買ってはいけない？丸山技研のPHP-120レビュー！

家族の鍋物を格上げする33cm深型ホットプレートの実用レビュー

寒い季節にぴったりの鍋物を、手軽に幅広く楽しめるアイテムを探している方へ。今回の深型ホットプレートは、33cm の大きめサイズで、立体感のある深さが特徴です。ふっ素樹脂加工が施されたプレートは、煮込み料理から焼きものまで、こびりつきにくく洗浄性も高め。蓋には強化ガラスが用いられており、途中経過を確認しつつ温度管理を行えるのが嬉しいポイントです。

本体は、アルミニウムプレートとポリプロピレンの本体ケースによる軽さと安定感のバランスがとれており、長時間の使用でも手元の扱いやすさをキープします。外観はライトブラウンの落ち着いたカラーで、キッチンの雰囲気に自然に馴染みます。家庭用としての設計が丁寧で、丸いフォルムは置き場所を選ばず、テーブル上での使い勝手も上々です。

使用時の肝となるのが、温度調節ダイヤル式の細かなコントロール。煮込みや長時間の調理、または直火風の焼き物など、シーンごとに適切な温度を設定できます。電源は AC100V、消費電力は 1200W と家庭用コンセントで安定運用可能。コードの長さは約 1.4m、重量は約 2.9kg と、取り回しと据え置きの両立が図られています。

調理例としては、まずおでんのような煮込みを、深い鍋のように使える余裕のあるプレートでじっくり温めるのが向いています。長時間の煮込みにも耐える深さなので、野菜や練り物、魚介を一緒に煮込んでも具のバランスが崩れにくいのが魅力です。一方で、すき焼きのような脂の多い料理には、鍋内の油分の処理をこまめに考慮する必要があります。シーズンを問わず活躍しますが、鍋物系の使用が中心になる点は理解しておくと良いでしょう。

気になる点としては、まずサイズゆえの場所を要する点。台座を含む全体のボリューム感はあり、カウンター周りの配置を事前に想定しておくと無駄な動線を減らせます。お手入れはプレートと蓋の分離が容易で、日常使いにはストレスが少ないですが、深さがある分、焦げ付きがひどい場合は下処理を丁寧に行うことが望ましいです。片付け時には、片手で全体を持ち上げるよりも、二手に分けて運搬するのが安全です。

総じて、家族の団らんや友人との鍋パーティーを盛り上げる実用的な選択肢と言えます。プレート表面の滑らかさと、蓋の透明性が、料理の温度管理と仕上がりの安定感を高めてくれます。用途を限定せず、幅広い鍋物だけでなく焼き物にも対応できる点が特筆すべき長所です。使い勝手の良さと安定感を求める方には、契約買い替えの選択肢として検討価値が高いでしょう。