WordPressを利用してブログやウェブサイトを制作している多くの方々の中には、有料テーマを導入することで必ずページビュー(PV)が増加するだろうと考える人が意外と多いのが現状です。
WordPressはその使いやすさから、初心者から経験豊富なプロのウェブデザイナーまで、非常に幅広い層に支持されています。無料のテーマでも素晴らしいサイトを構築することが可能ですが、一方で有料テーマを購入することで、さらに魅力的なサイトが作れると信じている方々も少なくありません。
しかし、それが必ずしも正しいとは限らないのです。
本記事では、特に初心者の方に向けて、「購入を避けるべき」WordPressテーマの特徴や、どのような方に有料テーマが適しているのかについて、詳しく解説していきたいと思います。
有料テーマを購入しなくても素晴らしいサイトは作成可能
WordPressの世界には非常に多くのテーマが存在し、私自身もそのすべてを把握することは不可能です。このようにテーマのバリエーションが豊富であるため、無料で質の高いテーマも数多く存在しています。
そのことを知らずに、単にページビューを増加させる目的で有料テーマを無駄に購入するのは避けるべきです。もしサイトへのアクセスが伸び悩んだり、デザインに迷ったりした場合でも、まずはSEO対策を見直したり、アクセスを増やすための他の努力をしてみることが重要です。
ネット上では多くの有料テーマが紹介されていますが、初心者の段階では無料テーマで十分に対応できることが多いです。無駄な資金を使わないよう、賢明な選択を心がけましょう。
購入を避けるべきテーマの特徴とは?
ここでは、WordPressの有料テーマの中で購入を避けるべき特徴を詳しくご紹介していきます。
英語版の有料テーマ
ご存知の通り、海外で販売されているWordPressのテーマは多くが英語で作成されています。数は非常に多く、質の高いテーマも存在しますが、日本語に対応していなければ使用することは難しいでしょう。
さらに、日本語に対応しているテーマであっても、英語用に設計された行間に日本語を使うと、見栄えが悪くなることがしばしばあります。 英語のブログを作成したい方や、画像を中心としたコンテンツを考えている方には適しているかもしれませんが、一般的なサイトを作成したいのであれば、こうしたテーマの使用は控えた方が良いでしょう。
機能が多すぎる
有料テーマは、当然ながら無料テーマに比べて機能やセキュリティ、サポートが充実しています。しかし、機能が多すぎる有料テーマは初心者にとって使いこなすのが難しく、結果的に無駄になってしまうことがよくあります。
ある程度の知識や経験が身について、ブログサイトの運営に慣れてきた時に、その際にぜひ購入を検討してみてください。
有料テーマの相場はどれくらいなのか
では、有料テーマの価格帯について見ていきましょう。
テンプレート | 販売価格 | 公式サイト |
Hummingbird | 7,980円 | https://open-cage.com/hummingbird/ |
ALBATROS | 7,980円 | https://open-cage.com/albatros/ |
Emanon Pro | 9,800円 | https://wp-emanon.jp/themes/theme-emanon-pro/ |
SWALLOW | 9,900円 | https://open-cage.com/swallow/ |
STORK19 | 11,000円 | https://open-cage.com/stork19/ |
SANGO | 14,800円 | https://saruwakakun.design/ |
Emanon Business | 12,800円 | https://wp-emanon.jp/themes/theme-emanon-business/ |
AFFINGER6 | 14,800円 | https://on-store.net/affinger6/ |
THE THOR | 16,280円 | https://fit-theme.com/the-thor/ |
SWELL | 17,600円 | https://swell-theme.com/ |
賢威 | 27,280円 | https://rider-store.jp/keni/ |
Emanon Premium | 27,800円 | https://wp-emanon.jp/themes/theme-emanon-premium/ |
TCDテーマ | 49,800円 | https://tcd-theme.com/wp-tcd |
他にもさまざまなテーマが存在し、価格は5,000円から50,000円までと幅広く設定されています。
また、価格が高いからといって必ずしも評価が高いわけではなく、逆に安価なテーマの中にも多くの口コミで話題に上がっているものが数多く見受けられます。
有料テーマを利用するべき人とは?
では、有料テーマを利用するべき人にはどのような方がいるのでしょうか。
初めから完成されたテーマを求める人
無料テーマは一般的にシンプルなデザインが多く、その点自体はメリットですが、独自性のあるデザインを求める場合は、手間のかかるカスタマイズが必要となることが多いです。
その一方で、有料テーマは(すべての有料テーマがそうであるとは限りませんが)初めからデザインやレイアウトが整えられているため、カスタマイズを行わなくてもそのまま使用できることが多いです。
これによって、サイト運営において最も重要なコンテンツ作成に専念できる環境が整うのです。
充実したサポートを求める人
無料テーマの場合、人気のある有名なテーマを除くと、サポートやアップデートが不十分であることがしばしば見受けられます。
しかし、有料テーマの多くは、購入者専用のフォーラムやカスタマーサポート、解説サイト、マニュアルなどが整備されており、サイトの初期設定やカスタマイズで生じる疑問点に対して迅速に対応してもらうことが可能です。
さらに、アップデートによって新しい機能が追加されたり、改善されたり、セキュリティの脆弱性に対する対策が施されたりする点も、有料テーマの大きな利点となっています。
一方で、無料テーマの場合、ダウンロード数が多いメジャーなテーマは定期的にアップデートされることが多いですが、あまり知られていないマイナーな無料テーマについては、注意が必要です。
ダウンロードする前に、最終アップデートの日付をしっかりと確認しておくことをお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
購入を避けるべきWordPressテーマの特徴について理解が深まったのではないでしょうか。
皆さんのテーマ選びがより良いものになることを心より願っています。
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