眉ティント(アイブロウティント)は、簡単に塗布して剥がすだけで数日間もその効果が持続する、非常に便利なアイテムとして多くの人々に愛されています。この便利さから、眉ティントは多くのメイクアップ愛好者にとって欠かせない存在となっています。
しかし、リップティントと同様に、眉ティントにも何かしらの危険性が潜んでいるのでしょうか? この記事では、眉ティントのさまざまな種類について詳しく説明し、そのメリットやデメリット、さらには正しい使い方についても詳しく解説していきます。
眉ティントの種類
◇剥がすタイプ・剥がさないタイプ
眉ティントには、塗った後に剥がすタイプと剥がさないタイプの2種類があります。剥がすタイプは、剥がさないタイプに比べて持続力が高く、色合いが長く保たれるという特長がありますが、剥がすまでの放置時間が長くなるため、どの程度の濃さに仕上がるのかを剥がすまで確認できないというデメリットもあります。一方、剥がさないタイプは、眉毛に塗るだけで簡単に色をつけることができるものの、持続力があまり高くなく、塗った後は比較的短時間で色が落ちてしまう傾向があります。
◇細筆タイプ・平筆タイプ
細筆タイプは、初心者の方でも非常に扱いやすく、眉山や眉尻などの細かい部分を描くのが容易であるという特性があります。特に細眉の方にとっては大変おすすめです。一方で、平筆タイプは、広い面積を一度に塗布できるため、細かい部分には向いていないため、特に太眉の方に適していると言えるでしょう。
◇筆ペンタイプ・チップタイプ
筆ペンタイプには細筆と平筆の両方があり、初心者でも扱いやすいという魅力があります。ただし、眉ティントの中でも塗って剥がすタイプが主流であるため、カラー展開や商品数が限られていることが多いです。チップタイプは、パウダーやジェルを使用したもので、自眉を活かしたい方にとって最適です。ただし、眉尻に毛がない部分には塗りづらいという欠点があるため注意が必要です。
メリット/デメリット(危険性)
《メリット》
①毎日の眉メイクが楽になる
眉ティントを一度塗って乾かし、その後剥がすことで、3日から7日間も持続するため、眉メイクにかける手間や時間を大幅に削減することができます。特に眉メイクが苦手な方にとっては、時短効果が非常に大きく、おすすめです。
②すっぴんに自信が持てる
彼氏や友人とのお泊まりの前に、眉毛の部分はクレンジングで消えてしまうことがないため、自眉が短かったり薄かったりする方でも、眉毛が消える心配がなく、自信を持ってすっぴんを見せることができるというメリットがあります。
③眉の色や形を変えることができる
眉ティントは、さまざまなカラーが展開されているため、自身の眉毛の色を自由に変えたり、お好みの形に整えたりすることが可能です。ふんわりとした印象や自然な見た目に仕上げることができます。
④濡れてしまっても落ちない
夏の暑い時期や海、プールなどで濡れてしまう場面でも、汗や水に強いため、綺麗な状態を保ち続けることができます。落ちてしまうのではないかと心配する方でも安心して使えるため、特に夏のメイクにおいて非常に役立つアイテムです。
《デメリット》(危険性)
①色素沈着する可能性がある
眉ティントは、ティント=染めるという意味を持ち、眉毛と皮膚部分に染料を塗布することになります。このため、眉ティントはセルフタンニングの効果があり、肌の角質層に着色されることになります。通常、塗布してから3日から7日ほど色が残りますが、肌のターンオーバーによって、塗布した部分の角質が剥がれていくため、1週間ほど経過すると色が薄くなります。したがって、永久的に色素沈着が起こるわけではありません。
②眉毛が抜けて薄くなる
塗ってから剥がすタイプの製品では、剥がす際に眉毛が抜けてしまうことがあるため、毛が抜けたり薄くなったりすることが心配な方には、剥がさないタイプを選ぶか、剥がすタイプは頻繁には使用しないことをおすすめします。
③アレルギー反応を起こす可能性がある
眉ティントには、リップティントと同様に染料が含まれており、染料(タール色素)はアレルギー反応を引き起こしやすいとされています。敏感肌やアレルギー体質の方は特に注意が必要で、皮膚トラブルが生じた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科を受診することが重要です。
正しい使い方
敏感肌やアレルギー体質の方は、必ずパッチテストを行ってから使用することが推奨されます。このパッチテストを実施することで、かぶれや赤みなどの肌トラブルを未然に防ぐことができるため、非常に重要です。
眉ティントを使用する際には、洗顔後などで肌を清潔に保ち、眉毛やその周辺に水分や油分が残っていない状態に整えることが必要です。
次に、眉毛ティントの液を塗布します。この際、眉山から塗り始めると失敗が少ないと言われています。
また、塗る量が少ないと、剥がす際にちぎれやすくなったり、色がムラになる可能性があるため、均一に、しっかりと塗るよう心掛けましょう。
最後に、眉全体に塗布できたら、触れずに放置し、乾燥したら眉尻の方からゆっくりと剥がして仕上げます。眉ティントは通常5分程度で固まりますが、放置時間を延ばすほど色素の定着が良くなるため、2時間以上の放置をおすすめします。
このように、眉ティントには多様な種類が存在し、自分に合った製品を正しく選ぶことで、満足のいく仕上がりを実現するためのカギとなります。
また、眉ティントを使用する際には様々なメリットがある一方で、眉毛が抜けるリスクやアレルギー反応などのデメリットも考慮し、必ずその危険性を理解した上で購入を検討することが大切です。
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