買ってはいけない?日立 Lo-D FT-340レビュー

買ってはいけない?日立 Lo-D FT-340レビュー

HITACHI 日立 Lo-D FT-340 AM/FMステレオチューナーのレビュー

HITACHIの日立 Lo-D FT-340 AM/FMステレオチューナーは、音楽愛好者やラジオリスナーにとって、非常に魅力的な製品です。私も実際に使用してみたところ、その性能の高さに驚かされました。

まず、このチューナーの最大の特長は、PLL ICを用いたFM/AMチューナーである点です。この技術により、FMマルチの復調回路は優れたセパレーション特性を持ち、温度や湿度による影響も受けにくいのが魅力です。特に、音質にこだわる方には嬉しいポイントとなるでしょう。

次に、フロントエンド部には高性能のFETが採用されており、入力インピーダンスが高く、雑音が非常に少ないのが特徴です。これにより、周波数直線型の3連バリコンと高周波1段増幅回路が組み合わさり、混変調や相互変調、歪率特性が向上しています。弱入力時でも狙った電波を確実にキャッチする能力があり、実際に試聴した際にはその効果を実感しました。

また、IF段には高集積度ICと位相特性に優れた2素子2段セラミックフィルターが採用されており、不安定な電波を排除して混信や雑音の少ない受信を可能にしています。この点は特に、クリアな音質を求める方には大きなメリットです。

操作性についても、大型フライホイールと高精度ステンレス合金シャフトを採用しており、非常にスムーズにチューニングできます。さらに、オイルレスメタル軸受けによって、長期間使用しても劣化しにくいのが嬉しいですね。

ここで、私の評価を以下の表にまとめてみました。

| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★★☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |

ただし、気になる点もいくつかあります。まず、チューニングとシグナルの2メーター構成は、少しシンプルすぎると感じる場合もあります。特に多機能なチューナーに慣れている方には、物足りなく感じるかもしれません。また、モード切換とミューティング機能が1つのスイッチにまとめられているため、時には操作が少々面倒に感じることもあります。

しかし、全体としては非常に高性能で、クリアな音質を求める方には最適な製品です。音楽やラジオを楽しむためのアイテムとして、HITACHIの日立 Lo-D FT-340は十分にその役割を果たしてくれるでしょう。

このチューナーを手に入れれば、より一層音楽が楽しめること間違いなしです。興味のある方はぜひ試してみてください。

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