初心者が買ってはいけないアコースティックギター

ギターに興味を持つ方々の中には、特にアコースティックギターに挑戦したいと考えている方が多いのではないでしょうか。この楽器はエレキギターとは異なり、持ち運びが非常に簡単で、どんな場所でも気軽に演奏ができるという大きな利点を持っています。

また、歌を楽しむことが好きな方にとっては、ギターを弾きながら一人でライブを楽しむことができるのも、アコースティックギターの大きな魅力の一つです。自分の声とギターの音色が絶妙に重なり合うことで、特別な演奏体験を得ることができるのです。

そんな魅力に満ちたアコースティックギターを始めたいと思っている方々に向けて、初めてアコギを購入する際の注意点について、詳しく解説していきます。

アコースティックギターの魅力
アコースティックギターと気候
子供用や左利き用ギターについて
アコースティックギターは全て個体差がある
アコースティックギター選びまとめ

アコースティックギターの魅力

エレキギターとは異なるアコースティックギターの魅力とは、一体どのようなものでしょうか？

アコースティックギターの魅力を象徴する理由をいくつか挙げてみましょう。

音色が優しい

アコースティックギターの最大の魅力は、その温かみのある優しい音色です。エレキギターでは再現できない、弦の振動と木のボディが生み出す音は、非常に心地よく耳に響いてきます。この音色は、聴く人に深い感動を与えることができるのです。

アコギを練習しているうちに、自分が奏でている音に癒され、思わずリラックスして眠くなってしまう経験をした方も多いのではないでしょうか。

電源が要らない

エレアコのように電源が必要なモデルも存在しますが、基本的にアコースティックギターは電源無しで演奏できるため、どんな場所でも気軽に演奏を楽しむことができます。そのため、演奏したいと思ったときに特別な準備をすることなく、すぐに練習を始めることができるのです。このように、練習へのハードルが低いことから、楽器を始めても挫折する可能性が少ないのもアコースティックギターの大きな魅力と言えるでしょう。

軽くて持ち運びがラク

アコースティックギターの重さは種類によって異なりますが、平均すると約2kg程度ですので、持ち運ぶ際もそれほど苦にはなりません。また、アンプを必要としないため、荷物も少なく済むという利点があります。これにより、どこかでライブを行う際にも、フットワーク軽く動くことができるのです。

一人で完結できる

アコースティックギターは、弾き語りを楽しむ方にとって特に魅力的です。歌を歌うことが好きな方であれば、自分で伴奏を弾きながら、一人でライブを完結させることができるのです。また、歌を歌わなくてもアコギのサウンドだけで十分にインストライブを楽しむことができるのも、この楽器の素晴らしさの一つと言えるでしょう。

価格が安いラインナップがある

アコースティックギターは、エレキギターに比べて比較的手頃な価格で購入できるものが多く流通しています。ただし、あまりにも安すぎるメーカーのものはおすすめできませんが、質の良いギターが手に入りやすいのも魅力の一つです。さらに、アンプを必要としないため、初期費用を低く抑えることができるのも大きなポイントです。

アコースティックギターと気候

アコースティックギターの魅力を理解した上で、どのようなタイプのものを選ぶのが良いのか考えてみましょう。

性能やサウンド、重視するポイントはいろいろありますが、意外と見落としがちな重要なポイントに楽器の産地の気候と、自分の住んでいる地域の気候が挙げられます。

たとえば、有名なアコギのメーカーとしてアメリカのGibson（ギブソン）があります。ギターメーカーとしての歴史も長く、多くのファンを持つブランドです。素晴らしいギターを提供していることは間違いありませんが、同じモデルのギターでもアメリカで使用する場合と日本で使用する場合では、サウンドが異なってしまうことをご存知でしょうか？

その原因は、湿度や温度といった気候条件にあります。

乾燥したアメリカの気候で使用されているギターと、高い湿度にさらされる日本の気候では、ギターの状態が変化し、それがサウンドに影響を与えることがあります。木材は生きている素材であるため、この点を感じる瞬間でもあります。有名なブランドだからといって、必ずしもそのギターが日本の気候に適しているとは限らないのです。

また、YAMAHA（ヤマハ）やYairi（ヤイリ）、高峰などの日本製のギターは、日本の気候で使用することを考慮して作られているため、良い音がすることが多いという現象もよく見られます。