買ってはいけない?精米御膳 MR-E751Wレビュー

買ってはいけない?精米御膳 MR-E751Wレビュー

手軽さと美味しさを両立するミニ精米器の実力を徹底検証

このたび検証したのは、コンパクト精米器 精米御膳 MR-E751W です。置き場所を選ばないスリムさと、家庭用に最適化された基本機能が特徴。実測でのサイズは20×31×25cm、重量は4.0kg。設置場所の自由度と使い勝手のバランスが、日々のご飯作りをどう変えるのかを中心に見ていきます。

設計面で特に印象的だったのは、素材の組み合わせです。ABSを主材とする本体と、内ふたのパッキンにはシリコン、精米かごにはSUSが使われています。かくはん棒はPOM+SUSの複合材で、米粒の抵抗を受け流しつつ摩耗を抑える設計。ぬかボックス・計量カップはPP、操作パネルはPET。この組み合わせは、清掃のしやすさと耐久性の両立を狙っています。

運用面の話題へ。AC100V 50/60Hzの電源仕様は家庭のコンセントと齟齬なく、消費電力は200Wと、日常の家計にも現実的なレベル。米と水の量によって微妙に変化する水準はあるものの、急に電源が落ちるようなトラブルは少なく、安定感があります。操作性はシンプルで、初めて使う人でも迷うことは少ないはず。華美さより実用性を重視したUIで、必要な設定は最小限に絞られている点が好印象です。玄米モードや通常モードの切替も、すぐに覚えられる仕様です。

洗浄とメンテナンス。部品の分解は難しくなく、ぬかボックスと計量カップを外して洗える設計。底面の段差やパーツ間の隙間も、しっかり設計されているので、水分が残りにくく、匂い移りも抑えられると感じました。米を研ぐ機械ではなく、精米後の仕上がりを左右するのは研磨力と水分コントロール。MR-E751Wのかくはん棒は適度な粘りと回転数で、粒の割れを最低限に抑えつつ粘度を保つ設計。実際の使用感としては、白米の中心部まで均一に白くなる印象です。玄米モードでも、しっかりと玄米の色ムラを抑えた仕上がりを感じられ、普段の白米だけでなく、健康志向の人にも対応します。

保守と信頼性。保証期間は1年間。初期不良時の対応が明確で、付属品として玄米用計量カップとレシピブックが付く点も日常の利用に役立ちます。デザインは無駄を削ぎ落とした清潔感があり、キッチンの見た目もスマートに整います。音については、粉砕音自体は小さめですが、モーターの回転音が気になる人もいるかもしれません。とはいえ、運転時間が長い場面での不快感は抑えられており、夜間の使用にも支障を感じづらいレベルです。

以下の点を踏まえると、MR-E751Wは多様な米の使用シーンに対応できる実用派としておすすめできます。まず置き場所の自由度が高いのに加えて、純正のぬかボックスと計量カップ、レシピブックがセットになっている点がコストパフォーマンスを高めています。操作パネルの反応性も良く、初心者でもすぐに美味しい仕上がりを体感できるはず。唯一気になる点を挙げるとすれば、連続使用時の発熱感が若干出やすい場面があることですが、それも短時間の休止で解消します。総じて、白米の品質とキッチンの使い勝手を両立する、現実的で信頼できる一台と言えるでしょう。

評価項目評価
デザイン★★★★☆
機能性★★★★☆
価格満足度★★★☆☆
総合評価★★★★☆

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