象印のこんがり倶楽部で朝を変える、香り高いパン作りを実現するオーブントースター徹底レビュー
象印マホービンのオーブントースター「こんがり倶楽部」は、朝の食卓を格上げする実力派の一台です。パンを焼く行為を、ただの温め作業から香り立つ朝の儀式へと変える設計が光ります。特に サクふわトースト を手軽に再現できる点が魅力ですが、ここでは実機の特長を具体的に解説します。
まず動力について。ハイパワー 1300W の高出力は、庫内の温度を短時間で安定させ、焼きムラを抑えます。内寸は ビッグ&ワイド庫内 として知られ、4枚焼きにも対応。パン4枚焼きと同時に、25cmのピザを丸ごと焼く余裕もある点は、家族が多い日には大きなメリットです。
操作性も優秀。80°C~250°C の温度調節は広い表現領域を持ち、温度調節 の自由度が高い。30 分ロングデジタルタイマー搭載で、焼き時間の管理もしやすい。
便利機能の多さも特徴。8つの マイコン自動コース など自動化が進んでおり、忙しい朝でも安定した仕上がりを狙えます。手作りパン が楽しめるコースも用意され、手作りパンコース が楽しめます。さらに裏面には はずせるもち焼きネット が装備され、網の清掃もしやすい構造です。
一方で気になる点も。場所を取るサイズ感はキッチンのスペースを選ぶ要因です。庫内の深さは29.5cmと深めですが、棚やカウンターの前に置く場所を確保する必要があります。操作音は日常的には気にならない程度ですが、早朝のパン作りを狙う場合は少し音がする場面もあります。また、価格帯を意識する方にはコストパフォーマンスの判断が分かれるかもしれません。日常使いで高機能を活かすには、頻繁な使用が前提になる点は留意したいところです。
総合すると、サクふわトーストを本格的に追求する人には強力な選択肢です。四枚焼きの利便性と、ビッグ&ワイド庫内 の広さは、朝の忙しさを解消してくれます。家族構成や生活リズムに合わせて、マイコン自動コース の自動モードを活用すれば、焦げや生焼けのリスクを低減できます。ここまでの機能がそろいながら、清掃の容易さまで配慮されている点は、日々の料理習慣を長く続けるうえで大きな安心材料です。
総括として、手作りパンの世界を広げたい人、パン好きな家族が多い家庭には特におすすめです。扱いは直感的で、日常の献立に新しい選択肢を加えてくれます。