NEEWER Z760-C TTL フラッシュスピードライトのレビュー
NEEWER Z760-C TTL フラッシュスピードライトは、プロフェッショナルなカメラマンだけでなく、アマチュアのカメラ愛好者にとっても非常に魅力的な選択肢となる製品です。このフラッシュは多彩な機能と優れた性能を兼ね備えており、特にポートレートや商品撮影のシーンでその真価を発揮します。
まず、このフラッシュの際立った特徴として挙げられるのは、76Wsという高出力です。この出力により、GN60のガイドナンバーを持ち合わせているため、暗い環境においても明瞭で鮮やかな写真を撮影することが可能になります。さらに、5600Kという安定した色温度は、自然な色合いの維持を助けるため、撮影後の色調整にかかる手間を大幅に軽減してくれます。
加えて、TTL/M/マルチフラッシュモードやTCM変換機能が搭載されており、自動測光や手動調光が非常に簡単に行えます。特に、フラッシュ露出補正(FEC)やフラッシュ露出ブラケット(FEB)、フラッシュ露出ロック(FEL)の機能は、さまざまな撮影シチュエーションにおいて非常に役立ちます。このように多機能であることから、初心者から上級者まで、幅広いスキルレベルのカメラマンが利用できるという点が大きな魅力です。
次に、バッテリー性能についても言及する必要があります。付属されている7.4V 2600mAhリチウムバッテリーは、驚くべき480回のフルパワーフラッシュを実現し、撮影の途中で電池切れの心配を軽減します。加えて、1.5秒という高速リサイクル時間により、瞬間を逃さずに捉えることが可能になります。特に1/8000秒の高速シンクロ機能は、動きの速い被写体を撮影する際に非常に便利で役立ちます。
このフラッシュには、2.4GワイヤレスQシステムも搭載されており、最大328フィート(約100m)の距離で他のフラッシュを制御することが可能です。この機能により、グループ撮影やクリエイティブな光の演出が簡単に行えるため、撮影の幅が大きく広がります。
しかし、考慮すべき点もいくつかあります。フラッシュ自体の重量は530gとやや重めであるため、長時間の撮影時には少し疲れを感じるかもしれません。また、付属品が若干限られている点も気になるところです。特にQ Pro-C TTLトランスミッターは別売りとなっているため、追加の投資が必要になる点には注意が必要です。
以下に、NEEWER Z760-C TTL フラッシュスピードライトの評価をまとめました。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
全体として、NEEWER Z760-C TTL フラッシュスピードライトは、優れた性能と多機能性を兼ね備えた製品であると言えます。特に強力な出力とさまざまな機能により、幅広い撮影シーンに対応できる点が大きな魅力です。初心者から上級者まで、多くのカメラマンに強くおすすめできるアイテムです。