買ってはいけない？アラジン AMG-G1300Aレビュー

家庭の味を引き立てる緑と黒の対比が魅力のアラジン製グラファイトマジックグリラーPlusの実力を徹底分析

キッチンでの調理を新しくアップデートしてくれる存在として、グラファイトマジックグリラーPlus AMG-G1300Aは強力な選択肢です。カラーは深いグリーン系で落ち着きがあり、収納スペースが限られた家庭でも存在感を放ちます。まず目を引くのは見た目の統一感と、ダイニングテーブルにも映えるデザイン。スリムなボディに重厚感のある仕上がりで、アラジンの伝統ある技術を感じられます。

実用面については、消費電力が1300Wとしっかりとした火力を確保しつつ、プレート構成が柔軟に使える点が魅力。グリルプレート蓋無と平面プレート蓋有の2通りの運用が可能で、焼き網スタイルと平面焼きの両方を1台で対応できます。実際の設置寸法は W465×D335×H159mm（グリルプレート蓋無）、W465×D335×H242mm（平面プレート蓋有）と、調理中の動線を邪魔しません。コード長は約2.3mあり、キッチンの配置次第で自由度が高いのもポイントです。

重量は本体質量が約5.0kg（グリルプレート蓋無）、約5.5kg（グリルプレート蓋有）と、安定感を感じさせる適度な重さ。移動時にも不安を感じにくく、テーブルの端での作業でもぐらつきにくい印象です。付属のアラジンオリジナルミトンが標準装備されており、高温時の取り回しも安全に行えます。卓上プレートを活用する設計なので、屋内のスペースを有効活用したい方にも適しています。

使い勝手の面では、温度の安定性と均一性が特筆点。グリル部は高温域の立ち上がりが速く、焦げつきやムラの出にくい設計です。平面プレートを使えば野菜の焼き色も均一に出やすく、同時に肉の表面を香ばしく仕上げることが可能です。火力の強さは濃い旨味を引き出すのに十分で、薄切り肉の短時間焼きにも向いています。また、清掃の手間を抑えるためのコーティング処理やシルエットの丸みも、日常の使用でありがたいポイントです。

デメリットとしては、1台で2つの役割を担う分、手入れの際にプレートや蓋の分解・組み立てが若干面倒に感じる場面もあるかもしれません。特にグリルプレートと蓋の組み合わせを頻繁に変更する場合、注意深く作業を進める必要があります。とはいえ、付属のミトンを使って慎重に扱えば、熱源の位置関係が把握しやすく、扱いに困る場面は少ないと感じます。

総じて、本機は家庭での本格焼きや、手軽に高温焼きの香ばしさを味わいたい人にとって、非常に優れた選択肢です。緑を基調としたカラーリングと高機能な2プレート構成が、料理の幅を広げてくれるでしょう。特にグリルと平面の使い分けを活かす料理が好きな方には、日々の食卓を格段に充実させるアイテムになるはずです。家族の集まりや食卓の演出にも適しており、アラジンの伝統と現代の利便性が融合した一台としておすすめします。