夢のマイホーム…!
家族が増えてきたことを受けて、マイホームの購入を真剣に考え始めている方々がたくさんいることでしょう。賃貸に住んでいると、特に小さなお子さんがいると、子どもの泣き声や走り回る音が他の住人に迷惑をかけているのではないかと心配になることもよくありますよね。このような状況は多くの方の共感を呼ぶことでしょう。
さらに、子どもが成長するにつれて、彼らの行動範囲が広がり、次第に住居が狭く感じるようになり、家にいることが窮屈に感じたり、億劫になったりすることもあると思います。やはり、広い住まいに引っ越したいという気持ちが芽生えるのは、子どもの成長に伴う自然な感情だと言えるでしょう。
しかし、家というものはそう簡単に手に入るものではありません。特に、憧れの新築の注文住宅を手に入れることは、まさに夢のまた夢のように感じる方も多いかもしれません。これから子どもにかかる費用を考えると、自分たちの老後の心配も重なり、ますます購入のハードルが高く感じられることでしょう。
それでも、やっぱりマイホームが欲しいという気持ちは消えません!
そんな方々におすすめしたいのが、中古住宅という選択肢です。
中古という言葉に対して抵抗感を持つ方も多いかもしれませんが、特に気になる内装に関してはリフォームを行うことで、新築と遜色ないように清潔で快適に住むことができるようになります。
また、外装が劣化している場合でも、塗装を行ったりリフォームを施すことで、一定程度の補強が可能となります。このように、中古住宅の魅力は多岐にわたりますが、その中でも特に大きなメリットの一つは、購入費用を抑えられる点です。新築では実現できない価格で、広い土地付きの戸建てを手に入れることができるのは、非常に嬉しいポイントです。また、固定資産税も新築に比べて安く抑えることができるため、経済的な負担も軽減されます。
さらに、中古住宅の選び方によっては、通勤に便利な場所に位置していたり、近隣住民との関係を事前に確認できる可能性もあります。家はリフォームによって改善することができても、住む人間関係が上手に築けなければ、後々大変な思いをすることになりますので、どのような方々が近くに住んでいるのかを知ることは非常に重要です。
おすすめの中古住宅の中でも、絶対に避けるべき、購入後に後悔するような物件があります。
これらがどのような物件かについて、詳しくご紹介したいと思います。まず、中古住宅に関しては「何か欠陥があるのではないか?」あるいは「購入したばかりなのに老朽化が心配」といった不安を抱える方が多いのが現状です。つまり、建物自体に対する信頼性が欠けるという点が大きな課題となっています。そのため、物件の状態や性能、設備についてしっかりと診断を行うことができれば、安心して購入することができるでしょう。
インスペクションを受けている物件
そのような時に利用したいサービスが、インスペクションです。これは建築士などの住宅専門家によって実施されるサービスで、物件が持つ価値や直すべきポイントを明確に診断してくれるものです。売り主の同意を得て、売り主立ち会いの下で検査が行われます。検査には費用がかかりますが、物件の状態を把握することでリフォームの見積もりを出したり、逆に購入を見送る判断材料にすることができるため、やって損はないサービスだと言えるでしょう。
もしこのインスペクションが行われていない、または実施した結果、欠陥がひどい物件は購入を避けるべきだと考えます。
瑕疵保険に加入出来ない物件
既存住宅売買瑕疵保険という、中古住宅に適用される瑕疵保険も存在します。この保険は、構造的に重要な部分や雨水の侵入を防ぐ部分に対して、最長で5年間の補修費用が保証される制度です。この制度があることで、住み始めてから対象部分に欠陥が見つかっても、安心して対処できます。また、瑕疵保険に加入していることは、新耐震基準を満たしていることの証明にもなります。
そのため、瑕疵保険に加入できない物件や、そもそも保険が存在しない物件は、購入を避けるべきだと言えるでしょう。
リフォーム代が予算を大幅に超える物件
リフォームを考慮する際は、リフォームにかかる費用についてしっかりと考えることが重要です。どんなに魅力的な物件でも、中古住宅の場合、使用感や清潔感が気になることが多いものです。先に述べたように、特に内装は実際に居住している中で触れる部分や見える部分が多いため、家族以外の人の生活の痕跡があると気になる方も多いでしょう。
特に水回りは汚れが残りやすいので、「リフォームして一新したい!」と考える方が多いはずです。その結果、「ついでに壁紙やフローリングも変えたい」、「部屋の扉や窓も手直ししたい」といった気持ちがどんどん膨らんでしまいます。これは至極当然の感情であり、やはり中古であってもできるだけ綺麗な状態で住みたいという願望は誰もが持つものです。
しかし、リフォームを進めていく中で、リフォームにかかる費用が膨大なものになってしまう可能性があります。もし妥協できる部分がいくつかあるのであれば、予算内に収まるように計画を練ること、あるいはリフォームする箇所が少なくて済むような物件を選ぶことも重要です。
どれだけ立地や間取りが優れていても、また価格が魅力的であっても、リフォーム代がかさむと、新築を購入するのと同じような負担を抱えることになりかねません。
まとめ
以上のポイントを参考に、中古物件の安全性や性能、立地や価格、住みやすさなどをしっかりと確認しながら慎重に選ぶことが、購入後に後悔しないための重要なステップだと思います。また、アフターフォローをしっかり行ってくれる不動産やリフォーム業者を選ぶことも、非常に大切です。後悔のないマイホーム選びができることを願っております。
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