買ってはいけない？象印グリルなべレビュー

象印マホービングリルなべの3枚タイプを実機感で徹底検証：土鍋風なべとたこ焼きプレート・遠赤すき焼きなべの実力を総括

象印マホービンの新しいグリルなべは、3枚タイプとして登場します。まず注目したいのは、料理ジャンルごとに専用のプレートが用意されている点。まず最初に魅力的なのは、土鍋風なべの存在感。ダシと食材の彩りが映える設計で、シチュエーションを選ばず美味しさを引き出してくれます。次に、区切り線つきたこ焼きプレートのおかげで、たこ焼きを作る際の火力コントロールが格段に楽になります。最後に、深めの構造を活かした遠赤すき焼きなべは、煮込みと焼きの両方を一台で楽しめる点が大きな魅力です。さらに本体ガードは汚れを気にせず煮物や焼き物を大胆にこなせる設計で、油はねのリスクを抑えつつ丸洗いできる点も嬉しいポイント。熱くなるプレートへ手を近づけずに作業できる“安全設計”も高評価です。

実際の使い勝手を見てみると、まず< span class="marker-under">2.5mロングコードの長さが秀逸です。キッチンのシンク周りやテーブル席、コンロの位置を選ばずに調理を開始できる余裕があります。火力表示は分かりやすく、どのプレートを使っていても現在の加熱状況を把握しやすいのが実用的。特に<区切り線つきたこ焼きプレートは、焼きの面積が均一になるよう設計されており、厚さの違いによる焼きムラを抑えます。焼き色のコントロールがしやすく、外はカリッ、中はふっくらとした食感が得られます。

素材の取り扱いについては、土鍋風なべの質感と色味が映える点が大きな魅力です。だしの色の美しさを保つための設計が随所に施されており、和食だけでなく洋風の煮込みにも合わせやすいと感じました。深さ3.5cmという遠赤すき焼きなべの深さは、スープや煮汁を多めに入れてもしっかり温度を保つので、食材の旨味を逃さずに仕上げられます。丸洗いできる本体ガードがあるおかげで、油分の多い煮込み料理の後も清潔に保てるのは大きなメリットです。ガード自体も熱くなりにくい設計で、手を近づけるリスクを低減してくれます。

ただし、3枚のプレート構成なので、収納スペースをある程度確保できるキッチンでの使用が向いています。機能性は高い一方、揃えるときの初期セットアップには少し手間がかかることも。とはいえ、それぞれのプレートが分離して使える点は、用途別に洗浄・乾燥を分けられるので衛生面でも有利です。気になる点としては、各プレートの洗浄時に若干の取り回しが必要になる場面があるかもしれません。しかし、油汚れもすっきり落とせる設計と、長くて便利なコード、そして分かりやすい表示を組み合わせれば、日常の食卓が一気に華やぎます。デザイン面では、ブラックの落ち着いた色味がキッチンの雰囲気に馴染み、インテリア性も高い点が高評価です。

総じて、土鍋風なべと区切り線つきたこ焼きプレート、遠赤すき焼きなべの3枚タイプは、食卓の幅を大きく広げたい人に強くおすすめできる一台です。和洋折衷のレシピを組み合わせて、家族や友人と一緒に楽しい調理時間を過ごせます。深さ・熱伝導・洗浄のしやすさといった実用要素が整っており、使い勝手とデザインを両立している点が特に印象的でした。今後も、新しい料理シーンを生み出してくれる相棒として、長く頼れる存在になると感じます。