Nikon 広角パワーズームレンズ NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR Zマウント APS-C レビュー
Nikonの新しい広角パワーズームレンズ、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは、特にVlogや自撮りを楽しむ方々にとって、魅力的な選択肢です。従来のキットレンズでは物足りないと感じていた方にとって、このレンズはその期待に応えてくれることでしょう。
まず、このレンズの最大の特徴は、超広角12mmから28mmまでのズーム範囲です。35mm判換算で言うと、18mmから42mm相当の画角を持ち、人の視野に近い自然な映像を捉えることができます。最短撮影距離から得られるボケ感も素晴らしく、映像制作においてクリエイティブな表現を可能にします。
さらに、NIKKOR Z レンズでは初となるパワーズームの搭載が、特に注目すべき点です。優れた静音性と操作性を兼ね備えており、Vlog撮影時においても快適なズーミングが実現します。ズームリングを回す感触も滑らかで、動画撮影の際には非常に頼りになるパートナーとなります。
とはいえ、いくつか気になる点も存在します。特に、カメラのファームウェアが古い場合、このレンズの機能が正しく認識されないことがあります。そのため、最新のファームウェアにアップデートする必要があるのは少々手間かもしれません。また、ズームリングを速く回転させた際には動作音が記録される場合があるため、静粛性を重視する場合は注意が必要です。
さて、ここでこのレンズの評価をまとめてみましょう。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザインに関しては、シンプルでありながらもスタイリッシュな印象を与えます。特に、軽量で持ち運びやすい点は、日常使いにも適しています。機能性に関しては、パワーズームの利便性が大きく評価され、Vlogや動画撮影に最適なレンズと言えるでしょう。また、価格満足度については、他の高性能レンズと比べるとやや劣るかもしれませんが、十分にコストパフォーマンスは良いと感じます。
このレンズは、特に映像制作やVlogに興味がある方々にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。軽量で持ち運びやすく、静音性にも優れたこのレンズは、日常の映像表現をさらに豊かにすること間違いなしです。最短撮影距離からのボケを活かした映像制作や、自然な画角での撮影を楽しむことができるため、チャレンジ精神を持ったクリエイターにぴったりです。
総じて、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは、広角レンズを探している方に強くお勧めできる製品です。特に新しい映像表現を試みる方には、ぜひ手に取っていただきたい一品です。
