買ってはいけない?パイオニアTX-6600IIレビュー

買ってはいけない?パイオニアTX-6600IIレビュー

PIONEER パイオニア TX-6600II FM/AMチューナーのレビュー

PIONEERのTX-6600IIは、音質や受信性能において非常に優れたFM/AMチューナーです。特に、受信性能を高めるために設計されたこのチューナーには、さまざまな先進的な技術が組み込まれています。

まず、このチューナーの最大の特徴は、雑音を抑えた受信性能です。FMフロントエンドには雑音指数の低いFETと周波数直線型の3連バリコンを使用した高周波1段増幅回路が搭載されており、これにより歪みの少ないクリアな音質を実現しています。また、IF段にはパイオニア開発のIF専用ICを採用しており、これが選択素子の位相特性を向上させることで、妨害排除能力を高めています。特に、AM成分の雑音を大幅に低減するための5段リミッターがかけられている点は、非常に評価できます。

実際に使用してみると、音質のクリアさや受信の安定性に驚かされます。特に、強電界地域でも弱電界地域でも安定した音質を提供するAGC特性のおかげで、さまざまな環境においても安心して使用できます。

評価項目

| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★★☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |

ただし、気になる点もいくつかあります。例えば、FM-AutoやAMのセレクタースイッチがレバー式であるため、動作に少し慣れが必要です。最初のうちは、切り替えに手間取ることがありました。また、フロントパネルに搭載されているメーターは、視認性が高いものの、デザインが少し古めかしく感じるかもしれません。特に、現代のシンプルでミニマルなデザインを好む方には、少し不満が残るかもしれません。

それでも、音質や受信性能に優れたこのチューナーは、オーディオファンにとって非常に魅力的な選択肢です。特に、音楽を愛する方にとっては、TX-6600IIのクリアな音質は大きな満足感をもたらしてくれるでしょう。

このモデルは、音楽だけでなくラジオ番組を楽しむ上でも非常に頼もしい存在です。高集積度の専用ICにより、電源ON-OFF時やセレクタースイッチ切替時の雑音もカットされており、ストレスのないリスニング体験を提供します。

総じて、PIONEERのTX-6600IIは、音質や受信性能に優れたFM/AMチューナーであり、少しのデザインの古さを気にしなければ、非常に良い選択肢となるでしょう。音楽やラジオを楽しむ上で、このチューナーは間違いなくおすすめです。

タイトルとURLをコピーしました