買ってはいけない「ビジネス書」とは?その特徴と失敗しない選び方も解説

「どのようにすればより多くの収入を得ることができるのか?」
「ビジネスで成功を収めるためには、何を始めるべきなのか?」

人々の思いは様々ですが、ビジネス書を求めている人々は非常に多いというのが現状です。

現在では、大企業の経営者でなくても、誰でも気軽に出版できる時代となり、書店やオンラインの世界には数多くのビジネス関連書籍が溢れています。

しかし、「成功したい」と強く願うあまりに、あれこれと本を買い漁るのは避けるべきです

ここでは購入を避けるべきビジネス書の特徴とともに、失敗しない本の選び方についても詳しくご紹介しますので、ぜひ購入の参考にしていただければ幸いです。

購入を避けるべきビジネス書の特徴

私が考える、購入を避けるべきビジネス書の特徴は以下の4つにまとめられます。

著者の成功体験のみが記載されている本

まず初めに、ビジネス書を購入すること自体が目的ではありません。

重要なのは、その書籍がどれだけ自分の問題解決に役立つヒントを提供してくれるかという点です。読後にモチベーションが高まり、実際に行動に移せるかどうかも非常に重要だと私は考えています。

もし、著者の成功体験だけが語られているようなストーリー形式の本であれば、「私も同じように成功したい」と思うことはあるかもしれませんが、再現性が乏しいことがほとんどです。

このような成功体験に関する本は、読んで終わりで満足してしまうことが多いため、ビジネス書としてはあまりお勧めできません。

自分の環境とはかけ離れすぎて、成功のイメージが湧かない本

具体的な成功への手法が詳細に記載されていたとしても、その内容が「借金2000万円から資産1億円を築く方法」となればどうでしょうか?

あなたは、自分自身が同じように2000万円の借金から成功を築く過程を簡単に想像できるでしょうか?

実際に借金を抱えている方には共感できる点も多いかもしれませんが、出発点や境遇が著者と大きく異なる場合、読んでいても現実味が薄いと感じることがあるでしょう。

成功するイメージが持てないと、行動を起こすことも難しくなります。どんなに評判の良いベストセラーであっても、自分の現在の状況に近い書籍を選ぶ方が確実に役立ちます

今の自分には内容が難解すぎる本

現在の自分のレベルでは書かれている内容が理解できない本も避けるべきです。

例えば、これから起業を考えている人が「年商1000億円を達成した社長の指南書」を読んだとしても、理解が難しいのは明白です。

年商1000億円の企業には、財務諸表やマネジメントなど幅広い知識が求められますが、初めてビジネスを立ち上げようとしている人にとっては、すぐに行動を起こすには非常に難易度が高いのが実情です。

そのため、月50万円を稼ぐ方法など、達成しやすいレベルの書籍から読み始めるのが賢明です

以前に見た本と似た内容が記載されている本

ビジネス書を多く読んでいると、どこかで見た内容が繰り返し現れることがあります。

たとえば、効率的な時間の使い方やアウトプットの重要性など、表現は異なっていても同様の概念が繰り返されることがよくあります。

成功者が共通して伝えることですので、確かに重要な考え方であることは間違いないかもしれません。

しかし、新たに本を購入するたびに同じ内容が繰り返されるのであれば、以前読んだ本を再度じっくりと読み返す方が有益です

これにより無駄な出費を抑えることにもつながります。

失敗しないビジネス書の選び方とは?

とは言っても、ビジネス書は実際に購入してみないと当たりか外れか分からないことも少なくありません。

ここからは、失敗しないビジネス書を選ぶための方法を2つまとめてみました。

気になる本の要約を事前に調査する

現在ではビジネス書を要約した動画チャンネルが多数存在します。

いくつかの動画を視聴し、興味を引いた本や、自分にとって必要だと感じる書籍があれば、それを購入するのが良いでしょう。

動画を倍速で視聴することで、短時間で多くのビジネス書の概要を把握することができますし、コストパフォーマンスを重視するビジネスマンにとっては非常に有効な手段と言えるでしょう。

ただし、私個人としては要約チャンネルはあまり推奨しません。その理由は、要約動画を視聴して満足してしまう人が多いからです。

前述の通り、ビジネス書は読んで満足するだけでは意味がなく、その後の実行が不可欠です。

本の概要をざっくりと理解しただけで何の行動にもつながらないのなら、要約チャンネルに時間を費やす意味はほとんどありません

興味のあるページを開いて、内容に惹かれたら購入する

そこで私が提案するのは、書店に行き、並んでいる本を手に取ってざっと読み、心に響く文や興味を引く内容がある場合は、それを購入する方法です。

具体的には、本を目次から順に読むのではなく、どこでもいいので開いて2〜3ページを読んでみるのです。

その内容が自分に響くものであれば、さらに別の2〜3ページを読んでみる

そして、さらに興味が湧くようであれば、また別の2〜3ページを読んでみるという形で進めていきます。

それでも魅力を感じたら、購入するという流れです。

パラパラと見ている段階では、本の内容が理解できなくても全く問題ありません。「このページは何を言っているのだろう?」「なんだか面白そうだな」と興味を持つだけで十分です。

私の経験則として、実際に購入して読んでみることで新たな考え方やひらめきが得られることが多いので、この方法を強くおすすめします。

まとめ

今回は、購入を避けるべきビジネス書の特徴についてお話ししました。

さらに、失敗しないビジネス書の選び方についても紹介いたしました。

最後に、私がビジネス書に期待する要素をまとめてみます。

・実践可能な気持ちにさせてくれる本
・現在の自分のレベルでも実践できる内容が含まれている本
・何となくでも良いので、実践した結果がイメージできる本

単に読んでモチベーションが上がるだけではなく、そのまま即実行に移せるかどうか。
さらに、行動の結果や成功のイメージがどの程度描けるかが非常に重要です。

最後に、ビジネス書はあなたにとって役立つものである一方で、必ずしも万人にとって有益とは限りません。
他の人には評価が低いとされる書籍であっても、あなたにとっては評価5の素晴らしい本である可能性があるのです。

ですので、口コミや評判を気にすることなく、実際に本を手に取って数ページを読んでみることを強くお勧めします。

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