SONY α6700 ミラーレス一眼カメラ レビュー
SONYの最新モデル、α6700は、特に写真や動画撮影を愛する人々にとって、非常に魅力的な選択肢です。このカメラは、最新世代の画像処理エンジンとAIプロセッシングユニットを搭載し、有効最大約2600万画素の高画質を実現しています。
まず、特筆すべきはそのAF性能です。最大759点の像面位相差AFセンサーが搭載されており、撮像エリアの約93%をカバーしています。これにより、動きのある被写体でも非常にスムーズに追尾することが可能です。特に、人物や動物、さらには飛行機や列車といった被写体の認識性能が飛躍的に向上した点は、撮影者にとって大きなアドバンテージです。
加えて、α6700は最高約11コマ/秒の連続撮影が可能で、スポーツや動きの速いシーンの撮影にも適しています。これにより、瞬間を逃さず捉えることができるのは、特に動きのあるシーンを撮影する際に心強いポイントです。
次に、動画撮影に関しても優れた性能を持っています。6Kオーバーサンプリングによる4K 60pのカメラ内記録や、ハイフレームレートでの4K120p撮影が可能で、クリエイティブな表現が広がります。特に、動画制作を行う方にはその高画質が魅力的です。
ここで、商品の評価をまとめてみましょう。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザインについては、シンプルで洗練された印象があります。手に馴染むサイズ感もあり、長時間の撮影でも疲れにくいのは嬉しいポイントです。しかし、少し重さを感じる方もいるかもしれません。特に、長時間の撮影や旅行での持ち運びを考えると、もう少し軽量化されていると更に良いかもしれません。
また、サンディスクの128GB SDカードが付属している点も見逃せません。このカードは、読取速度が最大200MB/sに達し、書込み速度も90MB/sと非常に高速です。これにより、4K動画やフルHD動画の撮影がスムーズに行えます。特に、動画を多く撮影する方には心強いパートナーとなるでしょう。
ただし、UHS-I規格で定義された104MB/s以上の転送速度を最大限に引き出すには、対応したカードリーダーが必要ですので、注意が必要です。これがなければ、せっかくの高速性能を活かせない可能性があります。
全体として、SONY α6700は写真・動画共に優れた性能を持つ魅力的なカメラです。特に、AIによる被写体認識性能や高速連写機能は、クリエイティブな活動をサポートしてくれることでしょう。気になる点としては、重量とカードリーダーの必要性が挙げられますが、これらを上手くカバーできれば、非常に満足のいく撮影体験が得られるはずです。