かまぼこは、うどんなどの料理に使う具材としても重宝され、そのままスライスして食べるだけでもとても美味しく、手軽に取り入れやすい食材です。
ただし、かまぼこには添加物が含まれており、その中には発がん性が疑われるものもあるため、注意が必要です。また、食べ過ぎることで健康への影響も考えられるため、適量を守ることが望ましいです。
この記事では、かまぼこに使用されている主な添加物について詳しく解説し、食べ過ぎに注意が必要な理由についても考察していきます。
かまぼこに使用される加工でん粉と着色料には注意!
かまぼこにはいくつかの気になる添加物が使用されていますが、その中でも特に一般的な2つの添加物について詳しく見ていきましょう。
まず、かまぼこにしばしば使われるのが加工でん粉です。加工でん粉がかまぼこに使用される理由は、弾力を持たせるためです。
かまぼこは艶やかな見た目とともに、しっかりとした弾力が求められ、特に白くて美しいものが好まれる傾向があります。そのため、色も無臭であるでん粉が使用され、風味や見た目に影響を与えないように工夫されています。
注意が必要なのは、かまぼこに使われる加工でん粉は、片栗粉などの天然由来のものではなく、化学的な処理を施されたものが多いことです。加工でん粉には多くの種類があり、その中には安全性が未検証のものも存在します。中には発がん性の疑いがある加工でん粉も含まれている可能性があり、具体的にどの種類が使われているのかは確認が難しいため、気になる方は加工でん粉を使用していないかまぼこを選ぶと良いでしょう。
次に、特に気をつけたい添加物の一つが着色料の赤色106号です。この赤色106号は、かまぼこの赤い部分に使用されることが多いです。
日本では使用が許可されていますが、世界の多くの国では食品添加物としての使用が認められていないため、注意が必要です。また、この添加物も発がん性が疑われているという報告があります。これらの理由から、赤色106号が含まれているかまぼこは避けたいところです。赤い色の付いていないかまぼこも多く存在するため、気になる方は赤色106号が含まれていない製品を選ぶようにしましょう。
かまぼこの塩分量は意外と高め
かまぼこは工夫次第で様々な料理に利用でき、バリエーション豊かな食材です。うどんの具材としてはもちろん、かまぼこそのものを主役にした料理でも美味しさを引き立てます。
例えば、小さくカットしたかまぼこをフライパンで軽く焼くと、香ばしさが加わり、また違った美味しさを楽しむことができます。さらに、お刺身のようにスライスして、醤油やわさびを添えて食べても、簡単でありながら洗練された味わいが楽しめます。
このように、かまぼこは手軽にスーパーやドラッグストアで購入でき、簡単におかずとして利用できるため、非常に便利な食材です。おかずとして取り入れると、少量でもたくさん食べることができ、1本の量は決して多すぎるわけではないため、気軽に食卓に加えることができます。
しかし、気になるのは、かまぼこを1本食べることで過剰摂取にならないかという点です。特に注意が必要なのは、かまぼこの塩分です。
かまぼこ1本の重さは約120gで、その中に含まれる塩分は約2.7gと言われています。成人男性が1日に摂取すべき塩分量は約7.5g、女性は6.5g未満が理想とされています。
特に、かまぼこをおかずとして食べる際には、醤油を添えることが多く、その場合、かまぼこだけで1日の塩分摂取量の1/3以上を簡単に超えてしまう可能性があります。さらに醤油の塩分も加わるので、意識して摂取量を管理することが重要です。
塩分を過剰に摂取すると、高血圧のリスクが高まります。高血圧が続くと、動脈硬化や心疾患、脳疾患など、循環器に関わる疾患のリスクも高まるため、注意が必要です。
かまぼこは非常に便利なおかずではありますが、塩分が高めであるため、食べ過ぎにはくれぐれも注意が必要です。
かまぼこに使われる魚肉は良質なたんぱく質
かまぼこは塩分量に注意が必要ですが、手軽に食べられるおかずとして非常に便利な存在です。食べ過ぎには注意が必要なものの、かまぼこは体に良いとされる栄養素も含まれています。
その主成分である魚肉は、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。魚肉に含まれるたんぱく質は、9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいるとされています。
さらに、牛肉や豚肉などからたんぱく質を摂取しようとすると、脂質も一緒に多く摂取してしまうことになりますが、魚肉は相対的に脂質が少ないため、過剰な脂質を摂ることなく、効率的にたんぱく質を補給できます。
しかし、かまぼこには加工でん粉や赤色106号など、注意すべき添加物が含まれていることが多いです。そのため、添加物が気になる方には以下のような商品をおすすめします。
これらの商品であれば、添加物を気にせずに楽しむことができます。ただし、依然として塩分が高いことには変わりがないため、食べ過ぎには注意しながら、美味しく楽しく食べることを心がけましょう。
まとめ
これまでの内容を通じて、かまぼこは主成分に魚肉を使用しているため、良質なたんぱく質を豊富に含む食品であると同時に、添加物として加工でん粉や赤色106号に注意が必要であることがわかりました。
また、かまぼこは手軽なおかずとして非常に便利ですが、塩分が多く含まれているため、過剰摂取には十分な注意が必要です。
添加物に関して気になる方は、加工でん粉や赤色106号を含まない製品を選び、かまぼこを美味しく楽しむことができるよう心がけましょう。
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