自宅で本格的な網焼きを実現する2枚焼き式ホットプレートの徹底レビュー
家での食卓を一段末広がりにしてくれるのが、アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ホットプレートの魅力です。網焼き風ホットプレートとして設計された本機は、2枚のプレートを組み合わせることで調理の幅を格段にアップします。2枚焼きの特徴は、焼肉プレートと平面プレートを同時並行で使える点にあり、煮物や焼き野菜を並行して進められるのが大きなメリットです。まずは基本スペックから整理すると、電源はAC100V、定格消費電力は1300Wと、短時間で熱を立ち上げられる設計です。コード長さは約1.8mと、卓上設置時の自由度が高い点も好印象でした。
本機は使用時の寸法がコンパクトな一方で、加工の厚みを増した鉄板部の安定感が光ります。製品寸法(cm)は[使用時(プレート1枚装着)]幅約48.4×奥行34.1×高さ約8、[収納時]幅約48.4×奥行34.1×高さ約14.7、コード長さは前述の約1.8m。これだけのサイズ感なら、狭いキッチンでも置き場所に困りにくいでしょう。付属品は平面プレート、焼肉プレート、水受皿、ふた、コントローラーと、基本的な要素は全て揃っています。特にコントローラーの操作系はシンプルで、温度の微調整が穏やかな変化で得られます。温度管理の安定性は、焼肉の脂が多い部分と野菜のパリッと感を両立させるのに役立ちました。
使用感のキモは「熱の伝え方」と「清掃のしやすさ」です。平面プレートは油の広がりを抑えつつ均一に熱を伝えるため、焼き色がばらつくことが少なめ。焼肉プレートは網焼き風の質感をきちんと再現してくれるので、手軽に本格派の香りを楽しめます。水受皿があるおかげで油分の飛散を抑えられ、後片付けも比較的スムーズでした。ふたの同梱は熱のこもりを抑えるのに役立ち、煮詰まりを避けたい場面にも重宝します。使用時間を長くしてもプレートの反りやワイドスペースのたわみを感じることは稀で、安定性は高い部類に入ると感じました。
ただし、良い点だけではなく、気になる点も正直に挙げておきます。重量は約5kg(付属品含む)と、取り回しの良さを重視する人にはやや重く感じる場面があるかもしれません。2枚のプレートを同時に使用する設計ゆえに、設置スペースが広めの場所を選ぶことになります。プレートの洗浄は機材を一度分解して水洗いする必要があり、細かな溝の清掃は少し手間に感じるかもしれません。とはいえ、洗浄用の水受皿が付いている点や、油跳ねを抑える工夫を考えると、日常づかいのハードルは決して高くありません。加えて、価格情報に触れる際には注意が必要です。この記事では実機の魅力と実用性を中心に評価しています。
総じて、家庭でのグルメ体験をグレードアップさせたい方には手頃で実用的な選択肢として推奨できるモデルです。デザインはスタイリッシュで、キッチンの一角を占有しても違和感が少ない点も高評価ポイント。二つのプレートを活かすことで、時間を効率的に使いつつ「焼肉と野菜を同時進行」させるスタイルが可能になります。買い換えを検討している方や、週末の家族イベントをもっと楽しくしたい方には、第一候補として検討に値する機種だと感じました。
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |




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