敏感肌が買ってはいけない化粧水【低刺激な成分とは?】

化粧水や美容液が肌にしみてしまい、使用することができない。肌荒れを繰り返すことが多い。

敏感肌の人にとって、自分の肌にぴったり合う化粧品を探し出すことは非常に難しい課題です。
そこで今回は、敏感肌のあなたにとって特におすすめの化粧水と、逆に避けるべき化粧水の成分について詳しくご紹介していきます。

敏感肌とは?

肌の質は人それぞれ異なり、一般的には次のような種類に分類されます。

  • 普通肌
  • 乾燥肌
  • 脂性肌
  • 混合肌
  • 敏感肌
  • アトピー肌

これらの中でも特に敏感肌は、皮膚のバリア機能が低下し、肌が乾燥しやすくなっている状態を指します。これにより、外部からの刺激物やアレルギー物質、細菌などが肌に侵入しやすくなります。バリア機能の低下には、紫外線や不適切なスキンケアなどの外的要因だけでなく、睡眠不足やストレスといった内的要因も大きな影響を与えています。

したがって、敏感肌の方は、主な原因である「乾燥」から肌を保護することが不可欠です。肌をしっかりと保湿するためには、保湿力の高い化粧品を選ぶことが非常に重要です。

敏感肌におすすめの化粧水成分

さて、敏感肌の方にはどのような化粧水が適しているのでしょうか。

まずは、化粧水に含まれている成分をしっかり確認してみることが大切です。

化粧水のパッケージには、必ず成分表示が記載されています。
この成分表示は、配合されている成分が多い順に記載されているため、以下に挙げる敏感肌向けの成分が上位にあるかどうかを確認する際の参考にすると良いでしょう。

グリセリン

グリセリンは、保湿剤の一種であり、化粧品の基本成分として広く利用されています。
刺激性がほとんどないため、敏感肌の方でも肌荒れを起こしにくい成分です。ただし、ニキビができやすい肌質の方には、ニキビの原因となるアクネ菌を増やす可能性があるため、グリセリンが含まれていない化粧水を選ぶことをお勧めします。

BG

BG(ブチレングリコール)は、日本の化粧品で広く使用されている保湿剤であり、低刺激性です。グリセリンよりも軽いテクスチャーを持ち、肌を柔らかくし、バリア機能を高める効果があります。
また、抗菌作用もあるため、防腐剤の代わりに配合量を増やすことで、刺激の強いエタノールなどの防腐剤を減らすことが可能です。

セラミド

人の肌の各層には、何層もの「角層細胞」が存在し、その隙間を埋める成分が「セラミド」です。このセラミドが不足すると、肌のバリア機能が低下し、肌が乾燥して肌荒れを引き起こすことがあります。したがって、セラミドを配合した化粧水を選ぶことで、肌のバリア機能を向上させる効果が期待できるでしょう。

敏感肌が買ってはいけない化粧水成分

一方で、敏感肌には適さない成分にはどのようなものがあるのでしょうか。

エタノール

エタノールは、防腐効果や殺菌効果を持ち、防腐剤として使われることが一般的です。また、肌を引き締める効果もあるため、毛穴ケア商品にも多く使用されています。さらに、エタノールは揮発性が高く、肌に乗せると水分を蒸発させて熱を奪い、スーッとした清涼感を与えることができるため、さっぱりとした使用感を実現するために化粧水に配合されることがあります。

一見すると、非常に良い成分に思えるエタノールですが、敏感肌の方には注意が必要です。
敏感肌の方は肌のバリア機能が低下し、肌が乾燥しているため、水分を蒸発させるエタノールの揮発性の効果とは相性が良くありません。

ビタミンC

毛穴ケアや美白効果を謳った化粧水には、「ビタミンC」が含まれている商品がありますが、ビタミンCがそのまま配合されている場合と、ビタミンC誘導体が含まれている場合があります。

ビタミンCそのものは「アスコルビン酸」と記載されており、高い効果を持っていますが刺激が強いため、敏感肌の方は避けた方が良いでしょう。

敏感肌の方には、「アスコルビン酸グルコシド」という低刺激のビタミンC誘導体を含む製品をお勧めします。

ヘキサンジオール

ヘキサンジオールは防腐剤の一種であり、配合量が多くなると肌に刺激を与える可能性があります。この成分は、「パラベンフリー」の化粧品に防腐剤の代わりに使用されることが多いです。

パラベンフリーとは、パラベンというタイプの防腐剤を使用していない化粧品のことを指し、「オーガニック」や「無添加」と表記されることもあります。ですが、ここで注意が必要なのは、パラベンフリーの商品が必ずしも「防腐剤不使用」という意味ではないということです。

パラベンフリーの商品には、パラベン以外の防腐剤が使われていることが多く、代わりにこのヘキサンジオールが使用されることがあるため、敏感肌の方は成分表示をしっかり確認することが大切です。

おすすめの化粧水

プチプラの化粧水

コスメで名高いセザンヌですが、スキンケア商品も展開しており、このスキンコンディショナーは肌に刺激を与える成分が含まれておらず、しっとりとした保湿感を実現しています。さらに、大容量でありながら1,000円以下で購入できるため、コストパフォーマンスが非常に優れています。

こちらは、前述のセザンヌよりもかなりさっぱりとした使用感が特徴で、べたつきを苦手とする方や、特に夏に使用する際にもおすすめです。

ドラッグストアで買える化粧水

アトピー肌や乾燥肌の筆者が長年愛用している化粧水です。セラミド成分は含まれていませんが、アラントインという抗炎症成分が配合されています。この商品は、どのような肌状態の時でも使用できるため、お守りのような存在として家に常備しています。

価格が高めの化粧水

価格を見れば高いと感じるかもしれませんが、内容量が豊富なため、実際にはコストパフォーマンスが悪くありません。この商品は、優れた保湿力を持ち、肌にしっかりと浸透する感覚があるとの口コミも多く、女優の“田中みな実”さんも愛用しているとのことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?敏感肌に適した化粧水選びの参考になったでしょうか。
化粧水は毎日使用するアイテムですので、さまざまな商品の成分表示をじっくり確認しながら、自分の肌質に合った化粧水を見つけ出していただければと思います。

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