SAMYANG 単焦点標準レンズ AF 45mm F1.8 FEのレビュー
最近、ミラーレスカメラの人気が高まる中、SAMYANGから登場したAF 45mm F1.8 FEは、その新しいスタンダードを提案しています。このレンズは、特にソニーのEマウントカメラに最適化されており、優れた解像力と軽量なボディを兼ね備えています。実際に使用してみて、その性能や使い勝手について詳しくご紹介します。
まず、焦点距離45mmというのは非常に使いやすい画角です。人間の目で認識できる53度の画角を実現しており、35mmよりも周辺部の歪みが少なく、50mmよりも広い撮影範囲を持っています。このため、ポートレートや風景、スナップ写真など、さまざまなシーンで活躍することができます。
特に魅力的なのは、開放F値1.8の明るさです。これにより、軽やかな背景ボケを実現し、立体感のある素晴らしい写真を撮影できます。ポートレートや食べ物の写真では、被写体を際立たせることができ、思わず見惚れてしまうような仕上がりになります。
実際に撮影してみると、オートフォーカスの性能も素晴らしいです。リニアアクチュエータステップモーターを搭載しており、静かでスムーズな動作を実現しています。逃したくない瞬間をしっかりと捉えることができ、運動する被写体でも安心して撮影できます。
ただし、いくつか気になる点もあります。まず、軽量なボディ(162g)は持ち運びに便利ですが、手ブレの影響を受けやすいことがあります。特に暗い場所での撮影時には、手ブレ補正機能がないため、三脚を使用するか、シャッタースピードに注意する必要があります。また、絞り羽根の枚数が9枚で、円形ボケが好みの方には少し物足りないかもしれません。
以下は、今回のレンズの評価表です。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
全体として、SAMYANG AF 45mm F1.8 FEは、軽量で持ち運びがしやすく、高品質な写真を撮影できるレンズです。特に、ポートレートやスナップ写真を好む方にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。もちろん、手ブレには注意が必要ですが、それを補うだけの性能を持っています。このレンズを使えば、日常の中で素晴らしい瞬間を捉えることができるでしょう。