの組み合わせは、キッチンの中心に置いても主張しすぎず、むしろ落ち着いた上質感を演出します。加えて、Wスキャンの導入により、夕食のメニューの幅を広げることができました。パンのふくらみ具合、グリルの香ばしさ、そして蒸し物の水分コントロールが格段に安定します。2段式の機構は、同時進行で複数の料理を準備する際の時短効果を実感できる点が大きいです。

一方で感じた気になる点も正直に記します。大型の本体はキッチンのスペース次第では場所を取るため、設置前の寸法確認はしっかりと行いたいところです。操作が多機能ゆえに初期設定や慣れには少し時間がかかる可能性があります。特にデジタル操作と物理ダイヤルの組み合わせは年齢層や好みによって使い勝手に差が出るかもしれません。あと、音に敏感な方は熱風と蒸気を同時に使う場面でのファン音をやや気にするかもしれません。ただし、日常の調理での成果を考えれば、これらの点は十分許容範囲だと感じます。

総じて、日立の過熱水蒸気オーブンレンジは、健康志向の料理を手軽に楽しみたい家庭に強く推したい機種です。30Lの庫内容量と2段式のレイアウト、そしてWスキャンの精度は、日々の献立を幅広くサポートしてくれます。忙しい毎日でも、一台で主菜と副菜を同時進行で仕上げられる余裕は大きな魅力。長く付き合える相棒として、キッチンの利便性を確実に向上させてくれる一台と言えるでしょう。

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