Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディのレビュー
Nikonのデジタル一眼レフカメラ D500は、特にプロフェッショナルやハイアマチュアのユーザーを意識して設計された高性能カメラです。このカメラの魅力は多岐にわたりますが、まず最初にその性能に焦点を当ててみましょう。
このカメラの大きな特徴の一つは、新世代の153点AFシステムです。特に、99点のクロスセンサーを搭載しており、様々な状況での被写体をしっかりと捉える能力に優れています。動体を撮影する際には、その精度が際立ちます。中央のフォーカスポイントは-4 EV、その他のフォーカスポイントは-3 EVまで対応しており、暗い環境でも確実にフォーカスを合わせることが可能です。
さらに、約10コマ/秒という高速連続撮影が実現でき、最大200コマまでの撮影が可能です。このため、スポーツや野生動物の撮影においても非常に便利です。これにより、逃してはいけないシャッターチャンスを逃さず、貴重な瞬間を捉えることができます。
また、対角視野角約30.8°の光学ファインダーは、動いている被写体を追いやすく、安定した視界を提供します。このような設計により、撮影中のストレスが軽減され、より快適に撮影を楽しむことができます。
デザインと耐久性
デザイン面においても、このカメラは非常に洗練された印象を与えます。炭素繊維複合素材とマグネシウム合金を使用したモノコック構造により、耐久性を保ちながらも薄型で軽量なボディを実現しています。これにより、持ち運びが簡単で、長時間の撮影にも十分対応できる設計となっています。
ただし、いくつかの気になる点も存在します。例えば、ボディの質感は非常に高いものの、少々重量感があるため、長時間の撮影を行う際には若干の疲労を感じるかもしれません。また、価格帯についても考慮する必要があり、特に初心者には手が出しにくいかもしれません。
動画機能と操作性
D500は4K UHD(3840×2160)動画撮影にも対応しており、プロフェッショナルのニーズにも十分に応える仕様となっています。新しい画像処理エンジンEXPEED 5を搭載しているため、常用感度がISO 51200まで対応し、さらに1640000相当(Hi5)の増感も可能です。これにより、低照度環境下でも高品質な映像を撮影することができます。
また、高精細な3.2型画像モニターはタッチ操作に対応しており、チルト可動機能も搭載されています。これにより、様々な角度からの撮影が非常に容易になります。特に自撮りや、地面に近い位置からの撮影には非常に便利な機能です。
アプリとの連携
さらに、このカメラはスマートデバイスとのシームレスな接続を可能にするアプリ「SnapBridge」にも対応しています。これにより、撮影した写真をすぐにスマートフォンに転送したり、SNSにシェアしたりすることが簡単にできます。特に現代のフォトグラファーにとっては、大変嬉しい機能と言えるでしょう。
評価表
| 評価項目 | 評価 |
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| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
まとめ
総じて、Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディは、高い性能と使いやすさを見事に兼ね備えた素晴らしいカメラです。しかしながら、高価格帯や重量感などのデメリットも考慮する必要があります。これから本格的に写真を始めたい方や、さらなる技術を磨きたい方には、非常におすすめできる一台です。