遅い時間帯にスーパーを訪れると、惣菜が値引きされていることがよくあります。特に、野菜に関しては「おつとめ品」として、入荷から時間が経過したものが割引価格で販売されているのは、多くの方がご存知のことでしょう。
また、季節の終わりにはバーゲンセールが行われており、衣類が大幅に値引きされて販売されることもあります。これを利用して、次のシーズンに向けて服を購入する方も多いと思います。30円から50円引きや、10%引き程度ではあまりお得感を感じないこともありますが、100円引きや30%引き、さらには半額のシールが付いていると、非常に得した気分になり、ついつい手に取ってしまうことは、皆さんも一度は経験されているのではないでしょうか。
確かに、お得に買い物ができることもありますが、実は見切り品やセール品を購入する際には注意すべき落とし穴が存在することをご存じでしょうか。今回は、見切り品やおつとめ品を購入する際に気を付けるべきポイントや、安くても購入を避けた方が良いものをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
見切り品を買う時に気をつけたいポイント
結論から申し上げますと、見切り品を購入する際には、次の4つのポイントに注意を払うと良いでしょう。
食材の劣化具合を見極める
見切り品やおつとめ品は、売れ残った商品をスーパーが値引きして売ることで、消費者に購入してもらおうとするものです。そのため、売れ残っているということは、当然ながら鮮度は仕入れたばかりのものと比べて低下しています。多少の劣化であれば、すぐに使用することで無駄を避けることができますが、カビや変色、水分が多量に出ているなどの明らかな劣化が見受けられる商品は、いくら安くても結局食べられずに廃棄してしまう可能性が高いため、購入は控えた方が賢明です。
献立が思いつくものか、保存する方法が実行可能なものを買う
いくらお得に購入できたとしても、その食材を調理して使い切ることができなければ、最終的には無駄になってしまいます。もし、その食材を使った献立が思い浮かべば、購入後すぐに調理して食べることで、効率的に節約が可能です。また、自分の調理スキルや食材に関する知識をもとに、見切り品を使い切れるかどうかを考えることも大切です。
大量に買い過ぎない
安い値段に惹かれてつい大量に購入してしまうというのは、非常に一般的な失敗の一つです。いくら安くても、同じ商品を大量に購入したり、見切り品をたくさん買い込んでしまうと、短期間で消費しなければならず、結果として作りすぎや使いきれずに廃棄してしまうことになり、最終的には無駄になってしまいます。たとえ保存が可能なものであったとしても、消費期限までの期間が短いものは、使い切れないことが多いです。見切り品やおつとめ品は、すぐに使える量だけを購入することをお勧めします。
なぜ売れ残っているかを考えてから買う
生鮮食品以外にも、お菓子やカップ麺、缶詰などが半額になってワゴンに積まれていることがあります。まだ十分な賞味期限が残っている商品もありますが、こうした場合には、売れ残った理由を考えた上で購入することが重要です。商品の評判をスマートフォンで調べると、何らかの情報が得られるかもしれません。また、安さに惹かれて購入したものの、味が自分の口に合わなかったというトラブルが発生する可能性もあるため、見切り品を購入する前に十分な下調べと売れ残った理由を考えた上で購入することが大切です。
バーゲンセールで服を買わない方がいい理由とは?
シーズンの終わりが近づくと、服が投げ売りのように値引きされているのをよく見かけます。「今、安く買っておいて次のシーズンに着ればいい」と考えることが多いですが、実際にはあまりお得とは言えない可能性があります。例えば、今シーズン流行したアイテムがどんなに安くなっていても、購入しない方が賢明です。流行が終わると、一気に古く見えるため、結局着ることがなくなってしまうことも考えられます。
また、手持ちの洋服との相性も重要です。普段シックな服を好んで着ている方が、安いからという理由で全く異なるテイストの服を購入すると、手持ちの服とのコーディネートが難しくなり、結局着ないまま無駄にしてしまうこともあり得ます。さらに、似たような服をすでに持っていたなんてこともありますので、バーゲンセールに行く前には自分の持っている服をしっかりと確認しておく方が良いでしょう。
安さだけを理由に服を購入するのではなく、本当にそれが自分に必要か、あるいはどのようなシチュエーションで使うかを具体的に想像できる服を選ぶことで、購入した服をより有効に活用できることになります。バーゲンセールでは、本当に欲しいものが安くなっていたら購入するというスタンスが良いかもしれませんね。
まとめ
今回は、見切り品やセール品を購入する際に注意すべきポイントについて整理しました。物価が著しく上昇している現代において、少しでもお得に買い物をしたいという気持ちは、誰もが抱くものでしょう。せっかく節約を考えて買い物をするのですから、無駄になるものは避けたいと願うのは当然のことです。
ここでご紹介した内容が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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