買ってはいけない?テスコム TRT20A-Wレビュー

買ってはいけない?テスコム TRT20A-Wレビュー

テスコム TRT20A-Wの実力を徹底検証|17Lのゆとりと使いやすさを両立

日々の家事を時短したい人にぴったりの容量、ターンテーブル式を採用しているこのモデルは、17Lの庫内にゆとりを生み出し、大小さまざまな食材を均一に温める力を持っています。庫内が広い分、冷凍パスタのような大きめの食材も余裕をもって入れられ、ムラになりにくい点は朝の忙しい時間帯に特に助かります。白を基調としたデザインはキッチンに自然と馴染み、何気ないインテリアとしての格をちょっとだけ高めてくれる気がします。

操作性はとてもシンプル。オートメニューボタンが3つ、計5つのモードが用意されており、温め・解凍・煮込みの基本動作をボタン一つで呼び出せます。設定の細かさは、時間を10秒単位で刻める点と、最大30分(200W設定時)までのタイマー調整ができるところに現れています。忙しい日の朝でも、細かな調整に悩まずに使いこなせるのは大きなメリットです。開始までの導線が短いので、料理の段取りを崩さずに済みます。

使用感の良さを支える設計は、日常の掃除・お手入れを楽にしてくれます。丸洗いできるターンテーブルは、取り外しも手軽で、汚れや匂いが残りやすい部分をしっかり清潔に保てます。庫内の拭き掃除も楽で、透明感のある白い庫内は視覚的にも清潔感を与えてくれます。使い勝手と清潔さの両立が、毎日のストレスを減らしてくれるのは大きな魅力です。

ただし、気になる点も正直に挙げておきます。解凍や温めの基本動作に特化した機能設計のため、オーブン機能を求める人には物足りないかもしれません。パンの焼き上がりやグラタンの焼き色といった、オーブンならではの演出を求める用途には対応していません。さらに、庫内が広い分、反応の速さは軽量級の機種と比べるとやや穏やかに感じる場面も。高出力を生かした短時間温めより、じっくり火を通す料理には時間がかかる点には留意が必要です。とはいえ、日常の温め・解凍といった“基本のニーズ”を丁寧にカバーする点は、忙しい家庭にとって大きな救いになります。

総じて、シンプルで使いやすく、5モードの使い分けが日々の調理を楽にしてくれる点は高評価。ターンテーブル式の設計と大きめの庫内、そして取り外して洗える機能が、衛生面と使い勝手の両面で大きな強みとなっています。限られたスペースでも活躍できるコンパクトサイズと、必要最低限の機能をスマートにまとめたバランスは、多くの家庭にとって現実的な選択肢と言えるでしょう。

評価項目評価
デザイン★★★★☆
機能性★★★★☆
価格満足度★★★☆☆
総合評価★★★★☆
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