
今、あなたは首や肩に不快なこりを感じていることはありませんか?
もし首や肩のこりが気になるのであれば、まずは「枕」があなたの体に合っているかどうかを再度見直すことを強くお勧めします。
その理由は、自分に合わない枕を使い続けることで、首や肩のこりがさらに悪化してしまう可能性があるからです。
体にフィットする「枕」とは、後頭部と首の間にしっかりと収まり、快適に寝返りが打てる形状のものを指します。
この記事では、枕を選ぶ際に重要なポイントをいくつか挙げ、特に首や肩こりに悩んでいる人が避けるべき枕と、逆におすすめできる枕について詳しく解説していきたいと考えています。
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
首・肩こりの起こる仕組み

まず最初に、首や肩がこる原因について考えてみましょう。首や肩の筋肉が緊張した状態を長時間続けることが、こりの主な原因だとされています。
そのため、長時間にわたるデスクワークや、重いカバンを肩にかけての長時間の移動は、首や肩の筋肉が固まる原因となります。
さらに、適切な枕を使用しない場合、睡眠中に首や肩が緊張したままの状態が続くことになり、これもまた首や肩こりの原因として考えられます。
枕の選び方

ここでは、枕の種類や選び方について詳しく説明していきます。
大きさ

枕のサイズは、
- 小さめ:50×35㎝
- 標準:63×43㎝
- 大きめ:70×50㎝
の3種類が一般的です。
ベッドが狭い場合や、お子様や女性には「小さめ」サイズがぴったり合うでしょう。
「標準」サイズは、最も広く使われているため、選択肢が豊富であるという利点があります。
枕にしっかりと包まれる感覚を好む方には、「大きめ」サイズの枕が特に適しています。
高さ

枕の高さについては、人が立っている際の自然な姿勢が、寝ている状態でも保たれる高さが理想とされています。
もし枕が高すぎると、あごが上がり、首や肩に過剰な負担がかかり、いびきなどの症状を引き起こす可能性があります。
逆に、枕が低すぎる場合は、頭の重さを支えきれずに首や肩に負担がかかり、寝違えるリスクが増すことがあるため注意が必要です。
柔らかさ

枕に使用される素材には、
- 羽根:ふんわりとしており、吸放湿性に優れています。
- ポリエステル粒わた:柔らかで、ボリューム感があります。
- パイプ:通気性が良く、耐久性に優れ、洗濯が可能なものが多いです。
- そばがら:日本で広く使用されている素材で、高温多湿に強い特性があります。
- ウレタン:密度が高く、耐久性に優れ、低反発・高反発の製品があります。
- ファイバー:固めで、頭をしっかり支えてくれる特性があります。
など、さまざまな素材があります。
洗いやすさを重視するのであれば、パイプやファイバー素材は洗浄が簡単であるとされています。
一方で、羽根やわた素材はふわふわとしていて使い心地が良いものの、劣化が早く、耐久性には欠けることがあるため注意が必要です。
寝返りの打ちやすさ

枕の形状によって、寝返りのしやすさは大きく変わります。
例えば、中央が凹んでいる形状の枕は、頭をしっかりと支えてくれるため、寝返りが少ない方には快適に感じられるでしょう。
片側に傾斜がついているタイプの枕では、頭が固定されないため、左右に寝返りを打つことが容易になります。このため、よく寝返りをする方には特におすすめです。
買ってはいけない枕

ここでは、首や肩こりの原因をいくつかのタイプに分類し、避けるべき枕の具体例を挙げていきます。
<首こり> スマホ首・ストレートネック

スマホ首やストレートネックは、長時間のデスクワークやスマホの使用によって、首の自然なカーブが失われた状態を指します。こうした症状が見られる方には、首のカーブを再現してくれる枕を選ぶことが非常に重要です。
そのため、頭が持ち上がりすぎる高めの枕は、ストレートネックの方には不向きです。また、首部分が凹んだ形の枕も使用を避けた方が良いでしょう。
<肩こり> 猫背・巻き肩

猫背に悩む方は、睡眠中に横向きで寝ることは避けた方が良いとされています。
横向きで寝ると、自然と体が丸まった形になり、猫背や巻き肩がさらに悪化する危険性があります。
そのため、猫背を気にする方には、左右に寝返りが打ちやすい形の枕はおすすめできません。
頭がしっかりと固定され、仰向け寝を維持できる枕を選ぶことが望ましいでしょう。
おすすめの枕

最後に、首や肩のこりに悩んでいる方々に特におすすめしたい枕をいくつかご紹介いたします。
布団や寝具の老舗メーカーである西川が販売しているこの枕は、独自の設計である「ネックサポートシステム」を採用しており、頭部をしっかりと安定させ、首筋にもフィットする形状となっています。そのため、頚椎への負担を軽減しつつ、寝返りがしやすく、正しい寝姿勢をサポートしてくれます。また、自分の好みに合わせて高さを調整できる「調節シート」も付属している点が魅力的です。

ニトリ 高さ10ヵ所調整できる枕(パイプ) 4,990円
手頃な価格で購入できるニトリのこの枕は、計10か所で高さを調整できるため、自分の好みに応じて寝姿勢を細かく調整できる優れた商品です。たとえば、右肩のこりが気になる方は、左向きに寝やすいように右側だけを高くする調整が可能です。また、中身には「パイプ」と「そば殻」の選択肢があり、洗いやすさを重視する方にはパイプを、蒸れを気にされる方にはそば殻を選ぶのが良いでしょう。
まとめ

この記事では、
- 枕の選び方
- 買ってはいけない枕
- おすすめの枕
などについて詳しくご紹介してきました。
もし首や肩のこりに悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひこの記事を参考にして、自分にぴったりの枕を見つけてみてください。
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