子育てをされている皆様の中には、日常的に子どもを乗せた自転車を利用されている方が多いのではないでしょうか。外出中に子どもを自転車に乗せていると、突然の雨に遭遇し、びしょ濡れになってしまった経験をお持ちの方も少なくないと思います。
このような状況において非常に役立つアイテムがレインカバーです。これを使用することで、急な雨にも心配なく対応でき、心強い存在となるでしょう。
この記事では、子ども乗せ自転車におけるレインカバーの必要性や、どのような製品を選ぶべきかについて、実際の我が家の失敗談を交えながら、具体的な選び方を詳しくご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
子ども乗せ自転車にレインカバーは必要なのでしょうか?

必須ではありませんが、あった方が便利です。
レインカバーを備えておけば、少しの雨が降っている際でも、安心して子どもを自転車に乗せて移動することが可能になります。特に、保育園や幼稚園への送迎を行うために子ども乗せ自転車を利用される方にとって、日々の通学生活において天候の変化は大きな影響を与えることがありますよね。
子どもにレインコートを着せ、フードをかぶせたとしても、顔や髪の毛が濡れてしまうことを完全に避けることは難しいのが現実です。
また、雨の日に自分や子どもの荷物を持って歩くことは、とても手間がかかり、時間もかかります。特に朝の忙しい時間帯には、できるだけ手間を減らしたいと考える方が多いでしょう。
このような理由から、レインカバーがあれば、毎日安定して自転車での移動ができ、安心感を得ることができるのではないでしょうか。
レインカバーの種類について
子ども乗せ自転車には、前乗せ(フロント)と後ろ乗せ(リア)の2つのタイプのチャイルドシートがあります。これに伴い、レインカバーにも前乗せ用と後ろ乗せ用が存在するため、選ぶ際には注意が必要です。
前後を間違えてしまうと、正しく取り付けることができなくなってしまう場合があるため、購入時にはしっかりと確認することをお勧めします。
どのような製品を選ぶべきか?
前乗せ用と後ろ乗せ用では、選び方に若干の違いがあります。また、両方のタイプに共通する選び方のポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
前乗せ用レインカバーの選び方
前乗せチャイルドシートは、1歳から4歳未満(身長100㎝以下、体重15㎏以下)の子どもに適しています。前乗せチャイルドシートへの乗せ降ろしは、大人が抱っこして行うことが一般的ですので、レインカバーが大きく開くことが非常に重要なポイントとなります。
両手で子どもを抱っこしている状態であまり開かないカバーでは、乗せ降ろしが非常に困難になってしまうことが考えられます。ネット通販では、実際にカバーを開けた状態の写真が掲載されていることが多いので、ぜひ確認してみることをお勧めします。
後ろ乗せ用カバーの選び方
後ろ乗せチャイルドシートは、1歳から6歳未満(身長115㎝以下、体重22㎏以下)の子ども向けに使用されます。後ろ乗せチャイルドシートを使う期間は比較的長く、成長に伴って身長が伸びると、ヘルメットがレインカバーに当たって窮屈に感じることがあるかもしれません。
そのため、ヘルメットを着用しても頭上に十分な空間が確保できるものを選ぶことをお勧めします。また、芯材が入っていることでしっかりとした形状を保つカバーも販売されています。このようなタイプは、空間が広く、まるで小さな個室のような感覚を提供してくれます。
我が家では以前、頭上の空間が狭いタイプのレインカバーを使用していました。そのため、使用開始から約1年が経過した頃に、「頭に当たるのが気に入らない!」と子どもが不満を漏らし、雨の日でもカバーをかけたがらないことがありました。しかし、現在は芯材が入ったタイプに買い替えたことで、その不快感が解消されました。
また、子どもが成長するにつれて体重が増加するため、大人が抱っこするのが難しくなることもあります。その場合には、サイドのカバーが大きく開くものを選ぶことをお勧めします。サイドのカバーに足が引っかかることがないよう、乗り降りを妨げないものを選ぶことが重要です。足元までファスナーが下りると、乗り降りがしやすくなります。
前乗せ用にも後ろ乗せ用にも共通する選び方のポイント
雨の日に使用するなら止水ファスナー付きがベスト
止水ファスナーは、ファスナー部分から雨が侵入しないように設計されています。せっかくレインカバーを使用していても、中に雨が染み込んでしまったら全く意味がありませんよね。選ぶ際の一つのポイントとして、ぜひ覚えておいてください。
風通しの良さ
ここまで主に雨の日の利用を前提にお話ししてきましたが、実はレインカバーは日よけとしても非常に役立ちます。暑い季節の直射日光はできるだけ避けたいものですから、天井のカバーをかけておくことで、子どもを直射日光から守ることができます。そして、風通しを考慮して通気口やサイドが開く商品を選ぶと、暑さ対策にも効果的です。
耐久性の重要性
子ども乗せ自転車のチャイルドシートは、最長で6歳未満まで使用されることを考慮すると、レインカバーもできるだけ長く使いたいと皆さん思われることでしょう。自転車は屋外に駐輪されることが多く、レインカバーも風雨にさらされる機会が多いです。毎回使用後に片づけるのも手間ですので、付けっぱなしにしている方も多いかもしれません。
そのため、厚手の生地で破れにくいものを選ぶことをお勧めします。ネット通販などで見るだけでは、生地の厚さを判断するのは難しいかもしれませんが、実際には価格と耐久性は比例することが多いと感じています。我が家はお手頃価格のものを使用していましたが、1年程度でカバーに破れが目立つようになってしまいました。
使用頻度や期間によって、どの程度の耐久性を求めるのかは変わってくるでしょう。長期間使用を考えている方には、少しお値段が高くても耐久性を重視した選択をお勧めします。結果的には、コストパフォーマンスが良くなる可能性があります。
まとめ
今回の記事では、
・レインカバーの必要性
・種類の違い
・選ぶ時のポイント
について詳しくご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?子ども乗せ自転車は、子育ての重要な相棒となり、多くの方にとって欠かせない存在となっています。子どもと一緒に遠くの公園に遊びに行ったり、買い物に役立てたりする場面がたくさんあることでしょう。
雨の日だけでなく、風よけや日よけとしても利用できるレインカバーを選び、快適で楽しい自転車ライフをぜひお楽しみください。



コメント