GODOX TT685II-S フラッシュストロボのレビュー
GODOX TT685II-S フラッシュストロボは、特にSonyのカメラを使用しているユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となっています。このフラッシュストロボは、TTL(自動露出調整)機能に加え、GN60(ガイドナンバー60)やHSS(ハイスピードシンクロ)機能を備えており、さまざまな撮影シチュエーションに柔軟に対応できる優れた性能を誇ります。以下に、この製品の特徴や実際の使用感について詳しくご紹介いたします。
まず、TT685II-Sの最大の魅力は、その互換性の高さです。SonyのA7III、A7IV、A77IIなど、多くのモデルに対応しており、特にSonyユーザーにとっては非常に心強い存在となります。この高い互換性によって、レンズやカメラボディに合わせた最適な設定が容易に行えるため、撮影の幅を広げることができます。
次に、非常に柔軟な回転機能も見逃せません。TT685IIのランプヘッドは、垂直方向に-7°から120°、水平方向に0°から330°まで自由に回転可能です。このため、フラッシュ撮影時の操作スペースが大幅に増え、特に狭い場所や角度が制限されるシーンでの撮影において、非常に役立つ機能となっています。
ここで、実際に使用した際の評価を示す星評価表を以下にご紹介します:
| 評価項目     | 評価       |
 |————–|————|
 | デザイン     | ★★★★☆     |
 | 機能性       | ★★★★★     |
 | 価格満足度   | ★★★★☆     |
 | 総合評価     | ★★★★☆     |
デザインについては、スタイリッシュでありつつも実用性を兼ね備えており、特に手に持った際のバランスが良いため、長時間の撮影でも疲れにくいと感じました。しかし、一部のユーザーからはその重量感を指摘する意見もあり、特に長時間にわたる外での撮影を行う際には注意が必要です。
また、強力な機能も大きな魅力の一つです。TT685IIは、高速同期ストロボフラッシュや後幕同期といった、多彩なクリエイティブフラッシュモードを豊富に搭載しています。特に、TTLから手動モードへのリアルタイム変換が可能なTCM機能は、撮影のアプローチを広げる重要なポイントとなります。この機能により、瞬時に設定を変更することができ、撮影の流れを途切れさせることなくスムーズに進行できます。
さらに、フラッシュカバレッジの広さも特筆すべき点です。自動モードと手動モードの両方に対応したズーム機能により、レンズの焦点距離が20〜200mmに適応でき、さまざまなシーンでのフラッシュ撮影が可能です。ただし、ズーム機能の切り替えがスムーズでない場合があり、急な設定変更を求められる場面では少し戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
最後に、ホットシューのアップグレードも非常に便利です。迅速な取り付けと取り外しが可能で、これにより撮影の効率が大幅に向上します。ただし、ホットシューがしっかりと固定されていない場合があるため、使用中に外れることがある点には注意が必要です。
全体として、GODOX TT685II-S フラッシュストロボは、特にSonyユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。機能性、デザイン、価格のバランスが非常に良く、総合評価も高いです。ただし、使用時の注意点もいくつか存在するため、購入を検討する際にはこれらをしっかりと考慮しておくと良いでしょう。撮影のクオリティを向上させたいと考えている方には、ぜひおすすめしたい商品です。

 

