買ってはいけない？ROOMMATE RM-200H-BKレビュー

日常の食卓を格上げするROOMMATEの4合炊き多機能炊飯器 RM-200H-BK の実力を徹底レビュー

ROOMMATEの RM-200H-BK は、キッチンのスペースを選ばないスリムなボディに、マイコン式制御を搭載した高機能機です。グルメ炊きモードを軸に、白米の美味しさを安定して引き出す力が特徴。4合までの最大炊飯量は約0.8Lと、家族分のご飯をしっかりと用意できる設計です。外形寸法は約(幅)20.5×(奥行)23×(高さ)19.5mmで、重量は約1.93kgと軽快。デザインはブラックの落ち着いた印象で、モダンなキッチンにも馴染みやすい佇まいです。

この機種の使い勝手を語る上で欠かせないのが、予約機能。30分～24時間までの設定が可能で、30分刻みで細かくタイミングを決められる点は、朝の準備や夜の下ごしらえにとても役立ちます。朝は出勤前の短時間で炊き上がり、夜は帰宅時間に合わせてちょうど良い状態でごはんを待たせる——そんな“生活リズムに合わせた炊飯”を実現してくれます。

メニュー展開も充実しており、炊飯、早炊き、お粥、スープ、煮る、ケーキ、蒸す、ヨーグルト、保温と、幅広い料理の下ごしらえをこの1台で完結させられます。中でも、ヨーグルト作りと蒸す機能は、食卓の幅を広げる大きな魅力。日々の朝食を自然と豊かにしてくれる選択肢が増えるのは嬉しいポイントです。蒸す機能は、野菜の蒸し物や点心など、味と食感を崩さず仕上げられる点が好印象でした。

操作性については、シンプルなダイヤルとボタン構成の中で、設定の読み取りや切り替えが直感的。調理時間の設定やモードの切替えもストレスになりにくく、初心者でも扱いやすい印象。電源周りは最大消費電力が400W、年間消費電力は118.0kW/年と、日常使いのコストパフォーマンスを意識した設計です。外形寸法の数値と重量を踏まえると、狭いキッチンでも導入しやすい点は特筆すべき点。家事の時短と併せ、場所を取らないスマートさが魅力になります。

良い点としては、第一に< span class="marker-under-blue">グルメ炊き対応の安定感です。ご飯の甘みと香りを引き出す工程が、日常の食卓を特別な一杯へと導いてくれます。第二に、予約機能の柔軟性。忙しい日々のリズムに合わせて、炊き上がりタイミングを前倒し・後倒しできるのは大きなメリット。第三に、ヨーグルトの仕上がりと蒸し機能の多様性。デザートや副菜の準備にも便利で、栄養バランスを整えるのに役立ちます。

気になる点としては、容量が4合中心の設定ゆえ、来客が多い日には物足りなく感じる場面がある点。大人数分のご飯を一度に用意したいときは、複数回の炊飯が必要になるかもしれません。また、標準の操作パネルは視認性が良い一方で、暗所での表示をやや見づらいと感じる人もいるかもしれません。とはいえ、日常使いの範囲での使い勝手は非常に高く、コスパにも優れた選択肢です。

以下は、本機の総合的な評価を視覚化した星表です。デザイン、機能性、価格満足度、総合評価の4項目を、実使用感に基づいて総合的に反映しています。