ボールペンを何本お持ちでしょうか？意外と多くのボールペンが手元にあるかもしれません。これは、途中で使わなくなったり、新しいものを購入したりすることから来るものです。
ボールペンは主に油性と水性の2種類に分かれていますが、一般的には油性ボールペンが広く利用されています。日常生活において、ボールペンは非常に重要なアイテムですが、書いている最中に突然書けなくなってしまったという経験は誰にでもあることでしょう。
この記事では、ボールペンが書けなくなる理由や、正しい保管方法について詳しく解説していきますので、たくさんのボールペンを購入してしまう方はぜひ参考にしてください。
ボールペンが書けなくなる理由
新たに購入したばかりのボールペンが急に書けなくなってしまうと、がっかりしてしまいますよね。特に、少し高価なボールペンを選んだ場合、その落胆はさらに大きくなります。
ボールペンが書けなくなる原因としては、いくつかの要因が考えられます。以下の理由がよく挙げられます。
- インクが古くなってしまった
- ペン先が傷ついた
- ペン先に異物が混入した
- 芯に空気が入った
- キャップを外したまま放置
- インクがなくなった
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
インクが古くなってしまった
ボールペンのインクには明確な寿命があり、製造から約2～3年が経過すると、インクが蒸発し、書けなくなることがあります。このインクの製造年月日は、ボールペンの芯の胴体部分に刻印されていますが、購入前に確認するのは難しいことが多いです。
また、店舗によっては在庫が長期間残っていることもあるため、そのような店舗から油性ボールペンを選ぶ場合は特に注意が必要です。
ペン先が傷ついた
書いている最中にインクがかすれたり、途切れたりすることがある場合、ペン先が傷んでいる可能性が高いです。さらに、ペン先にインクが溜まりすぎると、書き始めにインクが大量に出ることもあります。
これは、強い筆圧によってペン先に傷がつくことで引き起こされる症状です。また、ペンを落としたり、何かにぶつけたりすることでペン先が変形し、ボールが正常に機能しなくなることも、インクが出ない原因の一つです。
ペン先に異物が混入した
書く際の用紙によっては、紙の繊維やコーティング剤がペン先に混入し、結果として書けなくなることがあります。特に、レシートなどの感熱紙は特殊なコーティング剤が施されているため、ボールペンでの使用は避けることをお勧めします。
さらに、修正テープの上から書き直す場合には、テープがしっかりと貼られていないと、テープ自体がペン先に絡まり、書けなくなる原因となることもあります。
芯に空気が入った
ボールペンを上向きや水平にして書くと、空気が入ってしまい、インクが逆流してしまうことがあります。特に、壁に貼ってある紙に書く場合、ボールペンが水平になりやすく、一度紙を外してから書くことをお勧めします。また、仰向けに寝ながら書くことも避けた方が無難です。
キャップを外したまま放置
キャップ付きのボールペンは、使用後には必ずキャップをしっかりと閉めておかないと、ペン先が乾燥し、結果的に書けなくなってしまいます。ノック式のボールペンの場合も、使用後はペン先をしまうことを忘れないようにしましょう。
インクがなくなった
油性ボールペンは水性ボールペンに比べ、インクの減少が遅いため、インクがないと思い込んでいることもあります。中の替え芯を取り出して確認することが重要です。見た目にはインクが残っているように見えても、実際には周囲に残ったインクが付着しているだけで、使用できなくなっている可能性もあるため、注意が必要です。
ボールペンのインクを復活させる対処法
書けなくなったボールペンを復活させることは可能なのでしょうか？その可能性はありますが、原因によって結果は異なります。ペン先をきれいにし、ティッシュの上で何度も書いてみてインクが出るようになれば、汚れが取り除かれ、正常に戻ったと言えるでしょう。
この方法で復活できる場合もありますが、以下の理由では復活させることが難しいことが多いです。
「インクの乾燥」には温める、「空気が入った」場合は振るなどの対処法がありますが、効果が期待できないことが多いです。
ボールペンの正しい保管方法
ボールペンを正しく保管する方法を理解しておくことで、書けなくなるリスクを軽減することができます。ノック式とキャップ式では保管方法が異なるため、それぞれのタイプに適した方法を知ることが重要です。
・キャップ式：必ずキャップを閉め、キャップ側を上に向けるか、横にして保管します。
・ノック式：ペン先をしまった状態で、ペン先が下になるように向けるか、横にして保管します。
どちらのタイプもしっかりとした保管が求められ、高温多湿の場所には置かないように気を付けることが大切です。特に車の中は温度が上昇しやすいため、そのまま放置することは避けるべきです。
おすすめの油性ボールペン
油性ボールペンは、公文書やビジネスシーンでの使用に適しており、にじみにくいという特長がありますが、どのボールペンを選ぶべきでしょうか。
油性ボールペンには、低粘度のものと高粘度のものがあります。
低粘度：書き心地が滑らかでインクの乾きも早く、事務作業などに最適です。おすすめとしては、三菱鉛筆のジェットストリームやパイロットのアクロボールがあります。
高粘度：インクがしっかりと出るタイプで、粘着性があります。このタイプは複写式の書類や宛名書きなどに向いています。おすすめの一つとして、三菱鉛筆のパワータンクがあります。
まとめ
ボールペンが書けなくなってしまうと、復活させるのが難しいことが多いです。そのため、長持ちさせるためには適切な保管方法や使用方法に気を配ることが非常に重要です。これにより、無駄に新しいものを購入することを防ぐことができるでしょう。
最近では、さまざまなボールペンが新たに登場しており、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるかもしれません。お店によっては試供品が用意されているところもあり、実際に試し書きができるので、ぜひお気に入りの1本を見つけてみてください。
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